そういう、全うな法律論者が出てこないのが、
日本の弱点である。
「天皇は政治=立法に口出しできない」と法律に規定がある。
法律は、万民を対象として、遵守せらるるものである。
さて、今回、「老化現象」を理由に今上天皇が「退位」したいといってきた。
これがまた、広く国民は、「かわいそうだから」と同情するのだ。
もう、さっぱりやわ。
象徴天皇であるからには、命のある限り、「在位」するのが筋なのだ。
法律上、ね。
なぜならば、「天皇」という地位は
「人間みな平等」 で 「社会的地位」 や 「門地」 では 「差別されない」 とする
憲法の規定に反して、
ただその一族だけは、「皇族」 として 「特別扱い」 なのだから、
それ相応の、「お勤め」 を果たさねばならないのである。
では、なぜ、「天皇自らの意思による退位」 が認められないのか。
答えは簡単。
「もう天皇なんかやだ~」 といわれたら、 「いいですよ~」 っていえますか?
あるいは
天皇家にだって、さまざまの 「障碍児」 が誕生する可能性がある。
これまでにも、アスペルガー などを疑わせる言動のある天皇がいたものだ。
今後これらをどう扱うのか?
国務の遂行に必要なのは、「若さ」 だけではないのである。
諸外国との外交の上で、必要な知識と教養も身につけなければならない。
(専門の学問、海外留学は、当たり前)
となれば、
今上天皇の 「退位」 について やすやすと皇室典範を改正するなどということができるはずもない。
特別法たって、今上天皇の、「わがまま」 を、法制化するわけで・・・。
ああ、今後、「天皇なんかになりたくない」 っていう、皇太子が出てきたり、
とんでもない白痴の皇太子が生まれたとき、
どうするんだろうなあ・・・
天皇なんて、形ばかり、名ばかりの存在だから、なんでもいいんです。
できないことは、摂政が全部代行するので、
とにかく、心臓だけ動いていればいいんです、
っていうのが、「天皇」 の本来の役割なのに。
それを投げ打ってしまった、無責任今上天皇である。
私は彼に同情しない。
それならもっともっと早いうちから、(天皇になる前から)
退位について、考えを表明しておくべき出る。
正月の天皇謁見=国民参賀の場でもいいじゃあないか。
やっちゃえばよかったんだよ。
Posted at 2016/08/11 22:25:28 | |
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政府はいつも愚か | 日記