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医療現場からの思いを書いてみようかと。

こーゆー感染症は、本当にネズミ算的に増えるから、医療現場的にはドキドキしてます。
実際、保健所からの要請も、入院数も増えています。
毎日報道されてちょっとずつ新規患者が増えてるけど、1日で退院するわけじゃないからどんどん入院患者は増えてます。


で、何が怖いかって

大半の人はただの風邪程度で終わるのに、数人に1人…
『ある日突然急激に苦しくなり』
『一気に病状が進み』
『人工呼吸器フルサポートでも耐えきれないこともある』
『ECMO管理も数に限界がある』

ってところなんですよね。
ロシアンルーレットみたい。


感染拡大予防の陰圧部屋も限られますし、
人工呼吸器を使った治療も、
ECMOでの治療もベッド数が限られます。

　機械の数ではなくマンパワー的に増やすのが難しいんです。
　イメージしやすく言うと、一般的なICUで患者2:看護師1ですが、重症COVID肺炎だと患者1:看護師1.5が必要なくらいケアが必要になります。
防護具の脱ぎ着もあるので、部屋にほぼ入りきりです。
　もちろん看護師だけで治療はできないので、『集中治療ができる医師』も必要です。
　結構勘違いしてるひとが多いんですが、『医師は万能でない』んですよ。
　車屋で考えても、板金、ターボチューン、ECUカスタム、足回り、エンジン加工、エアロ加工、オーディオカスタム・・・それぞれ得意不得意がありますよね。
　医師も一緒です。人工呼吸器がちゃんと使える医師は一握りです。


ま、簡単にはちゃんと見られるベッド数って増えないんですよ。


今のこの感染者の増加具合、激症化する割合を見てると「あぁ、こーやって医療が崩壊したんだろなー」って容易に想像できます。



「自分大丈夫だろうって思って外出して自分が感染」
「自分のせいで、家族や大切なひとたちに感染」
「そして身近な誰かが犠牲になる」

自分が感染して死ぬより、自分が感染させて死んでしまうってのを目の当たりにする方が辛いんじゃないかな。


軽率な行動は控えた方がいいとおもうよ？