
教会前のレストランで、本日の定食を頂く。
1時過ぎ。出発と同時に雨が振り出す。
10時晴れに傘離すな、とは日本のことわざだが、フランスでも通じるのか。
歩き出すとすぐに、土砂降り。冬のスコール。
もうずぶ濡れ。
50mほど歩いただけで、ピロティのある建物に緊急避難。
教会やレストランに逃げ戻ることの考えたが、前進あるのみと。
段丘下のサンルー地区を目指している。幾筋かに分かれた運河の周りに築かれた町並み。
雨の中、進む。郵便博物館の案内を見つけたので進むが、案の定休館。
運河を見るけれど、もちろん人気はなく、ただひと番(つがい)のカモを見るのみ。
段丘下から教会を見上げながら、教会前に出てくる。
写真の十字路を今度は、鐘楼のほうに進む。ちょうど2時の鐘を聞く。
そばに市場の建物があるので、入ってみる。いろいろな食材がある。
大晦日の午後、店じまいを始めるお店もある。
小雨の中、市役所前を過ぎて、博物館に向かう。
市役所前は、ツリーもあるしスケート場もある。
むすめに滑らせたかったが、手袋を失っている。これまでに経験もなく、転倒は必定。
指先を傷つけることはできまい。見送った。
ジャコバン、という名に惹かれて入ったギャラリーも空いている店は少なく開店休業。
目的のピカルディ博物館に来たけれど工事中。
愕然。
雨の日に、ここで夕方までじっくり見学するつもりだったのに・・・。
(このあたりで、早々に切り上げて巴里に戻り、ホテル=北駅近くのサクレ=クールに行こうと考えている)
向かいが、フランス銀行。写真だけ収めて、さてどこに行こうか。
植物園や動物園は雨では面白くないだろし、大晦日・・・閉園?(確かにそうだった)
ジュール ベルヌの家があるというから、いってみようか。サーカス場を経由して。
、
雨の中を進む。サーカス場を見つける(まっすぐ行くだけのことだが)。閉館。
線路脇を進んで、ジュールベルヌの家を青年に道を尋ねながら・・・発見、閉館。
もう何をすればいいのか、分からなくなっている。
完全に雨中散歩。苦行であるだけ。
正絹の着物も、既に雨に濡れて、摺れて痛んでしまっている。ひどいものだ。
道すがら、遠くに見えた、教会二つ。レンガでできているようだ。
南仏、ばらの街トゥールーズ(レンガが多いからそういわれる)(28年前)を想い出しながら歩く。
苦行の末、15時に駅隣の映画館に辿り着いた。
傘から解放される。
少し、身体を温める。
Posted at 2018/02/06 23:58:29 | |
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