
2015年11月22日
陸上自衛隊 今津駐屯地(滋賀県高島市)
近隣に広大な饗庭野演習場があり戦車部隊等が駐屯しています
主な部隊は74式戦車を装備し
近畿地方の防衛を担当する第3戦車大隊
東海・北陸地方の防衛を担当する第10戦車大隊

駐屯地へは
JR湖西線 近江今津駅からのシャトルバスか
演習場の特設駐車場からシャトルバスの いづれかの方法で入場します
自家用車 自転車 徒歩での入場はできません
私は駐車場からシャトルバスでの入場方法にしました
航空祭で活躍する折り畳み自転車「オフアクシスJr.号」は今回お休みです

駐車場近くに仮設トイレが多数設置されていました

シャトルバスを待ってる間に犬を散歩させているひとを発見
迷彩柄のドッグウェアがかわいい
長時間待つし足元が土なので折り畳み椅子があると便利です
さらに携帯用の充電器やコンビニコミックなどがあると暇つぶしできます
私は「こち亀」(こちら葛飾区亀有公園前派出所)や「ミナミの帝王」などを見ます

せっかくなら自衛隊風にコッチの荷台に乗せていってもらってもいいけどな・・・

シャトルバス到着 マイクロバスも含む10数台使用していましたが
長蛇の列になってました
駐屯地へはバスで山道を5分程度でした

会場配置図と時間の書かれた紙が配布されていました

観閲行進や訓練展示の見学場所を確保し
戦車試乗の整理券配布場所へ急ぎます
何回かに分かれているので
希望の試乗時間を選べます
試乗は人気のため配布開始してスグに無くなってました
観閲式まで時間があるので装備品展示を見て回ります

74式戦車 第3戦車大隊/今津駐屯地
全長 9.41m
全幅 3.18m
重量 38t
最高速度 53km/h
乗員 4名
空冷2ストローク V10ディーゼルターボ
21500cc 720馬力

戦車に登って至近距離から見ることができました
クツは脱がなくてもいいそうです
長いスカート サンダル等の服装は見学には向きません

砲塔にも登ることが出来ました
砲塔内には車長 砲手 装填手の3人が乗り込みます
右側は車長用の出入り口キューポラ
ドーム状になっていてハッチを閉めたまま頭部を出さずに周囲が見えるよう防弾ガラスが埋め込まれています
左側は装填手用ハッチ
砲塔内は狭く 砲手席へは一度 車長席に座り天井の取手に掴まり
身体を浮かせてから足元の砲手席へ滑り込むようにするそうです

砲塔は丸みを帯びた避弾経始の考え方により造られていて
撃って来た砲弾を滑らせて弾きます
装甲厚は約200mmと推定されていて
溶かした金属を型に流して造る鋳造
表面のデコボコが鋳鉄っぽい
武装は
主砲 51口径105mmライフル砲
同軸機銃 74式車載7.62mm機関銃
砲塔上部 12.7mm重機関銃M2
重機関銃は取り外してありました

アクティブ型赤外線暗視装置
赤外線フィルターを外すと夜間1500メートル先で本が読めるほど明るいけど
フィルターを装着しても直前に立つと低温やけどになるほどの熱量があるそうです
日本電気(NEC)製

車体左にはスコップ つるはし ハンマー 斧が装備されています

第3戦車大隊のシンボルマークはレッドライオン
百獣の王であり圧倒的な強さの象徴ライオンと
バックの3本線は第3戦車大隊を意味します
アデ○ダスとは無関係・・・

車体は装甲厚80mmと推定される溶接構造
左側に操縦手席があります
灯火類はヘッドライト 赤外線ライト ウィンカーが纏まって装備されていて
中央寄りにサイレンその下に管制前照灯が装備されています

履帯(キャタピラ)には舗装路のアスファルトを痛めないように
ゴムパッドがついてました
油気圧サスペンションによる姿勢変更機能があり
車高を上下に各20cmずつ変化させることができます
またサスペンションを前後左右別々に作動させることもできるため
車体全体を前後に6度ずつ左右に9度ずつ傾ける姿勢制御が可能です

軽装甲機動車 第10戦車大隊/今津駐屯地
全長 4.4m
全幅 2.04m
全高 1.85m
重量 4.5t
最高速度 100km/h
乗員 4名
水冷4ストローク 直4ディーゼルターボ
4800cc 160馬力
略称 LAV
前輪ダブルウィッシュボーン 後輪セミトレーリングアームの4輪独立懸架
4輪駆動 4速AT エアコン装備
天井のハッチから身を乗り出し 5.56mm機関銃MINIMIや01式軽対戦車誘導弾の使用が可能

オートバイ(偵察用) 第3戦車大隊/今津駐屯地
全長 2.13m
全幅 0.85m
全高 1.19m
重量 154kg
最高速度 135km/h
乗員 1名
水冷4ストローク 単気筒
249cc 24馬力
基本的にベースとなったカワサキ KLX250と変わりませんが
無線機取付用ラックやエンジンガードなどが装着されています
偵察および連絡用に使用されています
オフロードバイク 映画「ランボー1」を思ひ出す・・・

新無人偵察機システム(FFRS) 中部方面無人偵察機隊/今津駐屯地
全長 3.8m
全幅 1.2m
重量 285kg
可視・赤外線カメラを搭載した単発タービンエンジン無人ヘリコプター
プログラムによって離着陸まで含めた完全自律飛行が可能です
夜間・悪天候でも観測が可能
センサー類には自爆装置が備わっており秘匿性が保たれています
スパイ映画みたいだな・・・

地上レーダー装置1号(改) JTPS-P23 中部方面移動監視隊/今津駐屯地
高機動車に搭載して地上における車両(装輪車 装軌車)
人員などの移動目標 及び海上における艦艇を中・短距離から監視します
長いので
次回へつづく・・・
Posted at 2016/04/11 21:37:12 | |
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