晴レ人のブログ一覧

いつも電気自動車の搬送トラックを借りたりお世話になっている昔のレース仲間の所でレース車両作りを手伝ってきました。
クルマはロードスターの草レース仕様です。
最近は公認レースはお金が掛ってエントリーも減る一方だとか。
タイヤ性能が良くなりすぎてボディーがもたなくて補強に金が掛ってしまうらしいです。速い車は多々現れますが走る方にお金を掛けて楽しみたいものです。
お互いクルマは自分でいじって浮いたお金は走行代にまわしていたのでそんな事を言いながら作業しました。
既に機械的には作業は済んでいたので、仕上げのカッティングシート貼りをしました。
彼のお気に入りのＮＡＳＣＡＲ風で仕上がりました。
今週末西仙台ハイランドで走ります。
私はお手伝いだけで行きませんが、そのうち監督かドライバーかで参加するかもしれません。

私の書庫はいわゆるタタキになっていて床からの冷えが直接伝わってきます。
そのうえ北向きになので冬は辛いものがあります。
ここ数日で突然冬の気温になってパソコンを開くのも億劫になります。
それでもEVの車検取得に向けた書類作りを手を擦りながらしていると、絶対に使う事はないと思っていた三角関数に取り組む羽目になり、私の頭がショートしました。
妻の力を借りて（妻は理数系）なんとか最大傾斜角度を導き出しました。
これで改造箇所の強度等を説明する書類にも目処が立ち、通常の車検項目の最終チェックをしていると・・・
出た～冬のおばけ
この間まで動いていたワイパーがピクリともしません。
さあ大変基本のところがクリア出来ない状態になってしまいました。
とにかく原因究明をしなくてはいけないので、せっかく綺麗に仕上げてあったダッシュボードをばらしました。
ステアリングコラムのスイッチユニットを外して通電チェック。
やはりワイパー系には電気が来ていません。
これからまた一仕事しなければならなくなりました。
冬のおばけは寒いな～。

先日信号待ちで停まっていると、後ろから爆音をたてて大型バイクが横をすり抜けて停まりました。
これでもかと強烈な主張をしている極太マフラーから発せられている音でした。
見るとナンバープレートも天を向いていて見ることが出来ない定番仕様のお兄さんです。
・・・が次の瞬間信じられないことが起きたのです。
なんと爆音がぴたりと消えて静寂が訪れたのです。
エンストか？
しかし私はこの目で目撃しました。彼はキーを捻ってエンジンを止めたのです。
この行為はまさかあのアイドリングストップ！
いやこんな爆音兄貴にありえない・・・
しかし兄貴は信号が変わるタイミングにあわせてごく自然にキーをオンにし、スターターボタンを押して爆音を復活させて青信号と共に走り去って行きました。
私も何度か信号待ちアイドリングストップにトライした事がありますが、再スタートのタイミングが難しかったりオーディオやナビがその度に再起動されて煩わしいので、結局踏み切りや事故渋滞のときぐらいしかしなくなっていました。
頭の中では依然として爆音兄貴の行動が理解できずにいました。
ガソリンが少くガス欠寸前だったに違いない。
高騰したガソリン代に困った末の行動だろう。
まさかＣＯ２削減の為なのか・・・
環境に配慮するなら爆音はないだろうに・・・
ますます混乱する私でありました。

文化の日早朝まだ闇の中、久しぶりに運転するトラックの荷台の長さに緊張しながら路地を抜けます。
向かうのは筑波サーキット。
昔は平気だった夜中のサーキット通いも辛い歳になってきた事を実感します。
無事に定刻に到着して積載していた「Eデッキバン」を降ろします。
ほのかに明るくなってきたパドックをひんやりとした空気を纏って静かに走り出します。
電気自動車は早朝が似合います。
この静けさを壊すことなくとけ込んでゆく気がしました。
パドックは静かな活気に溢れていました。
私はデモランだけなので、指定のエリアに車両展示をして午後の走行時間を待つことになります。
レースに出るクルマはやはり華やかで性能も優れているので注目されていますが、普通のバンの展示ではあまり人も立ち止まってはくれません。
それでも何人かの方が作り方など聞きに寄ってくれて、色々説明したり話をする事ができました。
私に電気自動車製作の講習をしてくれた師匠は電気カプチーノを新たに製作してレースに出場していました。完成報告を兼ねてご挨拶に行くと、綺麗に出来ていると評価をいただき嬉しくなりました。
午後になっていよいよデモランの時間です。
エントリーは７台ありましたが実走したのは３台だけで、そのうち四輪車は私のみでさらにコース１周も私だけ。
筑波サーキット独占周回となりました。
ホームストレート上で往復２周した後、コース１周に旅立ちました。
１８年前にレースで走って以来の走行です、懐かしさと自分で作ったクルマの不安と感動が合わさって感無量でした。
しかし感動に浸ってもいられない。
ハンドリング、ブレーキ、そして加速、最高速とテストして１周を終えました。
あっという間のお披露目でしたが、自分で作って自分で運転する楽しみを感じた１日でした。