
結局四条通のお茶のお店が出すお店でパフェを頂いて、それでも時間が余るので
西進して高島屋のまだむこうの、チケット店で帰りの阪急の切符を買った(この努力は20円)。
木屋町松原から、川端通り沿いの脇道を進むと、タクシーがいっぱい。
開演20分前。舞妓さんを従えた男性もいる。
小雨がぱらつき、蛇の目を広げて、旦那にかける舞妓ちゃん。
それを、お前が使えと押しやる旦那。
僕には遠い世界である。
(早く本命が振り向いてくれたらいいだけの話なのであるが。これが進まない。いやあ、下手に進めないほうが。破談しなくてよいのだと思うよと、先ほどもメールしたばかりだが、このブログを読んだら、どう思うだろうか。我ながら、不思議なことをしている)
歌舞練場の前もひとがあふれ出した。3人の舞妓ちゃんがお客をお出迎えしている。
中へ入る。今日の演目の「やじきた」にあわせて、東海道中云々の版画が展示してある。
いつものことだろう。どうも、不思議に思うのだが、
女狐に騙される男の話がいつも上演されるのは、どういうわけだろうか?
ただの90分の中にさえ、夢心地にはしてもらえないのだろうか?
芸舞妓さんは女狐だろうか・・・
かもしれない。
こじんまりとした、おそらく五花街で一番かわいらしい歌舞練場だろう。
演じ手とお客の距離が近い。
幕間にとつぜん舞台から階段がつけられて私の脇を芸子さんが通り過ぎて客席で演じる。
都合、数分私にスポットが当たる。
もう・・・・
あっという間の時間であったが、2時間前に阪急電車の中で、きりりとした和装の女性がいたのだが、彼女が舞台にいたので、納得できた。
京都で、きちんとお着物を召している女性は、それは玄人はんである可能性が高い。
舞妓ちゃんの休日は洋装であろうけれども、阪急や京阪に乗っていると、実は芸舞妓さんに
出会っているかもしれない。
(演目については詳細省略)
長唄、三味線、鼓・・・、伝統芸能も乙なものです。
春の踊りのほうがよい、
甲部のほうが立派だ、
いろいろ感想を述べておられましたが、
これはこれで、よいのではないでしょうか。
すっかり日が暮れて、小雨が降っておりました。
Posted at 2014/10/10 22:27:39 | |
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京都夜話 | 日記