遺伝要素が大きい。
そんなことが真実だと明かされたとしたら、ヒトは努力を怠るようになるのだろうか?
そんな怠け者は、大バカモノだ。
間違いなく努力を重ねたものに追い越されてしまい、取り返しのつかない後悔の念に押しつぶされよう。
まず、私は二つの事例を提示できよう。
ひとつは、私事だ。
高校1年の2学期から、黒板に背を向け、英和辞典は盗まれて。そのまま赤点ぎりぎりで済ませて
何とか高校は卒業(一時期は留年の危機さえ感じた)。
進学校だったから、大学には合格できた。阪大(法)B判定、大市大(法)A判定。
ぶらぶらした青年期の末に人生やり直し、背水の陣、四面楚歌にて、29歳で京大(文)A判定、阪大(医)A判定。東大は行く気がなかったから
合否判定に記載しなかったけれど、センター試験95%超の得点だと、東大も理ⅢはB判定だけど、他はA判定だったか。
ふたつめ
学説によると、知性(IQなど)は遺伝要素が50~70%だと。それを証明するかのように
文科省の学力テストで、親と子の学力の相関を調べたらば、母親と子の相関に「正の相関」があると。
「父と子」よりも強く出ると。
ゆえに、X遺伝子の座に「知性をつかさどる遺伝情報があるだろう」と推定される。
男の子は、母親譲りのX遺伝子、女の子は父と母からもらったX遺伝子。どりたが優性遺伝するのかは知らないけれど。
ここで、話は脱線して「隔世遺伝」のことに。
男子にとって、自分の持つX遺伝子は、母譲り。
そこで、娘を儲けると、娘のX遺伝子の形質の半分(実際は優劣があるからそうではないけれど)は自分のもの=自分の母親のもの。
「娘は父親似」だとすると、それは自分の母親の形質。
おお! やだやだ! あのくそばばあと 同じ行動をするわけはここにあったのかあ!
そして「息子は母親似」は当然、息子が持つX遺伝子は母譲りだもの! 息子の「知性は母親譲り」・・・
そうかあ。息子の知性は、母親の・・・。男にとって息子は自分のコピー。果たせなかった夢をたくしたい・・・
どころか、実は妻のものだった! 男にとって「妻選び」がどれだけ重要なことか!
こうして、話は元のところに戻ってくる。
いずれ知性が遺伝の要素が大きいとしても、努力が無ければ平凡にもなりかねない。
何もしないで咲く花はない、実る果実はない。
遺伝学が、形質発現は遺伝の要素が大きい、といえども、本人の努力の要素は大きい。
癌家系だから癌になるのではあるまい。
生活習慣が似か寄るので、同じ結果になるのだろう。
後天的な部分を変えていく努力が実を結ぶはずだ。
私は実体験で知っている。諦めも不平も自己責任だ。
(次章に続く。今夜はここまで)
Posted at 2019/03/16 16:37:29 | |
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わたしがおしえてあげるわよ | 日記