
日本ゲーム博物館~JAPAN GAME MUSEUM~ (愛知県犬山市)
略称:JGM

1960年~2000年までのレトロゲームを動く状態で保存している博物館です
展示内容はピンボール エレメカゲーム デパ屋ゲーム(デパートの屋上ゲーム)
テーブル筐体ゲーム 大型筐体の体感ゲーム等です

各ゲームは展示されているだけでなく
実際にプレイして体験できるようになってます
入館料を払えば動作可能になっているゲームを追加料金無しで楽しむことが出来ます
料金は時間制 1時間券 2時間券 1日券とがあります

私は1日券を購入
開館の10:00~閉館18:00まで遊べます
チケット有効時間内ならば博物館の出入りは自由です

館内の右側にあるのがピンボール テーブル筐体ゲームの展示室です
ピンボールが沢山置いてあります

映画「インディージョーンズ」をテーマにしたピンボール
これは比較的新しいもので単色LED表示ですが
展示物には点数カウンターがパタパタと動く「ザ・ベストテン」のような
反転フラップ式案内表示機を使用した古いピンボールもあります
整備もバッチリであたりまえのように動いてました

節電のため電源を落としているものも多いのですが
スイッチの場所を示した案内板があるのでそれに従いプレイできます

テーブル筐体ゲーム
喫茶店でテーブルとしても使用出来るようにとタイトーが開発したそうです

そのタイトーが開発し爆発的人気になり
社会現象を巻き起こした
タイトー 「スペースインベーダー」(1978年)
「敵キャラクターが攻撃を仕掛けてくるゲーム」としては
世界で初めて大ヒットしたゲーム
画面上方から迫り来るインベーダー(敵キャラクター)を移動砲台の自機で撃ち
全滅させることを目的とする
時々上空に母艦のUFOが出現しこれを撃ち落とすとボーナス点を獲得できる
となってますが残念ながらメンテナンス中なのか「展示品」の札があり
プレイすることが出来ませんでした
当時はインベーダーハウスと呼ばれるゲームセンターが次々に出来たり
インベーダー喫茶と呼ばれる喫茶店などが出現したそうで
100円玉が足りなくなり日本銀行が硬貨を増産したそうです

代わりに(?) スペースインベーダー亜流(パクリ)の
ワールドベンディング 「ワールドインベーダー」(1978年)
が体験機として作動してました
当時はコピー機が氾濫してたようです

テーブル筐体は側面にレバーやボタンのコントローラー部があり
水平状態のモニターを見るために かなり姿勢が悪くなりそうです
コイン投入口の周辺にボタンがありそれを押すと硬貨を入れたことになり
プレイすることが出来ます

ナムコ 「パックマン」(1980年)
プレイヤーは4方向レバーを利用し迷路内のパックマンを操作
迷路の中には性格付けされた4匹のモンスターが存在し
これらモンスター達の追跡をかわしながら
迷路内に配置されたドットを食べ尽くすとラウンドクリアとなる
レバーのみのシンプルな操作だけど
レバーを放して中立位置になっても進み続けるので難しいしゲーム性も高いです
ファミコン版でもありましたね
しかしこれは「ミズパックマン」だったようです
1982年 アメリカのナムコがオリジナルのパックマンを元に
アレンジを加えたもので
メインキャラクターが赤いリボンを付けて口紅が塗られています
また迷路の色もオリジナルは青だけどこちらはピンクです

ジュークボックスも置いてありました
シーバーグ 「SE100」(1970年)
アメリカのシーバーグ社はジュークボックス世界4大メーカーの1つ
レコード盤50枚収納 100曲の選択が出来ます

リストにはビートルズの曲や

日本のヒットした歌謡曲
山口百恵 「プレイバック パート2」
河島英五とホモ・サピエンス 「酒と泪と男と女」
来生たかお 「夢の途中-セーラー服と機関銃-」
など・・・
変わったところでは「テケテケ」でおなじみの
ベンチャーズ 「ダイヤモンド・ヘッド」や
独特の5拍子ジャズ
デイブ・ブルーベック・カルテット 「テイク・ファイブ」
等がありました

館内左側がレトロゲーム 体感ゲームの展示室
デモ画面でも賑やかです
なかでもデイトナUSAの陽気なBGMがひときわ目立ってました

セガ 「デイトナUSA」(1994年)
アメリカのストックカーレースをモデルに3DCGを使用したレースゲームです
オープニングテーマ曲はセガのサウンドクリエイターが
「デーイートォーナーァァ」とデモ画面で熱唱というものだそうです
やたらと耳に残るんだよなぁ・・・
クラッチペダルは無いけど4速H型ゲートシフトレバーや
反力ステアリングシステムがあってレーシングカーの雰囲気を味わえます
視点切換スイッチがあり運転席からの視点 車両後方からの視点などが選べます
通信システムがあり2台同時プレイで対戦することが出来
筐体を増やせば最大8人まで同時プレイが可能でした
裏技でコースを車が走るのではなく馬で走るのがあったような気が・・・

セガ 「ハングオン」(1985年)
セガを代表する「体感ゲーム」の第1弾
バイク型の筐体でハンドルの前にモニターが設置されて
筐体にまたがり傾けることにより左右に移動します
バイクのステップもありますが操作が難しいので
床に足をつけて操作してる人がほとんどでした
80年代は日本で空前のバイクブームが訪れ
ロードレース人気は頂点を極めました
GP500をモチーフにしたバイクレースゲームですが
順位の概念は無く 敵バイクは障害物としてランダムに出現し
それらを交わしながらコースをいかに早く走るかを競うものです

セガ 「アウトラン」(1986年)
真っ赤なボディに大きな画面とスピーカーを備え付けた
可動筐体は多くの人の関心を集めた
美しい音楽と次々に変化する色彩豊かなステージや
当時の名車を髣髴とさせる姿で描かれた登場する車が
大きな魅力のひとつである
自車はフェラーリ・テスタロッサをモチーフにしており
ゲーム上の最高速も当時のテスタロッサが公式発表していた293km/h
フュラーリ・テスタオッサンドナイシテマンネン=X
テスタロッサでもスパイダーのオープンカータイプでしたね
可動筐体ではハンドル操作で左右に動きコースアウトやクラッシュするとガタガタと細かく揺れます
体験機として設置してあったのはデラックス筐体で
ブレーキペダルを踏むと後部のブレーキランプが点灯してました
ゲームが始まる前にラジオで選局するというシーンがあり
3曲から選べたのですが私は「MAGICAL SOUND SHOWER」が好きでしたね
セガのゲームミュージックは名曲が多いです

セガ 「スーパーモナコGP」(1989年)
当時人気だったF-1を題材にしたレーシングゲーム
モナコグランプリと題材にはありますが
モンテカルロ市街地コースとは別物のオリジナルコースを使用してました
筐体は当時最強だったマクラーレン・ホンダをモチーフにしているようです

筐体のバックパネルに描かれてるのは
紅白のマシンに乗ったドライバー 黄色に緑の線が入ったヘルメット
アイルトン・セナっぽいですね

稼動するのはココにあるものだけといわれている貴重なゲーム機
30分だけ稼動させるということで 超久しぶりに体験してみることにしました

頭上まで覆われているエアドライブDX筐体
乗り込むようにしてコックピットへ座ります

タイトなバケットシートは空気圧で前後左右に動き
F-1の横G 加・減速Gを再現しています
エアを使用するためコンプレッサーを作動させているのですが
そのコンプレッサーの振動をエンジンの振動に見立ててます
ゲームスタート前はバケットシートに座りやすいよう画面に対してななめに向いてます

操作系には反力ステアリングシステムがあり
障害物にぶつかると振動したりコーナリング中は操作が重くなったりします
変速はステアリング裏にプレート状スイッチでギアチェンジをするパドルシフト
1989年にF-1のフェラーリ640がセミオートマチックトランスミッションとして
初採用したものをゲームにすぐさま取り入れたところが最先端でした

マシンは オートマチック 4段変速 7段変速 の3種から選択でき
馬力や最高速などの性能に差が付いてました 7速は速いけど難しいので
オートマチックでプレイしました
決勝レースはポジションリミット制で
チェックポイントを通過するごとに順位の制限が引き上げられ
その順位を下回った瞬間にリタイアになりゲームオーバーになってしまいます
画像はギリギリの8位ですね
この後 オーバーテイクされてゲームオーバーになっちゃいました・・・
当時1クレジット200円に設定されている店が多く料金高いし
設定も難しくしてるため私にはハードルが高めでした
ちょっと休憩 ということで

入口近くの飲食コーナーにはカップラーメンの自動販売機があります
こちらは別料金です
飲食コーナー以外 展示室は飲食禁止です
お湯も出てくる自販機で購入したらその場で食べることが出来ます
割り箸とお手拭も用意してありました

懐かしのビン入り清涼飲料水の自動販売機もあります

お金を投入するとロックが外れてビンを引き抜くことが出来ます
ビンをしっかり持ってチョット強めに一気に引き抜かないと取り出すことが出来ずロックがかかりお金だけ取られます
ほろ苦い思ひ出・・・

栓抜きは前面パネルにあります
王冠を引っ掛けてビンを下にコジルと

冷たいコカ・コーラを飲むことが出来ます
ビン入りコカ・コーラ ゼロもあるんですね 初めて見た
長いので次回へつづく・・・
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