2018年11月04日
『彼らの忘却力を利用しよう』
「議員におかれましては、先ほど週刊誌で報じられました、献金疑惑についてご説明いただきたく」
「まず、記録によりますと平成27年4月に一部上場企業ゼネコンより献金があったこと、政治資金報告書に記載のとおり、これは間違いないですね」
『それはそのとおりですが、ご承知のとおり、一昨日に修正させていただきました。当時の秘書の勘違いという事でございます』
『記載のありました「献金」につきましては今週中に相手様方口座に振り込んで返金予定でございます』
「では、その一部上場企業ゼネコンより国交省に対して口利きの依頼はありましたか」
『それについては存じておりません』
「しかし、ここに国交省の会議録ですよ、議員より港湾事業について配慮の指示があったと記載されています」
『私は指示していません』
「では、誰が? 記載ではAさんが訪れたとありますが」
『それは私の事務所の秘書であります』
「議員が秘書に指示をしたのではありませんか?」
『そのような記憶はありません。事実だとすれば秘書の判断ではないでしょうか』
「ところで、その秘書ですが、当時の名簿にその秘書の名前が見当たりません。本当に秘書なのですか?」
『私設秘書でして、名簿には記載しておりませんでした。申し訳ありません。謝罪いたします』
「ではその秘書の方の給料は誰が支払っていた? 事務所の収支報告書には上がっていません。
無給だったのですか?」
『いえ、その点は記憶にありません。資料にもなくお答えのしようがありません』
「実は、手元に資料がありまして、これです。これは一部上場企業ゼネコンから、私設秘書Aさんの給料と同額の支払いが行われているという銀行振り込みの写しです。これについて何かご意見はありませんか?」
『その点に関しては、事実確認を確認したいと考えております。事務所の運営は、秘書に任せているものですから』
「委員は、収支報告書に目を通れないのですか? 印鑑は誰が押すのですか?」
『不徳の致すところです。これ以上のところは、今後、雑誌社を相手に訴訟を起こすことにしております。
裁判にかかる案件ですので、これ以上の答弁はご勘弁頂きたい』
もともと議員の不逮捕特権は、帝国憲法下のように、政治思想やそれに基づく冤罪を予防するために創設された権利だ。
それを逆手にとって、悪用する議員が増えた。
ましてや、自身の裁判権擁護のために、国民の負託に応えず、国家の利益になる真実を明らかにしようとはしない。
今後、やましい議員は、裁判を起こして「裁判中ですので」と答弁から逃げるのだろうか。
安部政権の過ちの罪は大きい。取り返しがつかない。
言い逃れ、言い回し。そんな幼稚な国会。
そのうち大衆は忘れるさ。
ああ 「美しい国。日本」
痴呆再興!
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愚かな群像たち = 大衆 という 厄介者 | 日記
Posted at
2018/11/04 13:12:40
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