
リヨンから各駅停車で30分少し。
メクシミュー - ペルージュ と二つの町の名前をつなれた駅に着く。
駅前は何もない。
丘が見える、それは町の中心のよう。
メクシミューのね。
ペルージュは、左手にあるけど、ますはこちらから。
教会を改装した映画館、更に登って郵便局、教会、砦跡。
ここらが丘の頂点のようだ。
さてそろそろ左に向けて・・・
道が定かでないので、向こうから来る老人に尋ねる。
「ペルージュかい。 それはまっすぐ行って、とにかくまっすぐ行って、道が・・・だけどとにかくまっすぐだよ。
小橋を渡ってしばらくいくとペルージュの壁が見えてくるから。」
ここを左、それからまっすぐですね。
「そう。とにかくまっすぐ。道が・・・、とにかくまっすぐ」
わからないところはすっ飛ばして、「とにかくまっすぐなんだな」と。
で、丘を登る道が、曲がり角に。
1) まっすぐは地道。はっともある。いけないのか? 方向はこちらが正しいはずなのに。
2) 右は舗装路。池への道と描いてある。方向は遠回りになる。
みなさんは、このとき、どちらを選びますか?
僕は、決まっています。
1)が正解なんだろうな・・・と思いつつ、 2)でいけるところまで行く。
それは、道がなくなるとか、方向が明後日向いたとか、あるいは、引き戻せなくならない程度の距離までとか。
進むんですね。
すると、1)よりも草茫々の道になった、轍は見えるけど。これをいくのか?
ちょっと迷った。幸い崖下の家の庭で作業しているおじさんがいる。
「ペルージュはこっちですか?」
「ちがうよ。降りてぐるっと右」
「とにかく降りるんですね」
「そうだ」
さて、どこまで降りるんだ?
まさか、駅を出て左へ行く道のこと? それならば、老人の案内は嘘になる。
そういうことはなかろうと、降りて交差点。1)の道を行くことにする。
下り坂で、原っぱに出る。池も見える。
丘の上になにやら見えるぞ・・・!
これなら「小橋」もありそうだ。
池のほとりで、孫を連れて魚釣りをしている老婦人がいる。
再確認だ。
「小橋はあっちだよ。その先がペルージュさ」
OK
木陰に小橋が見える。心地よい空間だ。
抜けると放牧地の牛が見えて、丘が見える。あれが目指すペルージュだ。
10時前のペルージュは人影がない。
昼前になってようやく団体さんが現れた。
観光客の割りにレストランが多くて心配だったが (平日だけどね)
老人と荘園少女の団体さんがいくつかやてきて、急に村中がにぎやかになってしまった。
丘へと続く細い急坂を観光バスが登ってくるだ。
いずこも同じ景色なんだね・・・
ペルージュ、村を語るまでのはるか遠い道のり・・・
事項へ続く。
Posted at 2016/08/12 01:00:33 | |
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