旭川市旭山動物園(北海道旭川市)
日本最北の動物園
野生のキタキツネが園内に入り込み動物が寄生虫に感染し死亡していき
人間にも感染の恐れがあるということで一時閉園
再開したものの来園者が増えず廃園の危機にまで陥った旭山動物園
この状況を打開するために日本の動物園で一般的な
動物の姿形を見せる「形態展示」ではなく
行動や生活を見せる「行動展示」を導入したことで注目を集め
人気がV字回復し年間300万人を超える入園者数を記録しました

開園前なのにチケット売り場には行列が出来てました
市営なので入園料は安いです(大人\820)
外国人旅行者も多数見かけましたね
園内はストロボ・フラッシュでのカメラ撮影は厳禁です

ぺんぎん館
館内に水中トンネルがあり
ペンギンが飛んでいるように泳ぐ姿が見れます
ということだったんですがなかなか潜ってくれませんでした
キングペンギン
ジェンツーペンギン
フンボルトペンギン
イワトビペンギン
が飼育されています

キングペンギン
体長 85~95cm
体重 12~14kg
寿命 約20年
生息地 南極周辺の島々
世界一大きいコウテイペンギン(100-130cm)に次ぐ大型のペンギン
首と胸にオレンジ色の部分があるのが特徴です
直立しての短い足でヨチヨチ歩く姿は癒されます

イワトビペンギン
体長 45~58cm
体重 2.5~3.5kg
寿命 約20年
生息地 南極周辺の島々
目の上に眉のような黄色い飾り羽が特徴です
岩場を両足揃えて飛び跳ねながら移動することから
岩飛(イワトビ)ペンギンと名付けられました
資生堂「HGスーパーハード」のCMキャラクター
ロッキーXホッパーで一躍有名になりましたね
フグ田タラオの声で整髪料つけてたペンギンは反則級のかわいさ

担当飼育員がエサを与えながら特徴などについて解説する
「もぐもぐタイム」というのがあり大変人気のイベントです
いい場所で見ようとすると30分ぐらい前から場所取りをしていました
エサを食べているのは
フンボルトペンギン
体長 65~70cm
体重 約4kg
寿命 約25年
生息地 南アメリカ沿岸
暑さにもそこそこ耐久力があるため日本で最も飼育数が多いペンギンです
エサの魚は頭から飲み込みます
逆に魚の尻尾側から与えるとウロコなどが引っかかるので
くわえなおしてから食べます
日本はペンギン飼育大国で世界中の飼育されているペンギンの
1/4は日本で飼育されています
旭山動物園では冬季の積雪のある時期に限り
ペンギンの運動不足解消のため散歩を毎日行っているそうで
人気イベントのひとつだそうです

ほっきょくぐま館
巨大なプールで飛び込む姿や泳ぐ姿を観察することが出来ます
オモチャで戯れていました
ホッキョクグマ
体長 200~300cm
体重 175~650kg
寿命 20~25年
生息地 北極圏全域
海洋性のクマで他種のクマなどに比べて体が長く
泳ぐのに適した流線型をしています
滑り止めや低温保護のため足の裏の肉球以外にも毛が生えています

あざらし館
館内には上下に通ったトンネル状の円柱水槽「マリンウェイ」を
アザラシが通り抜け特徴的な泳ぎを観察することが出来ます

ゴマフアザラシ
体長 160~170cm
体重 約100kg
寿命 25~30年
生息地 オホーツク海 ベーリング海 北海道近海
漢字で書くと「胡麻斑海豹」
名前の通りゴマのような黒い斑点が特徴です
流氷と共に移動するので冬のオホーツク海沿岸で見られ
流氷上で出産・育児をして流氷が無くなると北上します

アザラシの「もぐもぐタイム」 北海道の名産魚ホッケを与えていました
マンガ「少年アシベ」に登場するゴマフアザラシの赤ちゃん
「ゴマちゃん」が登場することで知名度が上がりました

アザラシの生息環境を再現するため オジロワシとウミネコも一緒に飼育されています
オジロワシとウミネコは交通事故によるケガで保護されましたが
片方の翼が無く飛ぶことが出来ません
ぺんぎん館 あざらし館 ほっきょくぐま館 この3館は大変混みます

もうじゅう館
ライオン アムールトラ ユキヒョウ アムールヒョウ クロヒョウ ヒグマ
6種類の猛獣たちが飼育されており様々な角度から観察することが出来ます
ユキヒョウ
体長 100~150cm
尾長 80~100cm
体重 35~55kg
寿命 約15年
生息地 ヒマラヤ チベット高原
尾は太くて長く斜面や雪上でバランスをとるのに適しています
全身は長い体毛で被われ低温の高山帯に適応しています
防寒や雪面で滑りにくくするため足の裏の肉球までもが毛で覆われています

このように頭上にヒョウが上がることもあり
足の裏の毛を観察することが出来ます
(オシッコに注意)
美しい毛皮のため密猟が相次ぎ1000頭ほどに激減しましたが
保護により5000頭ほどまでに回復しています

アムールトラ
体長 240~270cm
尾長 100~120cm
体重 100~300kg
寿命 15~20年
生息地 アムール川 ウスリー川周辺
シベリアなど極めて寒冷な地域を主な生息地としていて
トラの中で最も大型です
自然破壊により絶滅寸前の500頭ほどまでに減少しましたが
近年の保護活動により僅かながら回復傾向にあります
骨が高級酒の原料になることや美しい毛皮が高値で取引されるため
密猟も多いそうです

エゾシカの角をヘルメットにつけて
重さを体験するコーナー
シカの角はオスだけにあり毎年生え変わります
両方で3kgの重さになります
ヘルメットに六文銭つければ真田信繁(幸村)の兜になるかも

北海道産動物舎
キタキツネ
体長 62~78cm
尾長 38~44cm
体重 2.5~10kg
寿命 約6~7年
生息地 アジア東北部
本州・四国・九州に生息するホンドギツネよりも全体的にやや大きめです
アゴの下から腹部と尻尾の先が白色をしている以外は明るい茶褐色
足首と耳の裏が黒いのが特徴です
遠目に見ると犬によく似ていますが尻尾が大きく
鼻先が長いことで区別することができます
朝晩の道路や道路脇でよく見かけましたが
全体をじっくり見たのは初めてです
「キツネ目の男」などという似顔絵が出回りましたが
実際のキツネ目はかわいいですね
イヌ科だけど夜行性のためネコのような縦長の瞳孔をしています
エキノコックスという寄生虫から人間に感染する恐れがあるため
餌付けなどキタキツネと干渉しないように呼びかけられています

ワシミミズク
全長 60~75cm
翼開長 150~180cm
体重 2~4kg
寿命 約30年
生息地 ユーラシア大陸 北海道
目がオレンジ色
足先まで羽が生えています
フクロウ類で最大の大きさ
体が大きく力が強いので、もっとも強力な「夜の猛禽」と呼ばれます
フクロウとミミズクの違いは耳のような羽毛(羽角)の有無です
各地に「フクロウカフェ」というのがあるそうです
フクロウは見てても大人しそうで癒されます

オオワシ
全長 88~102cm
翼開長 220~250cm
体重 5~8kg
寿命 約30年
生息地 ロシア東部・カムチャッカ半島 北海道・本州北部
体は黒で羽の一部が白く 尾羽は白
目は黄色 嘴と足は黄色かオレンジ色
環境破壊などで数を減らし絶滅の心配があります
日本では天然記念物に指定されています
目力が凄い
ということで まだまだ動物はたくさん飼育・展示されています
旭山動物園ツアーなどもあり日本全国だけでなく世界中から観光客が訪れる
北海道の人気スポット
夏休みのお盆期間は夜の展示があり夜行性動物が活発になる姿が見れるそうです
それと冬の展示も見てみたいですね