• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

オフアクシスのブログ一覧

2016年12月31日 イイね!

ホットスポット伊丹 JGSDF中部方面隊 創隊56周年記念行事 第4クォーター(終)

ホットスポット伊丹 JGSDF中部方面隊 創隊56周年記念行事 第4クォーター(終)前回からの続き


観閲行進が終わってすぐにメインイベントである訓練展示の準備が始まりました

ヘルメットに赤い線が入ってるのが敵役の隊員です




主武装は96式装輪装甲車と
105mm榴弾砲M2A1

155mmりゅう弾砲FH70以前に配備されていたもので
現在は礼砲用として少数しか残っていません




前衛で警戒部隊の敵役隊員
89式小銃に薬莢受けが付いてます

自衛隊では空薬莢でも失くしたら大変なことになるようで
演習等で持ち出した弾薬と撃った後の薬莢の数が1個でも合わないと
見つかるまで探し続けるそうです




迷彩服などで野外の風景に溶け込ませることが出来ますが
素顔だと目立ちます
隊員は「顔」と認識させないため
ドーラン(カムフラージュメイク)を塗ります

ドーランの塗り方にもパターンがあるそうで当日に隊長がパターンを決め
もし違う模様にしていると敵と認識されてしまいます

化粧品メーカー クラシエ(カネボウ)から販売しています
フォー ビューティフル ヒューマンライフ




榴弾砲や戦車砲の発砲の際は非常に大きな音がします
発砲前にはビックリしないように注意喚起のプラカードが出されます
その際には耳を塞ぐなどの対策をしないと耳鳴りが続きます

耳栓もしくはティッシュをちぎって耳に詰めておく事をオススメします




観閲官の中部方面総監に報告
訓練展示が始まります

「課業開始」の信号らっぱが鳴ります




レンジャー隊員がビルの屋上からロープで降下します(懸垂降下)




その後 背後から忍び寄って格闘
ナイフで急所を突き 敵を排除しました




敵の偵察隊員が戦力状況を確認するため
陣地に潜入していますが・・・




屋上に配置された狙撃手により排除されます




敵の航空攻撃から防護するために
高射部隊が進入してきました


03式中距離地対空誘導弾(中SAM)
81式短距離地対空誘導弾(短SAM)
93式近距離地対空誘導弾(近SAM)


本来なら敵のかなり後方に配置されますが
わかりやすく展示するため近くに配置されています




攻撃に必要な情報を収集するため
偵察活動が行われます

偵察用オートバイがジャンプ台を使って進入




オートバイを盾にして敵攻撃に対して
反撃の発砲をしています




87式偵察警戒車が進入

25mm機関砲の同軸機銃
7.62mm機関銃を発砲しながら敵部隊の戦力を探ります

派手なドーナツターンを披露し去っていく偵察用オートバイ




敵の陣地などの情報を解明するため
観測ヘリコプターOH-6D(愛称:オスカー)が進入してきました

丸い機体形状から「フライング・エッグ」とも呼ばれています




敵に対する攻撃を容易にするため大砲を装備する
火力戦闘部隊が配置されます

155mmりゅう弾砲FH70

最大射程は通常弾で24km
ロケット補助推進弾で30km


高機動車をベースに改造された
重迫牽引車に牽引されてくる120mm迫撃砲も準備されます




敵の警戒部隊を駆逐するため
前衛小隊が進入してきました


軽装甲機動車

ドアを盾にして89式小銃を発砲する隊員

機密情報のため公開されてませんが
正面で12.7mm 側面で7.62mmの機関銃弾に耐えられるとのこと




火力部隊が目標地域に向けて砲撃をします


音と衝撃波を抑えるため丘の後方からの砲撃でしたが
かなりの大音量です




訓練展示で空砲ですが弾着したことにするため
発煙弾が使われます

たまらず後方に撤退する敵警戒部隊




反撃する敵陣から
105mm榴弾砲が発砲されました




前衛小隊付近に榴弾が弾着

負傷者が発生した模様




衛生科部隊が進入してきました


1・1/2t救急車

負傷者を複数収容することが出来ます

衛生科部隊は通常 戦闘行動での救護・治療任務を行いますが
近年では海外での大規模災害における国際救急活動にも派遣されて
その功績は高く評価されています




敵航空機の接近を探知した高射部隊は射撃をします


ミサイルは高価なため発射は無し
隊員の声と思われる擬音で対応

すぐさま陣地変更のため撤収作業に掛かります




敵の装甲車を撃破するため01式軽対戦車誘導弾を発射します


こちらも隊員の「シュッ」っという擬音で対応




74式戦車が進入

敵装甲車に対して砲撃します




さらに対戦車ヘリコプターAH-1S(コブラ)が飛来

対戦車ミサイルTOWにより敵装甲車を撃破します




突撃のため火力戦闘部隊が支援して
施設部隊が障害処理を行います




敵陣前の地雷を処理する
92式地雷原処理車が進入してきました


ロケット弾を発射して後部からパラシュートを開き
ロケット弾内部からワイヤーにつながれた26個の爆弾を引き出し
地雷原に落下して爆弾を起爆させ埋設された地雷を爆破処理して
地雷原内に車両が通れる通路を確保します




地雷原一帯で行動し開設した突入路を整地します


75式ドーザー
装甲されたブルドーザーで前向き後ろ向き2つの運転台があり
作業後の撤収が迅速に行えます




砲撃部隊は引き続き突撃支援射撃を行い
最終弾に合わせて突撃します

戦車部隊 普通科部隊 対戦車ヘリコプター部隊の順に突撃します




96式装輪装甲車から下車して戦闘をする普通科隊員

制圧間近




倒れる敵役隊員

「課業終了」のらっぱが鳴り響き
観閲官に報告して
訓練展示は終了です




詳しくは動画で





終了後の武器点検

弾薬のチェックも怠りません




前述のように使用済み弾薬も紛失すると大変なので
グラウンド隅々まで点検します




敵役の隊員も”死体”から復活し武器の点検をしていました



「駆け付け警護」と「宿営地の共同防護」の任務が新たに付与された自衛隊
国外の任務が増えて大変ですが
心身ともに気を付けて日々の訓練に努めてください


ということで
陸上自衛隊 中部方面隊創隊56周年記念行事でした

Posted at 2016/12/31 21:13:30 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自衛隊・ミリタリー | 趣味
2016年12月30日 イイね!

ホットスポット伊丹 JGSDF中部方面隊 創隊56周年記念行事 第3クォーター

ホットスポット伊丹 JGSDF中部方面隊 創隊56周年記念行事 第3クォーター前回からの続き

伊丹駐屯地は大阪国際空港(伊丹空港)の北西数キロの位置にあり
滑走路32からの離陸が頻繁に行われているため
上空または付近を飛行することが多いです
エンジン音で放送の音が聞こえなくなる時があります




記念式典や観閲行進 訓練展示などが行われるグラウンド
紅白幕の張られたスタンド側が正面になります

来賓や招待者の席なので
一般来場者は入場できません




来賓者スタンドの向かい側には
一般来場者のスタンドが設けられていました

展示を見るには距離がありますが
全体を見渡せるため人気のスタンドです




夜明け前までは土砂降りの雨だったので
グラウンドがぬかるんでいます

乾いていれば砂埃を抑えるために 散水車で水を撒くのですが
その必要はありません

規制ロープを張る制服姿の女性自衛官(WAC) 階級章は陸士長ですね
パンプスが泥だらけになってました・・・




観閲式に参加する部隊の一部
入場前の様子です
職種によって旗とスカーフの色が違います


藍色の旗とスカーフは中部方面後方支援隊(桂駐屯地/京都府京都市)です
後方支援は補給 整備 輸送などを行います


水色の旗とスカーフは中部方面情報隊(伊丹駐屯地/兵庫県伊丹市)
情報科は地理情報 電波傍受 諜報活動等を行います




幹部の小火器はレッグホルスターに9mm拳銃を装備します




その他の曹士は89式5.56mm小銃を携行します




観閲部隊入場


中部方面音楽隊と第3音楽隊から成る合同音楽隊
中部方面警務隊/伊丹駐屯地 (旗:銀ねずみ色)
第3特殊武器防護隊/千僧駐屯地 (金茶色)
第3偵察隊/千僧駐屯地 (橙色)
第10戦車大隊/今津駐屯地 (橙色)
第14特科群/松山駐屯地 (山吹色)
第8高射特科群/青野原駐屯地 (山吹色)
第3師団第36普通科連隊/伊丹駐屯地 (自衛隊旗/連隊旗=八条旭日旗)
第10師団第35普通科連隊/守山駐屯地 (自衛隊旗)
第13旅団第8普通科連隊/米子駐屯地 (自衛隊旗)
第14旅団第15普通科連隊/善通寺駐屯地 (自衛隊旗)
第4施設団第6施設群/豊川駐屯地 (えび茶色)
中部方面情報隊/伊丹駐屯地 (水色)
中部方面通信隊/伊丹駐屯地 (青色)
中部方面後方支援隊/桂駐屯地 (藍色)
中部方面衛生隊/伊丹駐屯地 (深緑色)
中部方面会計隊/伊丹駐屯地 (銀茶色)




観閲官である中部方面総監(陸将=中将)が各部隊を観閲して回ります


この後 来賓(政治家)の”ありがたい”祝辞が続きます・・・
暇つぶし用コンビニコミックの出番です





観閲行進が始まります

演奏は中部方面音楽隊と第3音楽隊から成る合同音楽隊




中部方面隊の担当する各府県の旗が入場します

1/2tトラックの後席には出身府県の女性自衛官が旗手として乗車しています


第10師団担当の東海・北陸地方
第3師団担当の近畿地方
第13旅団担当の中国地方
第14旅団担当の四国地方
4グループに分かれての行進です




中部方面警務隊(伊丹駐屯地/兵庫県伊丹市)


1/2tトラック 白バイ(ホンダ・CB400P) 覆面パトカー(日産・ブルーバードシルフィ)

自衛隊内の規律違反の防止 交通統制 犯罪捜査等の部内の秩序維持が任務
いわゆる憲兵やミリタリーポリス(MP)です




観閲部隊指揮官の第3師団副師団長(陸将補=少将)が搭乗する
82式指揮通信車


第3師団の司令部は伊丹駐屯地から1kmほどの至近距離にある千僧駐屯地です




第3師団第36普通科連隊(伊丹駐屯地/兵庫県伊丹市)


普通科は他国の陸軍だと歩兵です 職種を表す旗とスカーフは赤
携行火器は89式小銃 ゴーグルと防弾チョッキ(おそらく3型)を着用しています




第10師団第35普通科連隊(守山駐屯地/愛知県名古屋市)


防弾チョッキ(3型)を着用し ヘルメットに個人用暗視装置を装着
89式小銃を携行




後方の隊員は5.56mm機関銃MINIMIを携行




さらにその後方には110mm個人携帯対戦車弾を携行した隊員
それと対人狙撃銃を携行し携帯偽装網(ギリースーツ)を着用した狙撃班員

武器のバラエティーに富んでて見てて面白いです
ギリースーツ ムック(ポンキッキ)みたいだ・・・




中部方面航空隊(八尾駐屯地/大阪府八尾市) (明野駐屯地・航空学校/三重県伊勢市)




多用途ヘリコプターUH-1J(正式名称:イロコイ愛称:ヒューイ)


米国ベル・エアクラフト社が開発したものを
富士重工がライセンス生産しています





対戦車ヘリコプターAH-1S(コブラ)


上記のUH-1をベースに開発された
世界初の攻撃ヘリコプター

機首に20mm機関砲を装備し
前席に搭乗する射手のヘルメットの動きに合わせて砲身が動きます




輸送ヘリコプターCH-47J(チヌーク)


前後に回転翼(ローター)を配置したタンデムローターヘリコプター
前後のローターをそれぞれ逆回転させることによりトルクを打ち消すため
操縦安定性が高い特徴があります
約12tの物資を機外に吊り下げて運ぶことができます




第3師団第3偵察隊(千僧駐屯地/兵庫県伊丹市)


軽装甲機動車
オートバイ(偵察用)
87式偵察警戒車


87式偵察警戒車は
敵陣に射撃しながら侵入しあえて反撃を受けて敵の戦力を探る
「威力偵察」を行うための装輪装甲車です




第13旅団第8普通科連隊(米子駐屯地/鳥取県米子市)


高機動車

人員輸送と物資輸送の両方に使用できます
幌屋根でロールバーには5.56mm機関銃MINIMIを取り付けることが出来ます
この車両をベースとしたトヨタ・メガクルーザーが市販されました




第14旅団第15普通科連隊(善通寺駐屯地/香川県善通寺市)


軽装甲機動車

歩兵(陸自では普通科)といえども現代の軍隊では自動車での移動が主流(自動車化歩兵)

天井ハッチから身を乗り出し回転式銃座に備えられた防盾付き銃架に
89式小銃を据え付けることが出来ます
後方の車両は01式軽対戦車誘導弾を構えた隊員が搭乗しています




第14旅団第14特科隊(松山駐屯地/愛媛県松山市)


中砲けん引車+155mmりゅう弾砲FH70

日本の憲法では軍隊を保持することが出来ないため
自衛隊は”軍隊ではない”ということをアピールするため
砲兵を特科と呼び変えています 
ほかにも歩兵を普通科 攻撃機を支援戦闘機などと呼び変えています
自衛隊の前身 警察予備隊の頃は戦車を特車とも言っていたそうです




第3師団第3特殊武器防護隊(千僧駐屯地/兵庫県伊丹市)


NBC偵察車

N (nuclear)  核兵器/放射能兵器 
B (biological)  生物兵器
C (chemical)   化学兵器
これらに対応した装輪装甲車です

NBC兵器による広範囲の汚染地域等の状況を
検知・識別機材などによる偵察を行います




第4施設団


前方の車両は
94式水際地雷敷設装置(第304施設隊 和歌山駐屯地/和歌山県日高郡美浜町)

水際地雷(正確には機雷)を敷設する水陸両用車です


後方の車両は
92式浮橋(第102施設器材隊 大久保駐屯地/京都府宇治市)

橋脚はなく浮いた橋(浮橋:ふきょう)を架けることが可能
50tある90式戦車を渡河させることが出来ます




第3施設大隊(大久保駐屯地/京都府宇治市)


92式地雷原処理車

箱型発射装置を立てて地雷処理ロケット弾を地雷原に向けて発射し
ワイヤーにつながれた26個の爆弾を爆破させて地雷を処理する車両です
愛称:マインスイーパー
ウィンドウズについているゲームは難しい・・・




第10師団第10戦車大隊(今津駐屯地/滋賀県高島市)


74式戦車

山地の多い日本の地形に合わせ
油気圧サスペンションによる姿勢変更機能を有し 
丘などの稜線から砲塔だけを覗かせて稜線攻撃を容易にし
専守防衛思想のもとで運用され
待ち伏せ攻撃も想定に入れた74式戦車にとって都合のいい機能です


観閲行進最後の部隊が戦車隊だったので
周りの来場者もテンション上がってましたね




観閲行進の様子を撮影しました



次回へ続く・・・


Posted at 2016/12/30 01:27:48 | コメント(1) | トラックバック(0) | 自衛隊・ミリタリー | 趣味
2016年12月23日 イイね!

ホットスポット伊丹 JGSDF中部方面隊 創隊56周年記念行事 第2クォーター

ホットスポット伊丹 JGSDF中部方面隊 創隊56周年記念行事 第2クォーター前回からの続き

駐屯地に入る 3・1/2tトラックと高機動車

トラックの荷台にはベンチがあり
貨物以外に人員輸送にも使われています



装備展示 今度は車両系を見て回りました

03式中距離地対空誘導弾発射装置(第343高射中隊 青野原駐屯地/兵庫県小野市)


純国産の低空目標用中距離防空ミサイルで巡航ミサイルなどに対処可能
師団等および重要地域の防空が任務です

発射装置と運搬コンテナを兼ねる角型キャニスターに6発搭載
ミサイルは垂直発射方式です

通称:中SAM
(誘導弾本体)
全長 約4.90m
直径 約0.30m
重量 約570kg




93式近距離地対空誘導弾発射装置(第10高射特科大隊 豊川駐屯地/愛知県豊川市)


中SAM同様 師団等及び重要地域の防空を行う
純国産の低空目標用近距離対空ミサイルです

射程は推定で中SAMが50km以上 近SAMは推定8kmとのこと

照準は班長がヘルメットに取り付ける目視照準具で目標を標定し
射撃は射撃統制コンソールのジョイスティックで行います

高機動車の車体をベースに後部に4連装ランチャー2基を搭載


通称:近SAM
(誘導弾本体)
全長 約1.43m
直径 約0.08m
重量 約11.5kg




155mmりゅう弾砲FH70(第10特科連隊 豊川駐屯地/愛知県豊川市)


師団等特科部隊が装備し師団等の火力戦闘に使用するものです
長射程 補助動力装置(APU)による自走機能を有する
中口径けん引式の野戦砲です

英・独・伊 3ヶ国共同開発された牽引式榴弾砲
移動には7tトラックを改造した中砲けん引車で牽引しますが
富士重工製1800cc水平対向ガソリンエンジンによる補助動力で
短距離なら約16km/hで自走可能
射撃後に自走離脱が出来るので生存性が高められます


通称:FH70
口径 155mm
全長 (射撃時)約12.4m (走行時)約9.8m
重量 約9.8t




96式装輪装甲車(第10後方支援連隊-第2整備大隊-戦車直接支援中隊 今津駐屯地/滋賀県高島市)


普通科部隊等に装備し
比較的長距離の人員輸送等に使用

96式40mm自動てき弾銃を装備したA型と
12.7mm重機関銃M2を装備したB型があります

操縦席には箱型のガラス風防が取り付けられていますが
操縦手の疲労軽減を考慮したもので平時の長距離移動用 
演習等の際は取り外します


通称:WAPC
全長 約6.80m
全幅 約2.50m
全高 約1.90m
重量 約14.5t
最高速度 約100km/h
乗員 10名




軽装甲機動車(第35普通科連隊 守山駐屯地/愛知県名古屋市)

普通科部隊等に装備し
敵の脅威下における機動的戦闘を行うために使用される
小型の装輪装甲車です

非装甲車両のトラックや高機動車等に比べて
隊員の防御力が向上しました

1/2tトラックに比較して振動や騒音が大きく乗り心地が良くないそうです
しかしエアコンの利きは良いそうです


通称:LAV
全長 約4.40m
全幅 約2.00m
全高 約1.90m
重量 約4.5t
最高速度 約100km/h




オートバイ(偵察用) (第14普通科連隊 守山駐屯地/愛知県名古屋市)


偵察部隊等に装備し偵察または警戒を行うために使用します
敵と遭遇した場合は 立ち乗りでの射撃や車体を盾にして身を守ります

市販のカワサキKLX250にエンジン前と前照灯前に鋼鉄製のガードを追加
車体後部に無線機ラックと荷物を載せるキャリアが設置されています

演習等の際にはサイドミラーは取り外します

通称:オート
全長 約2.20m
全幅 約0.90m
全高 約1.20m
重量 約120kg
最高速度 135km/h




74式戦車 (第10戦車大隊 今津駐屯地/滋賀県高島市)


戦車部隊に装備し機動打撃の基幹または対戦車戦闘の骨幹として使用します
105mm戦車砲を搭載し砲安定装置などにより正確迅速な射撃ができます




主砲は英国ロイヤル・オードナンス社の51口径105mmライフル砲を
日本製鋼所がライセンス生産したものを装備します


砲弾に回転を加えることで弾道を安定させ命中率を高めるための
ライフリングがあるのがわかります
後継の90式戦車や10式戦車はライフリングのない滑腔砲




姿勢制御の動作展示




サスペンションには国産初の油気圧式を採用
車体を上下・前後に傾斜させて斜面でも平地同様の射撃ができます




前後±6度 左右±9度 上下20cm可動します
車体が傾いても砲身の角度は変わらないよう連動して制御されています


全長 約9.40m
全幅 約3.20m
全高 約2.30m
重量 約38t
最高速度 約53km/h




野外手術システム(第104野外病院隊 伊丹駐屯地/兵庫県伊丹市)


方面衛生部隊が保有し
手術に必要な諸機能を大型トラックに積載できるようにシェルター化し 
機動性を確保した手術(治療)室です




車台は73式大型トラックをベースとしており
手術車 手術準備車 滅菌車 衛生補給車の4つの車両で1セットになっています


海上自衛隊の「おおすみ型輸送艦」の車両甲板に展開することにより
病院船として活用することができます


手術能力 
10~15人/日
開胸 開腹 開頭術等の初期外科手術に対応




浄水セット


師団等後方支援部隊が保有し
河川および湖沼等から取水した原水中に含まれる
濁質分 細菌ウィルスおよび溶解成分等を除去して
飲用水を供給します




国際平和協力活動や災害派遣での活用実績があります



キレイな水になりますね


浄水能力 約3.5t/h
貯水能力 約10t




野外炊具1号


各部隊等が保有し 1tトレーラーに還流式炊飯器6個と
万能調理機を積載した野外炊具です

牽引走行中でも炊飯可能


全長 約4.6m
全幅 約2.30m
炊事能力  炊飯 揚げ物 200人分を約45分以内で調理




野外入浴セット(第10後方支援連隊 春日井駐屯地/愛知県春日井市)


師団等後方支援部隊が保有し
1tトレーラーに積載した野外湯沸器から 
展開した野外浴槽へ給湯釣ることにより
野外における入浴が可能です

隊員のユーモアにより暖簾には駐屯所在地にまつわる名前が付けられています
尾張地区にある春日井駐屯地ということで「尾張の湯」の暖簾が掛けられていて
足湯を体験することができます

2016年・熊本地震における入浴支援にも活躍
活動内容の写真パネルが展示してありました



災害派遣現場での自衛官は被災者のために活動し
上記の野外炊具で炊き出した温かい食料は食べず
携帯してきた戦闘糧食(レーション)等を食べ
野外入浴セットでのお風呂には入らず
別部隊と交代したころに駐屯地で入浴するそうです


私は幸い災害に遭ったことはないのですが
有事にはやはり頼りになりますね 

がんばれ自衛隊


次回へ続く・・・
Posted at 2016/12/23 20:35:00 | コメント(1) | トラックバック(0) | 自衛隊・ミリタリー | 趣味
2016年12月13日 イイね!

ホットスポット伊丹 JGSDF中部方面隊 創隊56周年記念行事 第1クォーター

ホットスポット伊丹 JGSDF中部方面隊 創隊56周年記念行事 第1クォーター陸上自衛隊 伊丹駐屯地(兵庫県伊丹市・川西市)
2016年10月09日

陸上自衛隊の5個方面隊のひとつである「中部方面隊」
東海・北陸・近畿・中国・四国 2府19県の防衛を担当します
その中部方面隊の総監部が伊丹駐屯地に置かれています

創隊記念行事ということで
各地の部隊が集結しました






開門前の早朝から並ぶ熱心な来場者
近隣の自衛隊イベントでよく見かけるので
もう数人と顔なじみになってしまいました

夜明け前までは土砂降りの雨でした




おなじみの迷彩服着たワンちゃんたち




草を付けたような偽装帽子を被った来場者




観閲式に参加する部隊の車両が続々到着


第3偵察隊(千僧駐屯地/兵庫県伊丹市)
82式指揮通信車
軽装甲機動車
偵察オートバイ


伊丹駐屯地の周辺は住宅街
一般道を走行する自衛隊車両は
見慣れてないとちょっと異様なふいんき(←何故か変換できない)です




開門時間まで飽きませんでした





開門時間になったので入場します

荷物検査はかなり念入りでした




模擬店があって大盛況
雨上がりで寒かったため暖かいものが人気だったようです




駐屯地内の厚生センター「いこい」




センター付近には銀行のATMボックスが設置されていました




館内にはコンビニエンスストア「セブンイレブン」があります




休憩スペースには真田信繁(幸村)の甲冑レプリカが展示されています

伊丹駐屯地に駐屯する第36普通科連隊のロゴマークは
真田幸村の兜をモチーフにしています
真田家の家紋「六文銭」は三途の川の渡し賃
決死の覚悟で国家・国民に忠誠を貫き最後まで護り抜く
との決意の現れだそうです




PXと呼ばれる売店があります

自衛官が官給品にプラスして訓練で使う私物や日用品 
自衛隊オリジナルグッズ お土産などが売ってます

ミリタリーショップのような感じですかね
マガジン(弾倉)ポーチや拳銃を入れるホルスター
タクティカルベストなんかも売ってました

こういう駐屯地祭ぐらいしか入れないので大盛況 
大量に買っていく人もいました




装備品の展示がありました

UAV (近距離用)

UAVとは無人航空機の事です
通称である「ドローン」のほうが馴染みがありますね

近距離偵察用に開発された小型無人機
手投げ もしくはゴムロープを使用した簡易カタパルトで発進させます
回収は胴体着陸 草地などに着陸させて損傷を防ぎます

制御装置は展示されていませんでしたが
1~2人で持ち運べるぐらいコンパクトなもののようです


JUXS-S1(日立製作所製)
全長 約0.95m
全幅 約1.55m
全高 約0.35m
重量 約4kg




01式軽対戦車誘導弾

普通科部隊に装備し
主として近距離域付近の敵戦車・装甲車を撃破するための携帯式ミサイル

赤外線画像誘導方式のためミサイルが自律的に目標に飛翔するので
射手が誘導する必要のない撃ちっぱなし能力を備えています

前後の発砲スチロールは保護用
使用時には取り外します


通称:軽MAT(川崎重工製)
全長 約0.97m
胴体直径 約0.14m
弾体重量 約11.4kg
システム重量 約17.5kg




対人狙撃銃

遠距離の人員目標に対して精密な射撃が可能
体形に合わせて肩当(ストック)部分を調整できます
暗視照準スコープもあり夜間でも狙撃可能

導入前は64式7.62mm小銃や89式5.56mm小銃に
照準眼鏡(スコープ)を取り付けて狙撃銃としていましたが
本格的な狙撃専用銃に比べて命中精度や射程距離が劣っていました

そこで米国製M24ボルトアクションライフルを対人狙撃銃として導入しています


M24 SWS(Sniper Weapon System)米国レミントン・アームズ製
口径 7.62mm
全長 約1.10m
重量 約4.7kg
給弾方式 弾倉式(5発)
作動方式 手動式(ボルトアクション)
銃口初速 868m/秒
有効射程 800m




携帯偽装網(ギリースーツ)

狙撃手が身体偽装に使用します
性能は熱・火炎からの防護
昼夜間の監視・観測から身体を偽装します

狙撃手は全国の普通科連隊に創設された狙撃班に配属されており
単独もしくは観測手(スポッター)と2人1組での行動が基本となっています
狙撃手・観測手ともにギリースーツを含む
隠密行動用戦闘装着セットが支給されていて
森林など偽装が必要な場所で活動する際はこれを着用します

春夏用(緑色系)と秋冬用(茶色系)があります




5.56mm機関銃MINIMI

主として対人用火器で小隊が前進するときに
弾幕(ブライト・ノアの好物)を張るための分隊支援火器です

小銃よりも長射程で長時間の連続射撃に耐えられる構造と
大量の弾薬を携行するために軽量化が求められます

62式7.62mm機関銃(言うこと機関銃 無いほうがマシンガン)の後継

89式5.56mm小銃や米軍のM16自動小銃と同じ弾薬を使用することで
互換性があり ベルト給弾以外にも89式とM16の弾倉もそのまま使用することができます


ミニミ軽機関銃(ベルギーFN社/住友重機械工業ライセンス生産)
口径 5.56mm
全長 約1.04m
重量 約7.0kg
給弾方式 弾倉(30発) ベルトリンク(200発)
発射速度 750~1000発/分
有効射程 1000m




89式5.56mm小銃

64式7.62mm小銃の後継として開発された国産アサルトライフルです
強化プラスチックやプレス鋼板を使用することにより軽量化・生産性が向上
64式に比べて部品点数が大幅に減り整備性も向上しました

単発と連発の切り替えの他に3発制限点射機能(スリー・ショット・バースト)があります
切り替えレバーは安全「ア」単射「タ」連射「レ」で縁起を担いで「アタレ(当たれ)」
と呼ばれています

実際は 安全「ア」→連射「レ」→3点射「3」→単射「タ」の順番


一緒に展示されているのは89式多用途銃剣
鋸刃状の峰部分と鞘を組み合わせてワイヤーカッターとしても使用が可能です
鞘部分には栓抜き 缶切り機能もあります


通称:「ハチキュウ」(豊和工業製)
口径 5.56mm
全長 約0.92m
重量 約3.5kg
給弾方式 弾倉式(20発/30発)
発射速度 650-850発/分
有効射程 500m




防弾チョッキ3型

隊員の身体防護用として着用
性能は単体で拳銃弾 砲弾破片からの防護
付加器材(セラミックプレート)を挿入すると小銃弾に対応します
難燃繊維による熱・火炎からの防護機能もあります

落水時や負傷時にすぐ脱げるようにクイックリリース機能があります

弾倉や無線 衛生キットなどを収納するポーチを装着しやすいように
布テープが多数縫い付けられています

重量 約5kg




展示してある89式小銃は本物のため
私たち一般来場者は触れることができません

モデルガンが展示してあったのでこちらは触ることが出来ました
重量は同じのようです

ずっしりと重かったです



長くなるので次回へ続く (全4回の予定・・・で収まるか?)

Posted at 2016/12/13 00:40:13 | コメント(1) | トラックバック(0) | 自衛隊・ミリタリー | 趣味
2016年12月07日 イイね!

'16-'17シーズン開幕 ホワイトピアたかす

'16-'17シーズン開幕 ホワイトピアたかすシーズン開始は定番のホワイトピアたかす(岐阜県郡上市)




コンビニに寄るのも定番のローソン郡上白鳥店

「奥美濃に滑りに来た」スイッチが入ります




鷲ヶ岳スキー場とホワイトピアたかす では
共通のリフト券が設定されていて合計26コースが滑走可能になります
鷲ヶ岳の「鷲」とホワイトピアの「ピア」を合わせて
通称「ワシトピア」


ビキニの尾根遺産と一緒に滑りたい・・・




人工コースの厚みは1m
気温は5度とわりと寒かったので
冬用のウェアで滑りました




人工コース以外にはまだ積雪はなく
コースは幅10~15m 滑走距離1000mほどです
通称「きしめん」




コース脇には人工雪を積もらせた小山が出来ています




氷を作って粒状に砕いてゲレンデに撒くアイスクラッシュシステムにより
早期からゲレンデオープンすることができます




サボって 休暇を使って平日に訪れました
リフト待ちはほとんどありませんでした




2人乗りペアリフトのみの営業

1台だけ金色の搬器があります




モーグルスキーヤーが多いとコースの端に
コブが出来ることがあるのですが この日は出来てませんでした


レールやボックス キッカーなどの設置はまだなかったけど
久しぶりに雪上で滑走できて楽しかったです




IC式リフト券は購入時に1000円の補償金が必要で
帰る際はカウンターにリフト券を返却すると補償金が返ってきます


その際にガラガラ抽選会に参加することができました

次回使えるリフト券や食堂で使えるチケットが当たるのですが・・・





白球が出てしまいハズレ
残念賞は割引チケット付きのティッシュでした




駐車料金は帰りに払う後払い方式
平日の場合は車1台につき1枚 次回使える
リフト1日引換券がもらえます
リフト割引券と温泉割引券もセットでもらえます

平日派の人は駐車料金だけで通えるお得なスキー場です




次回はいつ行こうかな?

Posted at 2016/12/07 23:17:11 | コメント(2) | トラックバック(0) | 2016-2017シーズン スキー | スポーツ

プロフィール

「白馬47

昔ほど威圧感無いビッグキッカー」
何シテル?   05/03 10:13
オフアクシスと申します HNの由来はオートビレッジに登録の際 日産ルネッサのグレードで オーテックジャパンのコンプリートカー 「アクシス」に乗ってた...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2016/12 >>

    12 3
456 78910
1112 1314151617
1819202122 2324
2526272829 30 31

リンク・クリップ

大阪KINGS 
カテゴリ:スキー スノーボード トレーニング施設
2016/04/27 23:49:54
 
神戸KINGS 
カテゴリ:スキー スノーボード トレーニング施設
2013/09/06 19:41:19
 

愛車一覧

日産 NV350キャラバン 日産 NV350キャラバン
ゲレンデエクスプレス寝台車にすべく 後部の広いキャブオーバー1BOXにしました 雪山出 ...
日産 ルネッサ 日産 ルネッサ
マイナー車魂 オートビレッジ(現みんカラ)見ていろいろ工夫してました オーテックジャパ ...
三菱 デリカD:5 三菱 デリカD:5
2012年式 CV5W 12型 ゲレンデエクスプレス仕様 最近は人手不足なのかスキー ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation