2020年07月30日
患者の求めのままにスクリーニングをすると「誤診」を増やす。
一時「癌と診断されたのに、癌ではなかった」「癌と診断されたが、治った」
だから、『癌は治療しなくていい」なんて論が立てられたことがあったよね。
メディアに取り上げられたことがあったよね。
それは、「癌を疑わないに人」にスクリーングをして、
本来癌でない人の20%くらいには「陽性反応」がでるのだから、
誰彼なしにスクリーニングをすれば、「疑わしきは癌」の診断が下るのだ。
逆に、症状のある人にスクリーニングをしても「陰性」で再度のスクリーニングで「陽性」になるのは、初回のときには、「病気」ではなくて、あとから「病気になった」のではなくて、患者の10%は、誤って陰性反応を出すのだから、
初回のスクリーニングで90%を補足。2回目のスクリーニングで残りの9%を補足。3回目で残りの0.9%を補足・・・となるわけだ。
だから、コロナの症状を疑う人にスクリーニングをしても「初回陰性」「2回目陽性」となる人は「9%」存在し、2回とも陰性となる人が1%存在するのであるよ。
そうした「理屈」を理解したうえで、スクリーニング=「陽性反応」や「陰性反応」を理解してください。
逆に、本当にコロナでない人に(癌でもいいけれど)
正しく陰性と判定するのは80%である。間違った陽性は20%もあるのだから。
症状無しのひとに、疑わしくないひとにスクリーニングをするのは
20%の確率で「誤診」を招く。
その陽性者に後日、治ったかな? なんてスクリーニングすると 20%のうちの20%だから全体の4%のひとには「再度陽性!」って判定が下されて、
コロナでも癌でもないのに、「あなたは病気です!」って烙印をつけられる。
4%。完全なる誤診!
みなさん、ほんとうにスクリーニングを正しく行わないことの恐ろしさを理解してください。
看護師の同僚が、「ほら陽性が出たじゃん」といいますが、わかってない。
「院内感染が怖いからと、症状のない入院予定患者にPCRをすれば、当然、コロナではない人にも20%という高確率で「陽性」が出るのですよ。」
もちろん、無症状の患者にも陽性反応は当然出るけれども。
こうやって、保健所はPCRを受ける基準を厳しくするのに、(正しいスクリーニングのために)
無知の医者、医療者どもと、愚かな大衆と、扇動するマスコミが、
「全数調査」そこまで行かずとも「検査数を増やせ」などという。
そんなの「推定有罪」である。
病院や市中あらコロナを退散できるとしても、20%もの犠牲者を出す。
それを理解したうえで行うのならそれでいい。
しかし、責任は取れよ。
その覚悟で。
僕が、これを理解できるのは、
大学で保健師の学びをし、保健師の資格を持つからかもしれない。
保健師になるためには、
公衆衛生学を学ぶからだ。
看護師でも
疫学を学び、医学部の細菌学やウイルス学に相当するものを学ぶ。
統計学も学ぶはずだ。
違いは公衆衛生学だ。
ここが他の看護師と僕の違いなのだろう。
じゃあ医者は?
どうなんだろう。
ウイルス学も公衆衛生学も、
臨床に関わるもしくは、経営にどっぷり浸かって、わすれっちまったか?
今日は、尋ねてみようか、看護師に。
スクリーニングを学びましたか?
看護師国家試験にも出たはずだからなあ。
医者は当然に学んでいる。
下層民が支配者に、それ間違い!っていっていいのかなあ。
ここは日本。愚かな社会。
いいのかなあ。
保身と真実。
どちらをとるか、
そんな迷いを強いる愚かな社会。
スクリーニングを繰り返せば、
20%+16%(陰性だった80%のうちの20%)=36%
本当に癌でない人も2回目で36%も陽性にされてしまう。
3回目は陰性者64%の20%で12.8%を上乗せ・これで半数は癌でないのに癌と診断される。
いつしかすべての人が癌にされてしまうだろう。
そう、いつしかすべての人が、コロナにされてしまうだろう!
たったの3回で半数はコロナになってしまう。
こんな誤りで人類が滅びるのだろう。
だって、愚かな大衆が主人公の社会だから!
Posted at 2020/07/30 07:51:24 | |
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わたしがおしえてあげるわよ | 日記