カタログ '79/3版 クラウン 3(2HT)
投稿日 : 2011年09月07日
1
以前イベントでゲットしたカタログ。
「昭和54年3月現在の・・・」と、印刷されています。
この年の9月にはS11#系(いわゆる鬼クラ)にモデルチェンジしていますから、S10#系の最終モデルと言っても良さそうですね(トヨタの車種型式はややこしいです・笑)。
ライバルのセド/グロはこの年の6月に330系から430系に移行しています。
http://minkara.carview.co.jp/userid/183514/blog/23839923/
2
当時まだ普通に存在していた2ドア・ハードトップ。
非常に残念ですが、今ではこのクラスに2ドアなど考えられませんね。
しかも、センターピラーの無い真性のハードトップ。
更に当時のアメリカ車のデザイン・トレンドそのままの、クォーターパネルを広く取り、オペラウィンドゥを設けたフォーマルスタイル!!
必然的にセンターウィンドゥは狭くなりますが、これは'74 以降のGMレギュラーサイズ "B-Body"のクーペ(すなわちオールズモビル88やビュイック・ルセイバー)を連想させ、屋根ふぇちの僕には堪らないものなのです。
残念なのはオペラウィンドゥ前端に余計な装飾がある事。この辺りのディテール処理はアメリカ車のほうが余程スッキリしています。
『アメリカ車はゴテゴテしている。』・・・誰が言ったのか、大きな間違いだと思います。
国産車の方が、不要な装飾を付けて折角のシルエットを台無しに・・・と言うパターンがどれ程多い事か!
画像は2600ロイヤルサルーン。
3
4ドア・ピラードHTと同じく、2ドアHTにも "Deluxe-CustomEdition"が掲載されています。
4ドア・ピラードHTでは不自然に見えたショルダーラインのくびれも、この2ドアでは全く魅力的ではないでしょうか?
また画像ではよく分かりませんが、この型のクラウンのHT系はリヤガラスが中央で折れ気味なんですよね~・・・そんな所も(脳が一時期のアメリカ車デザインに侵されている)僕にとって大きな美点の一つであります!
内装・・・4HTも同じですがこのクラスにチェック柄ってどうなんでしょ?尤も、キャデラックの下位モデルにもチェック柄シートがありましたが・・・。
ウッド・シフトノブ・・・4ドアの場合もそうでしたが、平然と?MT車がラインナップに設定されています。
2HT全体で見ると、5速フロアは2600でも選択可能(!)、DeluxeとDeluxe-CustomEditionのキャブレター車は4速フロアしか選択出来ません。
4
グレード展開。ページには2000スーパーサルーン・エクストラとデラックスしか載っていませんが、2000EFIにはちゃんとスーパーデラックスが設定されています(ただしスーパーサルーンは無し、デラックスはキャブレター車のみ)。
5
参考:1974年のGMギュラーサイズ "B-Body"のクーペ群。
上:ビュイック ル・セイバー
中:オールズモビル・デルタ88 ロイヤル
下:ポンティアック・カタリナ
・・・僕の大好きな巨竜たちです。
関連リンク
[PR]Yahoo!ショッピング