情熱開放のブログ一覧

先日、読書会に参加しました。

生まれ故郷の市立堺病院の跡地に建つ、利休と晶子の博物館。

まずは、茶室で作法を、そのまま茶室で読書会、懇親会は隣の「梅の花で」


久しぶりに高尚な会話ですね。学生時代のゼミはもっと学術的でしたが

ま、社会人となってはこれくらいがいいかな。

専門ではないわけだし。



課題は『茶の本』　もともとは英語で書かれたのを日本人は日本語訳されたものを読んでいるという

逆輸入。



中に英語でも読みました、なんていうお方も。







余談

ちなみに、帰国後に参加を決めたのも、図書が手に入ると分かったから、一晩で読み上げました。

深夜まで開いている本屋さんに在庫確認しましたが、岡倉覚三も天心も知らず、茶の本というも

お茶の本ですか？とか。

取り置いてもらっていますが、幸い図書館で英語版と抱き合わせになったものが手に入ったので、

買いもせず（岩波文庫は読み飽きた）。






本題

そしてひらめいた！　bonne　idee！

7つの言語を操る南方熊楠は斯く語った。

「助詞と出来のよい対訳本」


いやいや素人は、文法と単語、熟語を必死に覚えて、読み書き会話、そして歌唱によって

語学習得するのだが、先へ進むものは、いきなりに。



とうわけで、スペイン語の『茶の本』を手に入れた。手元に英語版、日本語版がある（借り物だ！）

それと読み比べて行くという作業。

あきらかに辞書を手にする回数が減った。

これで2ヶ月。スペイン語に親しもう。

最期の1.5ヶ月は旅行会話を必死に。



肝心の読書会、目的を達成されなかった。

高尚なる女性は、複数の女性に手を出す男子を毛嫌いするらしい。

そこで複数の女性に連絡先を聞くことになる、あるいは公開の場で一人に絞って連絡先を聞くということができなかったのである。

ああ面倒くさい。



さｔ、次回の課題図書は『狭小主義のリハビリテーション』

すでに教養主義は荼毘に伏されさえしていると考えているのに、

何せ哲学を商売にしている人たちだから、なんとかしないとね。

読み進めていると、なぜ読書されなくなたのか判る気がする。


漫画、スマホ・・・。そんなの分かっているって。

「ここ今だけ」の人間面したサルに何が出来るっていうの？

学ぶ人も専門領域から出てこないって、ま、効率主義の悪弊にもう汚染されし尽くしたよね。


さようなら、教養主義・・・


みんなが「無駄」を愛することが出来るようになったら、またお話しようね。

僕の人生、無駄だらけ。