'70 Dodge Challenger RT/日本海CCR2014
投稿日 : 2014年09月17日
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まさかこの個体が来てるとは、そしてオーナーであるみん友の ばらちん さんとお会い出来るとは 思ってもいませんでした。
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まだ小学生だった頃に劇場で観た映画「バニシング・ポイント」
それ以来ず~っと、'70年型の白いダッジ・チャレンジャーは僕の心の中に棲みついているのです。
単にカー・アクション映画として片付けるにはあまりにも難解ですが、当時のアメリカの世相を反映していたと思うのです。
ロード・ムービーとも、青春映画とも、反戦映画とも言い得ますが、解釈は人それぞれです。
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オーナー氏を待つ間、数メートル離れた日陰で佇んでいたのですが・・・
ここは 隣には鮮やかなフレンチ・ブルーに輝くルノー・アルピーヌ、手前にはスバル360、そして向かいにはホンダのS軍団などなど・・・普段は見れないクルマたちが居る一角であったにも関わらず、このマッスル・カーに足を止め カメラを向ける人々が絶えませんでした!
ハッキリ言って、マスタングやカマロの方が日本では名前が通っていると思います。そしてもちろん、当時も今も棲息している台数はそれらの方が多いのではないか?と想像に難くないのです。
近くで聞いていると『あ、アメ車だ!』みたいな会話も多く・・・つまり知名度低いんですよねぇ(笑
それなのに、いや、それ故か?
通り掛かった殆どの人が一目見て、軽いショックを受けているのが僕にはよく分かりました。そしてかならず近寄って開け放たれた窓(萌)から室内を覗き込み、また一歩下がって腕組みして眺め・・・。
画像は人ごみがフッっと途切れた一瞬をズームで捉えたものです。
当時のアメリカでは、珍しくとも何とも無かったのでしょうけど今の日本では例えばランボルギーニなどの「異形」とも言える「非日常的」なスーパースポーツとは違った強烈なオーラを放っていると思います。
どうです?この彫りの深い横顔・・・。
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Aピラー根元・・・
フルコンワイパーを形成するフード後端からフェンダー、そしてドアのショルダーラインまでが一つの線を作って、ピラーはあくまでもその内側から生えています。
『胴体の上にキャビンが乗っている』
当たり前のスタイル。
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屋根フェチの僕には堪らないサッシュレス・ハードトップ。
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Cピラー
前端と後端の角度はスピードを強調する『黄金比』とも言うべき素晴らしいもの。
コークボトルライン、ドア後端から持ち上がったショルダーラインは一旦途切れ・・・トランクリッドへの線と辻褄が合ってます。
ところがこの部分は兄弟であるプリムス・バラクーダが、違った処理をしているのが興味深いです。
室内からの眺め・・・Cピラー前端とリヤウィンドゥの角度が違って見えますね?
『黄金比』が崩れ、極端な言い方をすれば それはあたかも同年代のダッジ・チャージャーを見るようです。
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しかし、それにはちゃんとした訳が。
リヤウィンドゥは、それが張り付く「面」よりも一回り小さく・・・光線の当たり具合、微妙な影でそれが分かると思います。
このアングル、我ながらエレクト・ポイントです(笑
このクルマだったら、半日でも一日でも眺めていられると思います(ダレかさん みたいに・笑)
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ちなみにコンバーチブル。
ハートトップとなんら変わらないシルエット。
幌とボディカラーが同じだったら、遠目にはハードトップと見分けが付かないかも。
『胴体の上にキャビンが乗っている』
こんな当たり前の事がちゃんと表現されたクルマだからこそ、人々の注目を浴びるのでは無いでしょうか?
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