番外　ことばと演奏の関係性　その２

すっかり忘れてました。
タイトルを書いた頃には、語学と演奏の関連性について記すつもりでしたが、

つらつら書くうちにすっかり方向がそれて忘却の彼方に。

いいね、から見直して。ありゃ。


そこで追記します。

言語習得において、

「文法は基礎であり、必須だ。」
「日本語の文法を修めていない人が外国語を離せるようにはならない」
「残念、日本では中学受験を経ないと日本語の文法を学ばない」

じゃあ、情熱君は、文法を考えながらじゃべっているの？




だから、どもるんでしょうか？



演奏家は、習得するまでは楽譜を見て研究します。
まず表記法、附記法について学ばなければなりません。
演奏するときは暗譜でしょう。

話すときも同じことです。

誰も文法書を見ながら話なしません。
誰も辞書片手に話をしません。
誰もマニュアル片手に接客はしません。



どうしてこのような批判を食らうのでしょうか。



僕の伝えたいことがなぜ伝わらないのでしょう。

まずはことばの規則である文法を押さえる。
音符にあたる単語を覚える。
音楽のフレーズ、囲碁将棋の定石にあたる、慣用句を覚える。
実地は作文、会話（聞くと話す）。


フレーズをいくら覚えても、
「てんご弾き」の域を出ず、
「曲」にはなりません。

言葉も同じです。
論文を書いたりよんだり、
実務会話をしたり、
契約書にサインしたり、
そのためには、基礎からみっちりと。

何が間違いなのでしょう。

母国語の文法を知らずに使えているというのは、
それこそ、たくさんのフレーズを知っているからに過ぎないでしょう。
昨今の短文SNSを見れば日を見るよりも明らかです。

大衆のうちにどれほど論文作成のできる人がいるのでしょうか？