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2018年07月11日 イイね!

正しい魔法の使い方(マツコネ・オーディオ)

正しい魔法の使い方(マツコネ・オーディオ)昔、クルマのアフターパーツの大きな項目の一つにカーオーディオがあった。
カーナビがなかった時代の標準状態のクルマは、ラジオくらいしかついておらず、クルマを買ったらカー用品店に行って、アルパインやケインウッドのカーオーディオを買って取り付けたものだった。

クルマの中は、音楽を聴くには向いておらず、もともと「無駄な努力」だということはわかっていたのだけれど、それでもカーオーディオをどのメーカーの組み合わせにしようかとあれこれ悩んだものだ。やがて、ナビを当たり前に装備する時代になると、オーディオはナビに統合されることになり、やがてナビと共にカーオーディオがHDD化されると、CDや様々な音楽媒体を接続して鳴らすことが一般的になってしまった。

それでも、「ナビとオーディオが選べる」うちは良かった。 アテンザも初期モデルは、ナビ・オーディオが別売りで、BOSEのメーカーオプションを付け、ディーラーオプションのアルパインのカーナビを付けることができた。(発売前に買ったから、アルパインがいい音かどうか確かめる術はなく、ブランドイメージで選んだだけだ)

しかし、マツコネの時代になったら、ナビもカーオーディオもメーカーが決めたものしか選べず、それを変えることはできなくなってしまった。マツコネのナビも「優秀」とは言えないレベルだが、オーディオの方も、もう少し何とかならないのかと思ってあれこれやってみたわけである。各種の動画やWEBサイト等でも紹介されている通り、純正BOSEの中国製スピーカーは、見た目が非常に安っぽい。(実際に安物なんだから当然だ)これを見て、交換したくなる気持ちはわかるけれど、ここに手を出すと30万円コースなので、まず対処の順番を考えた方がいい。 可能な限り、標準のBOSEを使って鳴らしてみて、それでも満足いかない場合に、スピーカー交換に進む方が、コストパフォーマンスが良いと思う。


■本稿の概要
本稿は、HA-200のパーツレビューに書いたことを基に、総合的にマツコネの音を良くする手段について書いた。私はオーディオマニアではないから、細かい原理はよくわからないし、音が良くなったことを証明する方法もない。 しかし、下記の組み合わせは、投資したコストに対して、明らかに改善率が高いと感じたから、マツコネユーザに利用をお勧めしたい。 無料でできることもあるので、是非試してみてはいかがだろうか。オーディオ沼は、ロド沼以上に深いので、いくらでもムダ金は使える。でも、一定の金額を超えると、走り以上にプラシーボ効果が99%を占める世界なので、いい子は適当なところで妥協すべきだと思っている。

ポタアンは音質を改善する。特にオープン時の音質が大き改善されることがわかった。そして、メーカーオプションのBOSEは購入時に選ぶべきである。巷に流れている「BOSEは無駄だからつけなくていい」コメントは無視すべきだ。 これに変わるアンプとスピーカーを組み付けるには、相当な金額と工賃がかかるし、BOSEのアンプと純正BOSEスピーカーも、ちゃんと育てて(エージングして)やれば、それなりに鳴ることがわかった。


■音楽プレイヤー
iPhoneXとかiPhone8などのスマホが一般的なはず。 専用のハイレゾWalkmanみたいな音楽プレイヤーを使えばいい音になるのは当然で、ごく少数のマニア以外の一般人は、スマホに音楽を入れて聞いているに違いないから、きっと誰も「ハイレゾプレーヤーを使え」的な回答は望んではいまい。 なので、iPhoneを使っていい音を出す方法を試す。私は、初期モデルのiPhoneXを使っている。各種OSやソフトウエアは最新バージョンに更新してある。



 AppleのiPhone。 アンドロイドのことは知らん。


■音源
まずは、iTunesで売ってる44.1khzの有償の音楽ソースで聞いてみると良い。
自分の好きな歌手の歌なんだから、私はお金を出して買うべきだと思う。でも、音質はデータ次第だから、心意気とは関係ない。CDのサンプリング周波数と、iTunesで売ってるデータのサンプリング周波数は同じなので、理論的にはCDからデータに落としても損失はない。だが下手に自分で変換するより、直接デジタルデータを買った方がデータの損失のリスクは小さい。後述するハイレゾの音源を買うかどうかは、まず44.1Khzを聞いて満足できるかどうかで決めて良い。 少し補足しておくと、mp3など、各種のサイトでダウンロードできる音源ファイルの多くは、「不可逆式圧縮方法」で圧縮されているため、オリジナルの44.1khzに復元することができず、音質はオリジナルのCD音源よりも劣化している。



■USBケーブル
ライトニング・USBのシールドケーブルがお勧めである。デジタル信号を送るために、「カメラ用USBケーブル」を使うべしというコメントをしている所もあるが、カメラ用USBケーブルで中継してからアンプに接続するよりも直結したい。 使用する音楽再生ソフトを選べば、カメラ用USBケーブルで無理にデジタル変換する必要はなく、Appleの規格に適合したケーブルを選ぶだけでできる。私はANKERのケーブルを使用している。もちろん、純正のUSBケーブルでも良い。私は、自分で何種類かのケーブルを比較した結果、ANKER製を使っている。この差は、プラシーボ効果というか、信じる者は救われるに近いくらいの差である。ANKER製は純正品より丈夫に作られているので、クルマに置きっぱなしにしておくならば、このケーブルをお勧めしておく。


ANKER Premium USBケーブル


■音楽再生ソフト
Apple標準の音楽プレイヤー(♪マークのやつ)の使用はやめておきたい。
強力に推すのは、ONKYOのHP Playerである。AppleStoreから無償でダウンロードできる。1000円で使えるHDRのオプションがあるが、ハイレゾ音源を使うのでなければ、無理に課金する必要はない。さらに、後述するOKYOのHA-200と接続中は、この課金が免除されるので、早まって課金しないように。HA-200は、ハイレゾ音源の再生も可能だが、量子化ビット数は24bit、サンプリング周波数は96khzまでの再生能力しかないから、ハイレゾの沼(底なし沼)を極めたい人には向いてない。その沼を極めたい人は、止めないから、ONKYOなどよりも、SONY様などのスペックの高い、高級ハイレゾ専用機でがんがん行くべし。 私はそこに嵌りたくはない。

このONKYOの無料ソフトは、そのままiPhoneにイヤフォンを刺して内臓DACで聞いても違いがわかるが、デジタルデータで外部出力する前に、優秀なEQ(イコライザー)でデータをデジタルで変更できる機能が使えるところもポイントが高い。EQは素人が適当にいじるより、プリセットされている多数のEQ設定から好きなものを無料で選んで使えるし、演奏中も簡単にON/OFFできるのでお勧めだ。私はEQは使わず、ストレートで聞いているが、デジタルで確実にDACに飛ばせるので、EQを使わない人でもお勧めである。

自分でハイレゾに変換した音源や、市販のハイレゾの音源をiPhoneに載せて再生することもできる。ハイレゾ音源で聞く場合は、音響装置側もハイレゾ対応でないと折角の音が完全には生かしきれない。つまり、BOSEのアンプとスピーカーがハイレゾ対応ではないので、それなりの成果しかだせない。 とはえ、ハイレゾ音源をAUX経由で鳴らすと良い音になるので、試してみたいと思うのならば、何曲か購入して聞き比べてみてほしい。 e-ONKYO Musicでは、渡辺麻友の曲が一曲しか売られてなかったのは残念だが、柴咲コウならば、メジャーなアルバム単位でハイレゾ音源が売られている。例えば、「続・こううたう」は、アルバム1枚分14曲で3240円だから、そんなに高いわけではない。単品で買うと1曲540円する。 ハイレゾをBOSEで再生する話をしはじめると、更に話が長くなるので、今日は44.1khzの非ハイレゾ音源を再生する前提で話を進める。 一応書いておくが、ハイレゾ音源をマツコネに繋いでBOSEアンプとスピーカーで再生すると、「柴咲コウのハイレゾ音源を買ってよかったな」くらいの良さはある。多分、歌の上手な本物の歌手なら、もっと違いがあるだろうと思う。


ONKYO HP Player 
演奏中は、音源の情報はスマホにしか表示されない。
アナログで演奏している時は、画面下にボリューム調整が出る。


■ポタアン
ポタアンとは、「ポータブルアンプ」の略でその名の通り、スマホなどに繋げて持ち歩けるバッテリー内臓のデジタル→アナログ変換機能を持ったアンプのことである。「そんなことは知っている」と私も思うが、念のため。世の中には、いっぱい良いアンプがあり、あれこれ試すのはきっと楽しい。でも、それはオーディオが大好きな方々に人柱・・じゃなかった、ご評価を頂いて、その結果を拝見させて戴いて選ぶのが、素人の進む道かと。 いろんなお値段の商品が売られていて、様々なな評価があるが、NDロードスターで聞くという点を考えると、コンパクトでUSB給電をしてもノイズが乗らず、スマホが音楽再生中に充電モードになって、音楽送信処理にノイズを載せない構造になっている、ONKYOのHA-200がお勧めである。 


ONKYO HA-200本体

ゲインを上げた時の音の伸び方、マツコネ+BOSEとの相性もばっちり。ポタアンから、AUXでマツコネに入力する。ケーブルは、オーディオ用のケーブルを使うべし。これは、正月に神社にお参りに行くみたいなもの。アナログでマツコネに送るので、曲名表示などは、スマホでしか見えない。ポタアンの電源を入れる順序とUSBケーブルを接続する順序を間違えると音が出ないので、その場合は、あわてずにやり直せば良い。


ONKYO HA-200接続図。
ポタアンにUSBから給電しながら聞いてもノイズの問題は起きない。
よってスマホの電源が切れるまで再生できる。


■総合評価
パーツ紹介でも書いたが、この組み合わせでマツコネに繋がない理由はどこにもない。接続がわずかに面倒かもしれないことと、2名乗車の時にドリンクホルダーが潰れるくらいのデメリットしかない。クローズドの状態でも、明らかに音の伸びが違う。マツコネ側のボリュームを10にセットして、聞くに耐える最大に大きな音になるくらいに、ポタアンのゲインボリュームを上げるのがコツ。HA-200は75&程度のゲインで出力しても、歪を感じないので、BOSEのアンプで高いデシベルにするより、ポタアン側で引き上げておきたい。 


AUXに接続すると画面には何も表示されない

ボディ強化を施したRFは、80km/h以上でのクローズド時の路面騒音が大きくなる傾向があるが、HA-200の出力の前には、路面ノイズも勝てない。 エンジンと一緒で、スピーカーもいきなり全開にしては音が割れてしまうので、自分の好みの音楽を一定の時間かけながら、徐々に大きな音圧をかけてやることが大事である。 あの中国製BOSEのツイータとシートスピーカーであっても、中音から高音が徐々に出るようになる。ただし、ジャズやクラシックにはもともと向いてない。 それよりも、デジタル系のポップ、アイドル(あんまり歌が上手くないやつ)、ボカロ、ラップ・・といった、なんというか・・あまりお上品じゃない系な音楽の方が合っている。 他のポタアンを使うと、しっとりジャズやクラシックなどもいけるのかもしれないが、私は他のポタアンは試していないのでわからない。

そして、驚くべき差が、オープンの時だ。耳を疑うかのごとく、オープンでの音質がまったく違う。クローズドの時とも違いはするけど、iPhoneからUSB直結の時に比べて、HA-200経由の時の方が、オープン時は音質も、クリア度も、伸びも大きく違う。

他人に聞かれて恥ずかしい思いをするような音源を聞いてる方が悪いのだが、オープンで横断歩道の前に止まった時は、マツコネ側のボリュームをぐっと絞ってしまうのは、まだまだ修行がたらないのかもしれない。


ロードスターRF(HA-200装備)
Posted at 2018/07/11 23:18:49 | コメント(1) | トラックバック(0) | カーオーディオ | クルマ

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マツダ製チューニングカーとでもいうのか、色々なところが改善されて、走らせていて楽しいです。特にステアリングの反力がしっかり計算されてアシストされていて、ステアリングフィールがとても良くなってます。」
何シテル?   04/27 21:12
zato787です。よろしくお願いします。 買い替えずに増車をした結果、スポーツカー3台持ちになってしまいました。保有車両が増えて来たので、車庫を思い切って群...
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