2017年10月16日
週末に期日前投票に行った。
投票日に投票しないのはいつものことだ。
むすめを連れて行くのもいつものことだ。
社会見学である。
まず、受付。住民票閲覧規制がかかっているので、あたふたする受付さん。
「雨が降っているので、繋がりにくいんです。すみません」
「違いますね。住民票閲覧規制のせいですよ。毎回そうですから(笑)」
ほかのひとはそのままなのに、僕の分のPCは他から見えないように
覆われてしまったからね(笑)
次に小選挙区投票用紙を受け取る。
書かないで、投じないで、比例区投票用紙を求める。
「順番です」
「根拠法は何ですか」
「調べてきます」
選管の若者が去る
ちょっと試させていただきました。
待っている間に、むすめに
日本の投票方式とフランスの決選投票方式の意義など説明しました。
(もちろんフランス式のほうがより民意を正確に反映できるわけです。説明省略)
それと「持ち帰り」について立会人にも聞きました。
「今日は投票用紙を持ち帰りたいんですけど、いいですか(笑)
持ち帰りなんてどうやってするんでしょうね。
「それは立会人がきちんと見ていない・・・」
「ですよね。立会人のミスでもある。こんな閑散とした場所ではないけど、混雑していて
立会人も余所見をしているとかでね」
「パパ。持ち帰りって何?」
「投票せずに持って帰る」
「何のために?」
「さあ。受付の数と投票箱の中の数が合わないと、持ちかえりに勘定する」
選管の若者が戻ってくる。
「法律での決まりはなく、選管での決め事です。従っていただけませんか」
「ですよね。投票用紙の同時交付は本来できますよね。混同投票をする人がいるからですね。
とはいえ、記載台で「これを書くんだよ」なんてやっている党がありますよね。どことはいいませんけどね。どことは」
ほんま、何が公正な投票なんでしょうか。
知性のない人に投票権を与えると、いい加減な付添い人が誘導記載させるんですよね。
これを排除できないのかな。
最後は、最高裁判所判事の罷免である。
ところが広報がないので経歴が分からない。
「裁判官の広報は? いつ任命されて、いつにこんな判例を出したと書いてあるやつ」
「えっと・・・」
横から立会人のじじいが
「ないよ」
「ないわけないよ。選挙人広報と一緒に配られるよ」
「これです」と先ほどから対応している選管の若者が持ってくるけど、
何を思っているのか選挙人広報だ。
「これじゃあないよ(選挙人の投票は済んでるよ)。最高裁判官の」
「探してきます」
その合間にむすめに最高裁判事の指名、任命、罷免について説明する。
そこに再びじじい。
「ないよ」
「ないわけないよ」
「この新聞だよ」
「これは選挙人だよ」
「あの壁に貼っている・・・」
もはや無視「(あれは選挙人一覧だよ。頭も悪けりゃ、目も悪いな)」
「すみません。ようやく刷り上ったらしく、明後日届きます」
「じゃあ今日は投票せずに帰ります。この用紙返却です」
「それでは受付票を返して」 比例区および最高裁の用紙を出した人にところにある
受付票が戻されます。
「さて、このチェックを消してもらわないとね」
「はい」といって鉛筆書きされたチェックのうち最高裁のところだけ消されます。
「これじゃあ、選挙人の二つを、帰宅してから消してしまうよ。二重投票の原因にならないか。
こんな事でいいのか」
「すみません」ボールペンで書きなおす。
「受付のコンピュータ上でも、(最高裁だけ未投票と)処理しておくので大丈夫です」
「それでも、投票した投票してないと押し問答にならないか」
「まあいいや。ではこれで帰る」
そしてじじいに
「僕よりもずっと高齢の方にこういって申し訳ないが、しっかりと勉強してください」
むすめが「長かった」
二人で廊下を歩いていると、後から慌ててやってくる選管の若者
「名前を確認させてください。コンピュータ入力で必要です」
なんだそれ、わかってなかったか。
途中、会場でいってあります。
「○○(市ないし県)には厳しくすることにしているからな」
正直不甲斐ないと思っています。
現在の住所地はむすめにとっては故郷かもしれませんが
僕にとっては、人生の立ち寄りどころに過ぎません。
それでも、きっちり洗濯していくつもりです。
(もうほとんど終局面を迎えていますが)
Posted at 2017/10/16 22:20:15 | |
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