クフ王のピラミッドの頂上に「違法」に登り、
タバコをくゆらせ、のちに一緒に登った女と裸になって抱き合ったと。
元々写真家なので、それを自分のHPに掲載し、youtubeに動画を投稿したと。
動画は既に削除、写真もチェルノブイリなんて項目は閲覧可能だが、
ヌードアートの項目は完全閉鎖。
そんなの自白しているようなもの。
エジプト当局がインターポールにでも頼んで、移送するだろう。
しかし身体刑が待つなら、デンマーク当局は引き渡さない。
さて、彼らは今、どこに身を潜めているのやら。
ヨーロッパにはそんな頭の痛い人間もいれば、頭を抱えこんでいる人もたくさんいる。
フランスだ。
マクロン大統領もどうにもできないだろう。
民衆の怒りの根幹は、燃料税だけではないからだ。それは引き金でしかなかった。
逆進性の税制改革は堪忍袋をパンパンにしていたのだった。
このガス抜きは相当厄介だ。
そしてこの「デモ」に意義を理解しない日本の民衆とメディア。
みんカラでも、「自動車税の距離制導入」について、僕はフランスのデモはみてごらんと
コメントを繰り返し煽ってみたものの。
この闘争は、単なるデモに終わらない。
ちょうど50年前の1968年の5月革命を思い出すがよい。
あの時と世相が違うのであるが(全く正反対)
フランス。テロが収まったと安堵したら、今度は革命。
マクロンは歴史に名を残すが、さてどのような幕引きとするのか、それが彼の腕の見せ所となる。
任期はあと3年少しなのだから、人生のすべての力を注がなければならない。
今年の冬は巴里には行かない。
安堵もするが残念でもある。
歴史に名を残す革命を目の当たりにできずに。
政府が衿を正さないと、年越しの事態となるのは間違いない。
日頃、暴力を控える民衆が一度怒ると手に負えない。
下手をすれば2ヶ月は続くと予想する。
Posted at 2018/12/08 22:42:06 | |
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republique francaise | 日記