
航空自衛隊創設60周年記念
航空祭 in KOMATSU
1/2からの続き
ブルーインパルス用のT-4は正式名称「戦技研究仕様機」
通常のT-4に比べて
バードストライク対策としてウインドシールドを強化
発煙装置の取り付け ラダーリミッタの制限角度変更 低高度警報装置装着 など

F-2B 戦闘機 (83-8134)
第3飛行隊/三沢基地(青森県)
訓練用の複座型
F-16戦闘機を大型化し
空対艦ミサイル4発搭載可能 世界最高の対艦攻撃能力
大型化による重量増を抑えるために
炭素繊維強化複合材(カーボンコンポジット)の主翼を世界初採用
対艦攻撃のため海上を飛ぶことが多いため
青の濃淡で塗装された「洋上迷彩」のカラーリングを採用

P-3C 哨戒機 オライオン (5080)
海上自衛隊 第3航空隊/厚木航空基地(神奈川県)
哨戒飛行中は滞空時間を伸ばすため
4発あるエンジンを1~2発止めて燃料消費を抑えます
川崎重工がロッキードからのライセンス生産

C-1 輸送機 (78-1022)
第402飛行隊/入間基地(埼玉県)
強力なエンジンにより600mの滑走路で離着陸が可能
90度近く機体を傾けての急旋回が可能なほどの高機動性

C-130H 輸送機 ハーキュリーズ (35-1071)
第401飛行隊/小牧基地(愛知県)
実際の運用はされてないけど
実験段階では航空母艦よりカタパルト無しで発艦
アレスティングワイヤー・フック無しで着艦が可能なほどの短距離離着陸性能を持つ
イラク派遣仕様は地上からの視認性を低下させるため機体を水色に塗装

F-15J 戦闘機 イーグル (72-8960)
第306飛行隊(ゴールデンイーグルス)/小松基地(石川県)
原型機の初飛行から40年以上経過した現在も世界トップクラスの性能を持つ
航空自衛隊の主力戦闘機
航空自衛隊創設60周年 特別塗装機
ゴールデンイーグルスの部隊マークをモチーフにデザイン

整備の様子
空気取入口は上方4度下方11度の可変式
異物が無いかのチェック
給油作業もしてます
第303飛行隊 第306飛行隊の特別塗装機が揃ってタキシングしてきました

ゴールデンイーグルス ファイティングドラゴン
両飛行隊長が小松市のキャラクター(ゆるキャラ)「カブッキー」と一緒に記念撮影

北国新聞社の北國フォトクイーンによる
モデル撮影会も開催

第306飛行隊 機動飛行

飛行開発実験団所属F-2Aが岐阜基地より飛来
対空機関砲VADSが空砲射撃するなか 対地攻撃デモが行われました

第303飛行隊による 編隊飛行
ランディングギア エアブレーキ アレスティングフックを展開して
3機編隊の低速飛行で航過

第4航空団 第11飛行隊/松島基地(宮城県)
ブルーインパルス
この日のアクロバット展示飛行は
1番機 編隊長 Leader
友田 要 3等空佐
2番機 左翼機 Left Wing
日高 明 1等空尉
3番機 右翼機 Right Wing
平間 広太朗 2等空尉
4番機 後尾機 Slot
立山 雄一 1等空尉
5番機 第1単独機 Lead Solo
澤村 正人 1等空尉
6番機 第2単独機 Opposing Solo
奥山 敬仁 1等空尉

ダイアモンド・テイクオフ・ダーティーターン
脚とフラップを展開したまま着陸灯も点灯
スモークを発生させ4機のダイアモンド隊形で旋回

キューピッド
5番機と6番機がアブレスト(横1列)隊形で進入し急上昇
左右に分かれループしながらハートを描き
4番機が矢を射抜くように突き抜けていく

デルタロール
6機が密集したデルタ隊形で進入
隊形を維持したまま大きくバレルロールを行う
高度な操縦技術と並外れた集中力を必要とする

スター・クロス
1~4番機 6番機が5機のデルタ隊形で進入
上向き空中開花を行い散開した後 会場上空に侵入
各機が交差しながら大空にスモークで星型を描く
スモーク発生のON/OFFのタイミングに緻密なテクニックが要求される

コーク・スクリュー
5番機と6番機がアブレスト(横1列)隊形で進入
5番機が背面飛行になった後
6番機が5番機を中心として3回のバレルロールを行い着陸態勢に入る
ブルーインパルスの演技後にはサイン会が開催されてました
長蛇の列が出来ます
質問などにも丁寧に笑顔で答えてくれます
みんなカッコイイ

3番機 平間 2尉 岩手県出身

5番機 澤村 1尉 北海道出身

6番機 奥山 1尉 鹿児島県出身
次週に開催された 浜松基地航空祭でラストフライトだったようです

結構サインもらえました 宝物です

格納庫の展示
油圧での降着装置の展開格納デモ
コクピット撮影などが行われてます

F-15Jのエンジン
F-100-IHI-100
ターボファンエンジン
石川島播磨重工(現 IHI)がプラット・アンド・ホイットニーからのライセンス生産

推力 約12万馬力(アフターバーナー使用)
直径 118cm
全長 495cm
重量 1442kg

F-100-IHI-220E
ターボファンエンジン
F-100-IHI-100の改良型
スロットル操作をデジタル制御化
燃費を大幅に改善
信頼性・耐久性は更に向上

機関砲装置 GAS
6銃身回転式20mm機関砲M61A1
4000発/分 6000発/分 の切替式
搭載弾数は約940発
砲身が加熱するため連続射撃は2秒以内

04式空対空誘導弾 AAM-5
国産の赤外線誘導 短距離空対空ミサイル

99式空対空誘導弾 AAM-4
国産の中距離空対空ミサイル
アクティブ・レーダー誘導と慣性 指令誘導を併用し
撃ちっ放し能力を持ち ミサイル発射後の誘導も可能

片付けの様子
AAM-4の重量は200kgを超えます
訓練弾だから重量はわからないけど
6人で抱えての移動
聞いたら「そんなに重くないよ」などと言ってましたが・・・
お疲れ様でした

飲食物やグッズの売店は100社以上
お昼の展示飛行が無い時などは混雑してます
帰り際はタイムセールで半額なんてこともありますが
人気あるグッズなどはスグに売り切れます

この日の来場者は13万人だったそうです
ゴミが大量に出てました
お疲れさまです
じつは お昼に国籍不明機が領空侵犯しそうだということで
ホットスクランブルが発生し2機のF-15Jが緊急発進していきました
小松基地航空祭 開催中のスクランブルは2000年にもあったそうです
スクランブルは年々増加し
航空自衛隊全体で年間500回以上にもなるそうです
日本の空は任せたぞ
Posted at 2014/10/04 07:36:44 | |
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