2016年09月16日
誤解のないように、もうひとつ書かせてください。
三菱の車には魅力的なものもありました。それは他のメーカーと同じことです。
ほしいなあと思わせるものがありました。
しかし、その魅力を削いでしまったのは、数々の不正です。今回の燃費に限れば、
三菱は燃費性能では劣るが、それを上回るだけの他社にはない魅力があるんだというアピールができていたでしょうか。
三菱にその自信があれば、燃費不正に手を出さなかったことでしょう。なぜ今回、繰りかえり繰り返し、三菱は燃費偽装に走ったのか。三菱ファンとしてはどうお考えになるのでしょうか。
僕が経営者なら、国交省が先導して(あるいはトヨタとタッグを組んで)、燃費偏重の車選びをするような誘導を行って世間がそれに洗脳されたと判断したとしても、それはそれ。時代の潮流にあわせた車作りをするのが商売だと、主張するでしょう。いい物を作っても売れなければ商売にならないのも事実。そうした白物家電のような車ばかりになっても面白くないのも事実。
自分の車作りのポリシーに会わないルールを勝手に作られたのだから、そんなの無視ししていいというのは、
学校なら「正に落ちこぼれ」の言い訳。
三菱は、自動車界の落ちこぼれ・・・・
先のブログ主の気持ちをなだめようと、もう一つコメントを書き始めたが、
このような展開になってきたので、掲載を断念した。
僕の中では、もう「退学処分」「懲戒解雇処分」になってしまっていて、
何の擁護もできない。
車選びは、燃費だけではない。燃費第一ではない。
そんなの分かっているさ。
HVに乗っている輩でも、燃費最優先とか環境第一とか思っているわけでもない。
流行とか、安心と信頼、とか
そういうものに流されつつ、自分の求める用途に応じて選んでいる。
消費者の求める価値にあった車作り
と
消費者に新たな価値を提案する車作り
とが
この世に受け入れられる車作りであって、
どうだ!いい車つくっただろう。買ってくれよ、
というような殿様商売が成り立つのは、
超お金持ちを相手にしたメーカーだけの特権だろう。
だれも、後ろ指指されながら、大金を叩いて車に乗りたいとは思わないのだ。
VWだって、未だに販売台数が低迷している現状がある。
三菱だって、同じことだ。
「不正」を好む人は、かなり少ない。
Posted at 2016/09/16 01:21:50 | |
トラックバック(0) |
車一般 | 日記
2016年09月16日
三菱の度重なる不正に対して、三菱ファンによる擁護ブログに当たった。
「みなさんはどう思うか」とといかけがあったので思わずコメントししてしまった。
そのコピー。(当該ブログの内容のほうが面白いのだけれど転載はできない。
賢明なるわがブログの読者は、僕のコメントから、彼の投稿内容を推察できようものと考える。
はじめまして。
結論から申しまして、三菱は許せません。
不正は不正です。
燃費偏重だからといって、不正をしてごまかしていい理由にはなりません。
車に求められる要素はたくさんあるでしょう。ひとは、自分の求めるものにあわせて車を求めればいいのです、きっとそうしているでしょう。
価格、安全性能、積載性、デザイン、使い勝手、操作性、環境性能 (思いつくままに書きましたが)
などなどさまざまな思いを受け止めるのが車選びでしょう。
もちろん、現在、国はエコカー減税なる制度で、(国が定めたところの)低燃費車を普及させる目的で、
金銭的インセンティブで、「環境対策車」に投資をしています。
それが正しい政策かどうかは、ここでは議論しません。
しかし、そうした経済的なルールがあった上で、各社は低燃費車の開発競争に曝されて、切磋琢磨しているのが現状です。
そうしたなかて、三菱には低燃費に関する技術力がなかったのですね。だから「偽装」した。
これはしてはいけないことは当たり前です。ルールが間違っているから、そのルールを無視していいというわけには参りません。ルールの変更を求めるべきですね。でなければそのルールの中でいい成績を得るように努力する。みんなそうしていますよ。勉強も仕事も。
なので、三菱の行為は許せません。たとえ悪い成績でも正々堂々と試験を受ける。カンニングはしない。
これが「日本のルール」です。この「正しいルール」を破った三菱は、日本の恥さらしです。
消えてほしい。本気で。
国交省が他のメーカーについて調査をしないのは、それは別の話です。
校則違反をしてタバコを吸っているのが見つかって指導されているものが、
「あいつも吸っているんだ」などと訴えても、それは別の話です。
今指導されているその内容をしっかりと反省することが、違反者に求められていることです。
自分の衿を正してから、他人の不正を指摘することができるというものです。
(それどころか、指導されたにもかかわらず、またまたタバコを吸っていたりするなんて、もう退学処分ものですね)
「盗人猛々しい」という言葉がありますが、今の三菱を擁護することは、正にこれに当たる。
愛するものが不正を行ったとき、言い訳による弁護で甘えさせることは、この不正を見逃すことであり、そうした甘やかしは同じ不正を生む土壌にもなります。
これだけ「不正」を繰り返した三菱に対しては毅然たる態度で臨むことが、三菱を愛するものの行いであるといえます。でないと三菱は生まれ変わりません。
三菱が、これほどに不正を繰り返す裏には、ユーザーの甘えた態度があるのだと、僕はブログで書いてきましたが、まさにここにそういう方がいらしたとは。
日本の恥とは何でしょうか?
不正を許さない毅然とした態度、これこそ日本の目指すべき態度だと思います。
JOCの献金疑惑、東京都の豊洲市場のおける不正、日々報道されるこうしたことの繰り返しに、
私は、「恥さらし」という言葉しか浮かびかません。
適正な市場ルールを求めるならそうすればいい。消費者に燃費に代わる新しい価値を提示することができるかどうか、それは三菱の力次第でしょう。
いったい日本人はどうしてしまったのだろう・・・
失礼しました。
追記:自動車関連で申しましても、ディーゼルのVW、ず~っと昔のトヨタの安全基準における日米ダブルスタンダード問題など、さまざまな問題が起こっています。
なにも三菱だけが、とか、それ以外のメーカーは、とかいう偏見は持っていないつもりです。
個別事案に応じて、なんだこのメーカーは、と判断し、そのほかいろいろな条件とあわせて車選びをしてます
Posted at 2016/09/16 01:02:54 | |
トラックバック(0) |
車一般 | 日記