
SNCFのかつての鉄路、リヨン東線。
リヨン パルデュー駅から真東に伸びていく路線。
廃止後に、空港が移転されて、TGVの駅もできた。
市内からのアクセスは空港バスに限られていたが、
東線を改修して、LRTが2路線通された。
それが現在のトラム T3号線 と ローヌエクスプレスである。
写真の銀の車体がT3 赤がローヌエクスプレスである。
ほぼ路線を共有するが、空港行きは途中三駅に止まるのみ。
それでも、この架線である。
日本で言えば、簡易電化。 (近畿のJRでは、小浜線、加古川線、播但線南部、桜井線、和歌山線、でみられる)
最高時速は70km/hに抑えられる。架線が揺れてパンタグラフと離れてショートしない限度の
速度に設定されるからである。
おそらく、このトラムも同じである。
市内線は日本と同じ40km/h制限と思われる(加速度が鋭い)。
T3は各駅停車で途中分岐して田舎に進む。T3停車駅は副本線があるという、トラムにしては
贅沢なつくりである (ラッシュ時にはローヌエクスプレスの追越があるのかもしれない)。
ローヌエクスプレスは、空港アクセスのための急行トラムで、
リヨン行きは途中下車のみ可。
空港行きは途中乗車のみ可、となる。
写真ではT3上下線と、ローヌエクスプレス1線の3線が見えるが、
実は、この手前にT4の上下線とホームがあり、
更に南300mにはT3のもうひとつの乗り場があり、
更に北300mにはT1が合流してくる。
合流したT1とT4はリヨン第一大学の構内を進み、なんと5つの電停を設けるという
広大な敷地なのである。
話が大きく脱線した。
リヨン東線は、トラムとして新しい歩みを始めた。
しかし、15分間隔、30分乗車は、不便である。
TERであれば、20分で結べたであろうに。
空港駅で、TGVとトラムが同じホームに並ぶ姿は、その落差に
夢半ばかなあ、という思いをいたす。
Posted at 2016/08/18 21:19:27 | |
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Fe 鉄分 | 日記