
体調が優れず、大仕事はする気にならないので最近はもっぱら引きこもりです。
ロドくんのオーディオ環境改善のために始めたアンプ&プロセッサ導入ですが、いつのまにかアンプ改造を楽しんでしまう状況にwww
以前からDACの差動オペアンプを交換したりはしていたんですが、今回は細かい部品にも手を出してみたり…
FX-AUDIO-DAC-X6Jの中身

電解コンデンサをELNA Silmic2にしました。
電源のとこは25vで良かったんですが、16vと35vしか取り扱いがなかったので35vにしたので無駄にデカい。っていうかケースにそのままじゃ入らないので横倒しw
真ん中 6本のうち2本は未だ納品がないので元のまま…
しばらくして気づいたんですが、もともとついてたのが105℃だったのに対しSILMICは85℃…ま、いっか…( ̄∀ ̄;)
ダメそうならニチコンのKAシリーズか…?
オペアンプの下の電解はバイポーラだったので、オーディオ品質だとニチコンしか見当たらず、Muse ESに。
もともとMELF抵抗がついてたんですが、Vishay VSRなんぞを入れてみたり。1本1000円の抵抗って…もったいないオバケがでそうw
前段のオペアンプOP275GをMUSES8920に。
先人に乗っかりました。
ここはSOP8でソケットになっていないので、マイクロニッパで脚をカットして(溶かして剥がすのは大変です。プリント剥がれるし)、はんだ吸い取り線で綺麗にしてからはんだ付けします。
周りにそんな邪魔になるものがないのではんだ付けは比較的楽です。フラックス塗って、左右1箇所ずつ仮付けしてから、コテ先にほんのちょっとはんだを乗せて、サッと下から上に撫でるようにプリントとチップの足をつないでいきます。
SOP-DIP基盤とかで練習してからの方がいいです。
あとは地味に、もともとついてたELNAの赤&青10uFが移動してたりします。
あと数か所、0.1uFのチップコンデンサをX7R規格に変えてます。

オペアンプ回路に発振予防にZobelフィルタを追加しました。余った0.1uFと酸金10Ωです。普通は1000pFくらいみたいですが。
並列でハイパス信号をグランド落とすだけなので、あんまり品質は気にしませんでした。

今回の聴き比べはモノラルアンプのFX-501Jで1スピーカーにしました。左右入力を中でMixしてくれますので、両chを接続。
ぶっちゃけ1スピーカーにしちゃえばプロセッサいらないじゃん、とか思ってたりもします( ̄▽ ̄)
コアキシャル1発+サブウーファーで薄いエンクロージャー作ればいいんじゃ・・・とか妄想したり。ま、サーキットで下ろせないのでやらないけどね。
501JはニチコンのKYから音響用のKAシリーズにしました。ここは気を使って105℃対応にしたのにねーw
爽やかな空色がかわゆい♪

DACのRCA出力は直結なので音量調整ようにTube-01J Limitedをかませます。
こちらは無改造。開けてみたら結構いいパーツで構成されてたので、変えても大差なさそうな予感。
ちなみにローゲインだとあんまり真空管っぽくないです、コイツ。ボリューム上げればそれなりに真空管っぽくなりますが。
スタンバイするオペアンプたちw

スピーカーはBOSE MM-101
MR2時代に乗せてたやつw
ALTECのコアキシャルもあるけど、でっかくて部屋から持ってくるの大変なので。
結構幅広く下から上まで出たりするなかなかのできるこ。
ホコリが…

オペアンプたち。
気づいたら随分増えてました。
音源はiPhoneからUSB出力です。
FLACのjazz女性ボーカル、クラシック、吹奏楽とか、AACのコブクロベストとか、録音が良い、打ち込み系じゃないやつを中心に。
で、実際聴き比べしたんですが、未だどれを使うか決めかねてるところ・・・
ちなみにオペアンプのスペック云々は詳しくはわかりませんので聞かないでw
超高級オーディオなんかも聴いたことありません。素人レビューだと思ってください。
【TI OPA2134PA】
最初についてるオペアンプ。 BB(バーブラウン)って書いてあるけどたぶん現行のテキサスインスツルメンツだとおもう。
下から上までバランス良く鳴ってくれます。やや下がしっかり出る感じ。パワフルな印象を受けました。
ただ他と比べると1枚膜がはってるような、スピーカーを通した音っぽいようなもやっと感があります。ちょっと真空管アンプに近いような感じ?
どのジャンルでもこなす印象。
【TI OPA627au 両面デュアル基盤搭載品】
王道のオーディオオペアンプ
しろくまの搭載済みのものです。値段的になんかの中古チップかな。Amazonで3800円
OPA2134の膜が剥がれたような音。クッキリというよりは、はっきりだけど優しい感じ。
やっぱり低音がしっかり出ます。上はまずまず。
JAZZのヴォーカルがほかのオペアンプより1番前面に出て聞こえます。
個人的には低中音が強くてちょっと違和感がありました。
【TI OPA1612】
SOP8なので秋月のSOP8-DIP8変換基盤に載せました。 2回路入りなので1個用意すればOK
OPA2211の後発廉価版だとか。
プロセッサに乗せるのにSOP8が欲しくて、秋月で売ってたのがコレが一番上だったので。OPA2211高いしね…11個買うのはキツいw
OPA627auと似たハッキリ優しい感じで627よりもフラットな音の出方です。気持ち中域がはっきり?個人的に好み。スネア、シンバルもキレイです。MUSESとかTHS4631よりは高音がちょっと狭い感じはしました。
これもどのジャンルもこなす印象。
費用対効果はコレが一番いい気がします。(チップ・基盤・脚で700円くらい)
【新日本無線 MUSES02】
こちらもお高くて有名なオーディオオペアンプ。3400円。何度も視聴しながら作ったシリーズらしいです。
フラットですね。満遍なく、変に強調することなくそのまま出てる感じ。音の広さはOPA627とか1612と同じくらい広いです。
これも優しい音です。唇が開く時の音とか生々しく聴こえます(他も聴こえますが)
クラシック、JAZZは良いですね。J-POP打ち込み系はちょっと物足りなく感じます。
作った音楽と生を録音した音楽がハッキリわかります。
【新日本無線MUSES03】
最新のMUSESシリーズですね。あんまりネットでは視聴レビューは見なかったり…
これは1回路なので 2個買って、秋月のDIPデュアル基盤に乗せてます。これだけで5000円越え…高い。出力250mA超えちゃいけないらしく、出力に抵抗入れてねって書いてありましたが、特に入れてないです…
MUSES02との差がわかりません…モノラルで聴いてるからかなw
左右のセパレーションがいいみたいです。ステレオアンプでも聴きましたが、うん、まぁ、確かに…くらいの感じでした(^^;;
息遣いがリアル…
【TI THS4631】
巷ではOPA627越えとか言われてるみたいなので試してみました。
普通に使うとほぼ必ず発振するらしいです。コイツを乗せるためにDACにZobelフィルタを追加しました。とりあえず発振はしていないっぽいです。
また発熱も結構するらしく、両面デュアル化ではなく片面搭載 2個をDIPデュアル基盤に載せました。全部で2500円弱。
まだエージング過程なのか、コロコロ音が変わるような気がする…
全体の印象はクッキリクリアな音、クールな音ですね。上記の優しい音とは違ういい音で好みでしょうね。
コイツが一番高音まで出てそうです。ハイレゾっぽい、高音まで出てる空気感みたいなものを感じます。(ハイレゾ環境じゃありませんけど。フルハイビジョンTVで4k映像見てる感じ?)
逆に言うならシャラシャラノイズっぽくも聴こえます。
これも全体的にフラットですね。普通に聴いたら下が物足りないかもしれません。
どれも良いです。これくらいの値段になればもう、大差無いです。
ノイズが多い車に乗せるならOPA627とか1612の方がいいのかもしれません。
でもフラットなMUSESが一番好み。
一番幅広くクッキリしたTHS4631も捨てがたいw
今回はウーファー用のモノアンプで視聴したけど、フルレンジのステレオアンプのオペアンプとの相性もありますし・・・
実際はプロセッサかますし・・・
沼だわぁ(*´ω`*)