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ホンダクリオ新東京主催の New レジェンド「スーパーハンドリング試乗会」の抽選に珍しく当り、味の素スタジアム（東京・調布市：家から車で10分 ^o^）でＳＨ－ＡＷＤ(Super-Handling All-Wheel-Drive)の体験をしてきました。舌っ足らずですが、折角なのでそのインプレなど。

試乗会のメニューは、以下の通りです。
(1)クローズドコースで急旋回をし、ＳＨ－ＡＷＤを体験
(2)障害物にわざと当って、衝突時の衝撃軽減システム(CMC)を体験
(3)高速道路試乗（調布IC⇔国立府中IC）
(4)BOSE 5.1 ch. サラウンドシステム体感
(5)アンケート
ＳＨ－ＡＷＤ試乗だけは１人で、あとは営業さんが助手席に乗った状態の試乗でした。

私の主な関心は(1)と(3)の運動性能にありました。結論から言うと『ＳＨ－ＡＷＤは確かにスゴイ，けど，サスの味付けは昔のまま』でした．

直線と２種類の低速コーナー、小さなＳ字という３角形の簡単な周回コースを３週するのですが、中速でコーナーに突っ込み、クリッピングを過ぎた頃からわざとアクセルを開けて、ＳＨ－ＡＷＤを差動させる、という趣向でした。たまたま雨で路面が濡れていたため、何度かリヤのタイヤがズリッと滑る感触がありましたが、タイトなコーナーでもきっちり曲がれました。アウトにはらみそうだな、という予想を何度も覆されたのが印象的です。イイ感じで曲がります。

市街地、高速道路のいずれも普段走りなれている場所なのですが、市街地での「脚のドタバタ感」が私の前車のプレリュードと全く同じでした。以前アコードに試乗したときも同じ印象を持ちましたが、これはホンダの基本的な味付けなのではないかと感じました。ただ、高速でのフラット感はなかなかでした。個人的には少しレガシィよりフワフワした感じを受けましたが。

レガシィの脚も基本的には高速でフラットになる志向で、市街地はドタバタでないとは言い切れません。帰りに下道だけ同じルートを回ってみましたが、ＳＨ－ＡＷＤを除くと、運動性能という面では『レジェンドの方が絶対的にいい、羨ましい、欲しい！』という感想は発生しませんでした。

ＳＨ－ＡＷＤ試乗に出てきたようなタイトコーナーが一般道で存在するとしたら、(特に首都圏では)ブラインドコーナーだと思うんですよ。曲がった先がよほど手前から見えていない限り、私の場合は、あのスピードでは飛び込まないだろうなぁ、と思うんですよね。魅力的ですが、箱根以外ではあまり楽しめない機能かもしれません。^^;

快適装備系はスゴイですね。BOSE のサウンドシステムもいい音だし、アクティブノイズキャンセリングと連動してるし、赤外線画像で歩行者を検出するシステムもすごいし、パワートランクだし、キーは無線カード式でトランクへの閉じこみ防止機能(カードキーがトランク内にあるとロックが掛からない)もあるし…。至れり尽くせりですね。内装の質感やこの辺の付加価値を積極的に評価すると、レガシィの倍という値段もバーゲンプライスと言えるかも。

一方、レジェンドと同じ価格帯を見渡すと、ＢＭＷ３シリーズのＭスポーツあたりが見えてきますが、それと比べると、どうかなぁ。機会があったらこちらも試乗してみたいですが。

高速試乗に同乗してくださった営業の方とは、車内でだいたいこんな話をしていました。