効果あり

先日の夜、子供のクラブお迎えの帰りに狭い下り道を走っていたところ、運悪く前から小型乗用車のカップルが登ってきてしまい、立ち往生。
前から下ってきているのがわかっているのに突っ込んできたので確信犯だと思うのですが、１０mバックしてくれればすれ違いできるのに一向に下がる気配がありません。
運転手の彼氏は微動だにしないという・・・
１m下がってくれれば農道に入る入り口がすり鉢状にあるので、少し下がってくれればいいのにわからないご様子。
助手席から彼女が降りてきて、後ろを確認しているようですが、らちが明かないので、こっちも降りて行って
声を掛けようとしたら
「すみません！バックしようにも急坂過ぎて下がれないのでどうにかしてください」
とな。
こっちはスーパーバックで３０ｍは下がらなくちゃいけないNV350キャラバンですよ？
君たちは１０ｍ下がればいいだけの小型乗用車ですよ？
運転が上手でないなら抜け道なんて通らなければいいのに。
夜１０時過ぎの話なので、こんな狭小道じゃなくても普通に走れるだろうに。
で、結局運転席の微動だにしない彼氏に声をかけ、１．５ｍ下がってもらい、農道入り口にNVの巨体を進ませたとき、
ガリっ！
っとバンパー下を擦った音が・・・・
バンパーは本来そういうものですので、あまり気にしませんが、やっぱり擦る音は気持ちよくありませんね。
大体、車高落としているので仕方ないです。
とはいえすり鉢状の入り口なんで、シャコタン車にはハードルが高く、しかもロングホイルベース。
やっぱりリアの片足浮いてしまいました・・・・
でも、そこはうちの最強機械式デフのNV350号はグイグイ農道を登るわけですよ。
そうこうしているうちに、小型車カップルはさっさと走り去ってしまい、今度はバックして出るわけですが、デフは2wayなんで、下がる時に片足浮いていても全然おK。
農道は砂利道、片足浮き状態でしたが、難なく元に戻ってクリアしましたとさ。
クラブの子供達も順番に送迎しているルートだったので仕方なく通ったわけですが、次からはすごく遠回りするルートに変更しよう。
「譲り合い精神は大事だよ」
と子供たちには声掛けして帰路に着いたのでした。

通常デフだったらもしかすると亀の子になってきたかもしれないシチュエーションだったのですが、おかげで助かりましたわ。
こういうさりげない時に効く機構ってやった甲斐があると思うのです。

結構ムカッとしたけど、車の性能的にニヤニヤしたなんとも複雑な心境の出来事でした。