情熱開放のブログ一覧

旅先の食堂？宿泊施設？お土産やさん？それとも観光施設？

旅行者が支払う部分で、移動にかかる部分が一番多いと思っている。

JRや航空会社が儲ける。それでいいのかとは、いつも自問自答している。





地方振興になるとは思えない。


観光で訪問するよりも、その地域に住むということのほうがよっぽど大切なことだと僕は思う。





魅力的な地域づくりとは、観光に来てもらうことよりも、住んでもらうことだと思う。

SDJからはレンタカーで移動した。

290km程度。

自宅からKIXまで往復を加えると、1日で350km以上走っている。


それで登山をするのだから、疲れはそれなりにあって当然だろう。


今年3月、鹿児島空港から日南まで往復したときもそれくらいの距離を走ったが

それほどに疲れは感じなかった。



現行プリウスであった。あれが軽自動車だっらと思うとゾッとしない。



そして今回。くねる東北自動車道80km/h制限地区、仙台から蔵王への勾配（上りよりも下り）、

さらに旧国道112号線。

このあたりは足回りのよい車でないと辛い。



KIXに戻って、C70に乗ったときの安心感といったら。



エンジンパワーはともかく、足がしっかりしていないとどうにもならない。



そう、今回のレンタカーは、ありきたりのコンパクトカー（きっとリコール対象となるであろうモデル）。

ジュネーブで乗ったMTモデルよりも更に非力に感じる。ま、それは何とかなるのだが、

この足はどうにもならない。欧州モデルとは一味違うのであろう。



これからも、レンタカー旅が続くのだが、いささか不安になる。



軽自動車ならワークス、コンパクトならスイスポであってほしいものだ。

それ以上のサイズなら、車種はあまり問題ないように思う。





もう少し加えるなら、1日50km程度、訪問地の市街地走行だけで済むのなら軽自動車で十分だと思う。

少し郊外に足を伸ばすのなら、コンパクトで十分だ。

ところが1日に100kmも超えてくるとそうはいかないな。


近畿は瀬戸内海航路が便利で、鉄道ないし飛行機+レンタカーもいいのだが、

自家用車を船に載せるのもよいだろう。

しかし、さんふらわ～のように「弾丸旅」があると格安でレンタカーも借りれるので、

ついついマイカーを連れていくよりも半額で済むから、吝嗇家にはうってつけなのだが、

もし、3連休まるまる車移動なら、レンタカー代も船賃もさほど変わらないから、

C70を連れて行くのもいいだろう。




なにせ、今回も、屋根を開けて紅葉のトンネルを走りたかったのだがら。

16時。

これからSDJに戻る日は早すぎる。

しかし行き場はない。

とにかく戻るか。

月山ICを飛ばして西川へ向かう。

途中の道の駅には温泉があるが、むすめは寝ている。

よほど疲れたようだ。

起こして温泉に誘うが、その気はなさそうだ。

むすめを車中に置き去りにしてまで温泉に入るものではないから、先に行く。

寒河江ダム（月山湖）も、口之宮湯殿神社も、むすめは寝ている。

写真だけ撮っておく。

寒河江SAでも起きず。

往路で色々みてあったので、ももやさくらんぼのジュース（リンゴの2倍4倍の値段である）

エイのひもの（どうして寒河江なのか。タイのエイなのに・・・。それでも食べたいから買った（笑）

そして、食用菊もってのほか、を買った。

（写真だが、実際はもっと赤い。このカメラの色あいがおかしい）

その先もずっと寝ている。

山形県内も既に降り出している。

蔵王を越えると雨脚が強くなってきた。




お父さんも、眠たい。ふらふらしながら走っている自覚がある。頬を叩いても効き目は短い。

PAごとに休んで行く。

peachHPで運行状況を確認するも、定時運行である。KIXからの折り返し便のはずだか、

KIXも定時離陸している。

どこかで時間を潰すことなく、19時にはレンタカー屋さんに着かなければならない。

東北道に入って最後のPAにはいる。

フードコートによさげなものがある。

「毎回SDJで麺類を食べても仕方あるまい」とむすめを起こして誘う。

海鮮丼ばくだん、を頼むが「魚が少ない」とゴキゲン斜めだ。

最近は1000円出しても、こましなものが食べられなくなって困ったものだ。




時間に余裕があるので、長町ICで降りて4号バイパスを通って仙台郊外の町の様子を観察して

19時きっかりレンタカー屋さんに到着した。




結果、紅葉狩りとなった日帰り山形の旅であった。

月山を下山して15時過ぎてしまった。

なんと今日はここだけなのか。

後は温泉にするか・・・

それでも空港に帰るには早すぎる。

そこでナビで検索、湯殿山には30分で行けるらしい。

旧国道112号線は紅葉のトンネルであった。

見下ろす月山道路の紅葉もすばらしい。

小さな滝もある。

すれ違う車は少ない。

短い道中だが写真を撮るために幾度も停車を繰り返した。



湯殿山入り口に着いたときは15時51分。

なんと湯殿山は有料道路の先で専用バスに乗り換えるので最終16時のバスのため

15:50で料金所のゲートは閉鎖。



タッチの差で、湯殿山参拝を逃してしまったのだった。

16時。ナビでSDJを検索、17:30には着いてしまうという。

20時発の便なのに、そんなに早く着いて何をする。

さて、どうしよう。

登山。

登山したくて、出羽の国月山を選んだ。

往復6時間は、むすめにとってちょっと冒険だけど頑張れと思った。

でも、それは日帰りでは無理だ。


少しだけでも、登山体験をと、リフト下車後、1時間ばかり散策のできる麓の姥ヶ岳を選んだ。


リフト下駅で、昼食を済ませて13時半。上って降りてきて15時と時間を読んで、いざ登山。


人生初のスキーリフトを怖がるむすめ。日頃絶叫マシーンどころか、遊園地にすら行かない。

そのうちに馴れてきて、美しい草紅葉に目が行くようになってきた。

上駅からは残念、霧がかかっていて、風も強くとても寒い。真冬の装備で臨んだからその点は大丈夫だったが、

食後間近でむすめは「しんどい」を連発。標高は1500mくらいなのだが、酸欠でもあるのか。

登山道は木道で高山植物を保護している。


30分ほどの標準的なコースタイムで姥ヶ岳の山頂に着いた。山頂は平らで木道が張り巡らされている。

山頂を示す標識は登山道の分岐にあるだけで、なんともさびしい。

さびしいのは、霧に包まれて全く展望の開けぬこと。休憩しても、吹く風で体温が奪われるばかりで、

2～3個マシュマロを食べて終わり。そそくさと下山だ。


これなら、途中分岐の登山道を姥ヶ岳に登らずに、水平に進むほうが、草紅葉を楽しめたというものだが、

登山は制覇という思い込みから逃れられないのでどうしようもない。

地元民なら、また来ましょうということろだが、遠方だけに、今後の予定は未定だ。






何より、むすめの体力という問題が明らかになった。

地蔵沼散策1時間、姥ヶ岳1時間、これでばてているようでは（睡眠不足もあるのだが）

6時間に及ぶ月山登山など、よほど鍛えないといけない。