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2015年03月19日 イイね!

好きな車に会えるトヨタ博物館 (前編)




ここからの続きです。10年前の愛知万博以来のリニモに乗ってやって来たのはトヨタ博物館です。

前回訪れたのは13年前のバックヤードツアーでして、目的は一般展示していないタッカーを見るためでした。生まれて半年の長女を連れて行きましたが、その長女はもう小学校卒業です。年を取ると月日の流れは嫌になるほど早いです。
ここは大好きな古き良き時代のアメリカ車や欧州車がたくさんあるので、自分にとってはとてもうれしい博物館です。





先ずは1910年代のアメリカを代表するスポーツカーのスタッツ ベアキャットです。
排気量6394ccと巨大ですが、1911年のインディ500出場車の中では最小排気量の車だったそうです。ドアを持たないベアシャシーがこの時代のアメリカ製スポーツカーの特徴で、同時代のライバルにマーサー タイプ35レーサバウトがありますが、オーナー達もライバル意識があったようで、お互いに乗っている車を罵り合っていたそうです。





1920年代のアメリカは未曾有の好景気のお陰で、歴史に残る名車が数々生まれています。この時代に計画・設計、そして制作された車は幸運ですが、計画されたまま大恐慌を迎えてリリースされた車は不運の道を辿りました。この車もその1台です。
実業家エレット・ロバン・コードが所有していた自動車メーカーはかのデューセンバーグを始め、自身の名を冠したコードもありました。
恐らく完全に自分の理想を具現化したのでしょう、棺桶グリルやフロントドライブ等この時代では飛び抜けた構造を持ったのがコード812です。
当時インディ500に出場していたレーサーの中には意外にもFF車がありました。レーサーなのでスペース効率を追求するわけではありませんが、これは直進安定性の改善が理由でした。
そのFFを市販車に持ち込むところがデューセンバーグを所有しているコードならではと思います。
それだけでなく、リトラクタブルヘッドライトやステップを排したサイドシル、プリセレクトの電気シフターといった先進技術が盛り込まれています。プリセレクトのシフターは後のタッカーも採用しています。
しかし1937年にエレット・ロバン・コードの破産によって全てがご破産になってしまいました。

説明が細かいので以下はさらっと行きます。





リンカーン ゼファーです。トヨタ博物館へ行くきっかけになった車です。





本当に何度見てもため息の出る素晴らしいスタイリングです。





ニューヨーク博覧会のポスターがバックというのが憎いです。万博好きにはたまりません。





この博物館で初めて見て、あまりの美しさに感銘を受けたのがこのドラージュ タイプD8でした。如何にもフランス的優雅さで、美しさ故に“愛人に贈るならドラージュ”とまで言われています。





こちらは見た瞬間、圧倒されるほど巨大なのがイスパノスイザ 32CVです。
中を覗き込んでいる紳士と比較すればその巨大さが分かると思います。





「おとうさん、昔はこんな小さいクルマもあったんですかね?」

「これじゃまるでロケット鉛筆の芯じゃな、かあさん。」

と言っていたかどうかは分かりませんが、実車は整備中でした。





8年前に行ったMEGA WEB(メガウェブ)のヒストリーガレージ以来の再会、トヨタ2000GT スピードトライアル仕様車です。
横のモニターでは、1966年の速度記録会に参加した細谷 四方洋氏の興味深いインタビューが放映されていました。





FRライトウェイトオープンスポーツの流行を呼び起こしたユーノス ロードスターです。今ではここまでシンプルに作ることは出来ないでしょうかね。

ひと通り見て回って腹も減ってきましたのでミュージアムレストランへ行きます。





ミュージアムレストランで定番のカレーではなく、ハンバーグセットです。カレーは後程ミュージアムショップでレトルトを買うことにします。

食後は後編へと続きます。
 
Posted at 2015/03/19 11:28:04 | コメント(1) | トラックバック(0) | ノンフィクションの30 | 日記

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カネは無くともバイクに乗りたい。貧乏子沢山、4児のオヤジ、家族は一番の宝です。   
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