ドアスエード貼り&ソフトパッド化(後編)
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
12時間以上 |
1
前回の続き後編です
型を取って切り出したスエードシートです。
ステッチはダブルにしようか?悩みましたが裏紙剥がすのが難しくなるのと少しうるさい感じになるかな?と思いシングルステッチにしました。
糸は30番手を使用
最初より大分上手く縫えるようになってきました
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早速貼りたいところですが、このスエードシート貼ったことある方なら分かりますがかなりクセのあるシートでコシがなくペラペラなので裏紙剥がすと生地と生地があっという間にくっつきます…
剥がすことは可能ですがかなり強固にくっつくのと剥がすときに生地が伸びてしまいます。
特に写真の様に端がくっつくとほぼ終了でシートを無駄にしてしまいます。
実際一度失敗してシート無駄にしました(汗)
YouTube等でも沢山の失敗例が上がってますから見てみるといかに厄介なシートか分かると思います。
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失敗しながら試行錯誤した結果
このシートの最大の攻略法を見つけました
ズバリ!!
「水貼り」
することに尽きます
水貼りすることでシート同士がくっつくことを防げますし
正確な位置合わせする際にも何度でも調整が可能になります。
特に今回はステッチ入れたのでミリ単位で内装のラインに合わせなければならなかったので乾式では困難でした。
更にシートは布製なので貼り付けた後にドライヤー等で乾かせば強固に接着されます(水が染み込んで抜ける)
メーターフード等の小物等では乾式でも貼れますが大きな面を貼る場合は絶対に水貼りした方が良いと思います。
施工液は、水に中性洗剤を数滴入れるだけですのでカッティングシートと同じもので大丈夫です
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もうひとつのコツは
裏紙を全て剥がさず少しづつ剥がすことです。
ドアなどの広い面は特に裏紙剥がしながらスプレーしていき半分程度剥がしてから貼り付けしました。
水貼りと合わせて行うことでかなり成功率が上がると思います
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全体に貼り付け終わったら端の処理を行います
その前に水貼りなのでドライヤー等で充分乾燥させてからカットしないとシートがズレるので注意してください⚠️
裏側に巻き込んだら余計な部分を少しづつハサミでカットしながら張り込みます
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貼り付け後の次は今回最大の難関のカットです。
ZC33sはドアノブ部分が型押しで分離出来ないので巻き込んで貼ることが出来ません。
なので枠ギリギリで正確にカットするのですが、ここでまたこの生地の特性が問題になります。
この生地は伸びる特性があるので正確にカットしても少しでも外側に向かってテンションが掛かっているとカットした瞬間に縮んでしまい隙間が空いてしまいます…
実際長い作業の最後のここで失敗して暫く呆然としました(涙)
コツとしては、写真の様に切込みを入れてから一度シートを持ち上げてシートに掛かっているテンションを抜きます。
その後貼り込を行いしっかり圧着し乾燥させます
その後カッターで正確にカットしますがここでも失敗しやすいポイントがあります
少しカットしただけでも切れ味が落ちるので無理矢理カットすると端面がガタガタのボロボロになります(こうなったら最初からやり直しです)
生地が布製なのでカッティングシートよりすぐに切れ味が落ちます。
コツは少しでもカッターに抵抗を感じたら刃を折ってください!
シートがよれでも終わりですので充分圧着して乾燥も忘れずに
極端にいえば一辺カットしたら一度折る位で丁度良いと思います。
自分は2回目カットのときはかなり緊張して手が震えました(笑)
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上手くいくとこんな感じで隙間なくカットすることが出来ます。
ここまで長い道のりでしたがなんとか完成です
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後は内張りを戻して終了です。
おまけでキックガードも作りましたが白ステッチのテストで作ったので後で作り直し予定です。
もうひとつはドアノブ周りもピアノブラック化しましたがコレは別の整備手帳に上げることにしようと思います。
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やっと完成です!
ダッシュボードのステッチからドアまで繋がったので一体感が出てまとまりが出た気がします。
またドアノブ周りの処理もしたのでプラスチック部分が無くなりかなり高級感が上がりました。
ソフトパッドも厚みも丁度良く感触が良いのでついついドアに肘掛けたくなってしまいます(笑)
今回は前例が見つからなかったので手探りの作業になり一週間位掛かってしまいました(過去最高に大変だったかも)w
あまり同じことする人いない気もしますが、参考になったら嬉しいです
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