何シテル？　　泣き面にハチ

そののち、ビンゴ。

商品は、会費と出品者のもの。

出品者、通常は医師。

この科の場合、家電が多かったです。カニや牛もあるけど。




で、僕も出品したんです。

１）今日からあなたも茶人。野点（のだて）用小茶碗、茶筅、宇治はかんばやしの濃茶

２）フランスノエスプリをあなたに。クリーミーな泡立ちとオリーブの香り引き立つマルセイユ石鹸2kg、　
　フランス啓蒙思想を代表するスローの教育小説『エミール』岩波版をフランスの国旗トリコロールで

　包み上げました」ってフランス料理のメニュー風に書いてみました。

こう紹介文を書いて、仲介者に手渡しました。「文は変えてくれていいよ」「いえ、そのままよむそうです」





ほう。そうなの？

１）は、日頃着物姿なので、日本文化の保守派と思われている僕をそのままに。

　お茶の道の入り口を、一人の方にでも広めようとする魂胆。それに嫌味な准教授もお茶をする

　ようですが、それへの対抗です。彼は看護師一般を「馬鹿」呼ばわりするので、復讐です。

２）これは、日本に限定されているような理解が広がる医局に、「僕はフランス人だ～」ということを

　見せ付けるための切り込み部隊。





しかしながら、

まず２）が手渡されたのだが、幹事さんの紹介

「フランスノエスプリをあなたに。クリーミーな泡立ちとオリーブの香り引き立つマルセイユ石鹸

2kg・・・」でおしまい。

つづいて１）

「のだて、ようしょう、ちゃわん。ちゃ・・・？？」

仕方ないですよ、僕「茶筅」って言っちゃいました。すると

「ちゃせん・・・とにかく抹茶のセットです」

え？




人生は、思い通りにはなりません。そういうものです。僕も丸くなったものです。




なにせ、幹事さんは、自分の演目のために、DVD映写機とスクリーンまで用意してたんですから。




僕のマイクは？