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上七軒　市照さんの　こと

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舞妓だった頃、襟かえ（舞妓から芸妓のかわる）のとき、芸妓のとき

追跡して写真を撮っている人もいるんですね。

16歳で舞妓デビュー、20で襟かえ、いま25，6。



舞妓さんの頃は、いつも笑顔で写っている。

しだいに、さめた視線をレンズに向けるようになる。

舞台でもそうだったけど、今は、遠くを見る視線が。




「ほかの舞妓と違って、笑顔を見せないときがある」

きっと通いつけた旦那だろう。

そう記してある。



そのとおり。

市照はんの表情には、視線には

凛としたものがある　悪く言えば「冷たい」





舞台の上の、「市照はん」は隣の「尚ひさはん」と好対照であった。

いつも笑顔の「尚ひさ」はん。

さめた顔の「市照はん」




市照はんは、何を見ているのだろう。

その遠い視線の先には何があるのだろう。


私は、一緒に見てみたい。





きっと苦労するんだろうな。

でも、魅力的なんだ。

医局の歓送迎会に出席してきました。

もちろん、いつもどおり和装。


年下の開業医からはブーイング。

お茶も嗜むという教授からはお褒めを。




まあ、好きだから着ているだけです。





腐すことばは飲んでおくほうがいいと思います。

大人だし、社会的にも。







単が仕立てあがるまで30日。