大事故への備え
投稿日 : 2013年06月14日
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去年の年末に大事故に遭遇したときの話です。
静岡県のバイパスなんですが、友達とベンツで富士にラーメンを食べに行こうと走行中の事です。
33ーGTR他2台に猛スピードで追い抜かれたのですが、しばらく走行していると前方で大型トラックが不自然な位置でハザードを炊いて止まっているではありませんか。
友達『やったっぽいな』
俺『まじか…』
すぐさま駆け寄り安全確保に移ったのだけれど、一緒に走っていたであろう仲間達は呆然としているだけで終始糞の役にも立ちませんでした。
普段から四駆で遊び回っている友達なだけに、車内には三角板や発炎筒20本にベンツ純正応急キットが搭載してあり、
友達が交通整理と安全確保。
俺が応急キットで負傷した運転手の救出にあたりました。
が、他の野次馬は見てるだけ、その友達も『大丈夫か!??』と声を掛けるだけ。
運転手の足は変形したボディーに挟まれて抜くことができず、粉々になったガラスにより頭部からはかなりの出血が見られた。
幸いな事に改造車にしては珍しくエアバックが付いていたので、そのお陰で意識はあるものの興奮状態で処置するのが大変だった。
怪我をすると無意識に暴れるんだよね。
そして何より、何回転も横転しガードレールを巻き込み大破した車体からは大量のオイルやガソリンが漏れ出していて下手をすれば爆発炎上の危険性がありました。
今思い出すとかなりリスキーな行為だった。
まぁ、だからと言って指をくわえて見ていられる性分ではないので応急キットを使い頭部の裂傷を圧迫止血し、宙吊りになっている運転手を下から支えてレスキュー隊の到着を待つことにしました。
もうね、俺まで血だらけで大変だったのだけれど、後から到着した消防車に水をかけてもらい、と言うか放水してもらいなんとか帰れる格好にはなりました。
事故発生から恐らく8分でレスキュー隊の第一陣が到着してバトンタッチできたけど、その8分間の間に止血をしていなかったら命の危険はあったのかもしれない。
そう思うと応急救護の必要性ってのは高いんじゃないかと思う。
その後日談として応急救護の講習会に参加し、事故遭遇時の対応の反省と勉強をしっかりしてきたんですけどね。←真面目かっ!!
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そして、ベンツの助手席下には立派な応急キットが収納されてます。
日本車でも高級車にはあるみたいですが、ほとんどの車には搭載されていません。
どうなっているんだ日本は!!
と言うことで、応急キット作りにハマりました。
コチラが軍用のメディックバックでかなりの医療品を効率よくしまうことができます。
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このように開くので取り出しやすく便利です。
ただ、サイズがでかいので家用として置いてあります。
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コチラがよりコンパクトな軍用の個人兵装用応急キットです。
実物品を中古で購入しました。
中身はカラだったのですが、止血帯や固定バンドなんかは米軍の正規品を取り寄せてあります。
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骨折から大出血まで個人で対応できるキットになっています。
ただ、治療ではなく現状維持を目的とした装備なので応急キットととしては使い勝手が悪いです。
なので完全にオリジナルがコチラ
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このメディカルポーチも軍用メーカーのもので収納性が高くモーリーシステムがついているのでベルトやベストに容易に取り付け可能です。
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中身①です
圧迫止血用のガーゼ
包帯小2個 大1個
各種絆創膏
エーマージェンシーシート
ガーゼ大
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中身②
コットン小 2個 コットン大 1個
綿棒
ライター
ポイズンリムーバー
止血帯
サージカルテープ
ガーゼ 中
手袋
袋
ピンセット
消毒液
鎮痛剤
アメピン
チョーク
となっています。
念のために、これをいつも車の中に入れてあります。
安全装置の付いてないジムニーですから、もしも事故を起こした場合。
自分が怪我をするだけでなく誰かを傷付けるかもしれません。
だから必ず、最低限の医療品と応急救護に対する正しい知識を身に付けておく必要があると思います。
消防署では定期的に応急救護の講習会を無料で実施しており、終わると証明書も発行してくれます。
是非、受けてみてください。
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