アテンザ納車から数日、慣らし運転を兼ねてのロングドライブ。
茨城県ひたちなか市で年に一度開かれる、白バイ安全競技大会を見に行ってきました。
どうせなら一泊して茨城の街を観光しようということで、二日間のロングドライブとなりました。
先んじて同じ車に乗っていた友達を誘って行く事になり、期せずしてアテンザぷちオフツーリングになった旅はテンションを上げざるをえません。
合流するまでアテンザに乗り換えたことは内緒だったので、ちょっとしたサプライズから出発です。

早朝出発したのに海老名手前で事故渋滞にはまりサービスエリアには入れず、その結果時間が遅くなり首都高渋滞にはまってようやく常磐道に辿り着いた頃には10時過ぎ。
サービスエリアの佐野系ラーメンで腹ごしらえ、あっさり系の醤油ラーメンが美味しかったです。

紅白並んで停まってるアテンザ。
前から見た感じは、ワゴンとセダンの違いはありません。
白い方はリップスポイラーを着けているので車高が下がって見えますね。
車体サイズは大きい物の、日本車らしからぬ欧風のデザインがとても気に入っています。

後ろから見たところ。
赤いほうが全体的に小さくまとまってるように見えるかな?
セダンの風格には白が似合うなーと思いました。
セダンとの違いは、アンテナがガラス内蔵ではないこと、リアスポイラーが標準装備、ルーフレール、ワイパー付きなことくらい。
写真を撮っていたら教習車のアクセラが入ってきました。あえて・・・か?

休日なのでバイクの人たちも沢山いる様子。
こんなに大きなバイクだと、一般道よりも高速道路の方が走りやすそう。
そう言えば先日の日本海ツーリング以来、バイク乗ってないなあ・・・。
トランザルプは80~100kmくらいでのんびり流すのが楽なので、長距離にはあまり向いてない感じ。

11時くらいに到着。バイクと違って全然疲れてないのに驚きです。
とりあえず、一番良く知っている大洗港に来てみました。
北海道へ渡るときに何度も来て入るものの、フェリーに乗る目的以外で来たのは初めてです。
クルマで北海道に行ったことがないので、そのうち行ければいいなあと思います。
そうすれば風が吹いても雨が降っても気にしないで旅ができるし。
ここ十年くらいはいつもバイクが旅行の中心にあったので、
一日の計画を天気に左右されない旅行って、なんかとても不思議になりました。

大洗の町は、アニメ「ガールズ&パンツァー」の舞台となった縁を利用して、町おこしが盛んに行われています。
これって知らない人が見たら不思議な光景だよなあ。
戦車道全国高校生大会、大洗女子学園、とか「そんなんあったの!?」ってびっくりするんじゃないだろうか。

等身大の看板がありました。
人気のないところだから堂々と写真に撮れます。
でも、港の係員らしき人たちの目線が哀れみというか珍獣を見るように感じたのは気のせいか。

大洗港では、いつか北海道へツーリング予定の友達に乗り方とか港の施設を色々案内。
雄大な景色を見に、どこまでも続く丘の道を走りにぜひ北海道へ行ってほしいと思います。
最初は個人で、二回目はみんなで走れればもっと楽しいかもしれません!

港をグルっと回ったあとはお昼ごはんを食べに、とんかつレストランに来てみました。
・・・アニメに出てきたお店です。
中に入ると沢山のアニメグッズが置いてありました。

ガルパンカツ(アニメに出てくるカツ定食)。
戦車の形をもじって、下にカツ、上にコロッケが乗っています。
かなり大きなサイズでボリュームたっぷりでした。
気のせいかもしれませんが、お店の店員さんとか常連さんの視線が痛い・・・
またオタクが来たわよ!みたいな雰囲気を感じました。
あと、信じられないことですが、店に入ってきて注文せず写真だけ撮って帰った迷惑オタクがいたようです。
一般常識もわきまえない人間が本当にいるんだなあと呆れました。

今回初めて知った大洗の観光スポットのひとつ、まいわい市場にあるお土産屋さん。
アニメとコラボした大判焼きや、さつまいもを使ったクレープ屋アイスが売ってました。
アニメ熱が終わっても、そのままゆるキャラとして使っていけば名産にできるのでは?

表はこんな感じ。ヒロインの絵が焼き付けてあります。

裏側はあんこうさんのマークが。
お腹がいっぱいだったので夜のおやつに食べたのですが、冷めても中々美味しかったです。

戦車道優勝記念旗。
やっぱりアニメを見てないとわからんだろうなあ。
店の中でもこの辺りがアニメグッズ関連の場所だったのですが、ちょっと他とはちがう雰囲気になっていました。360度どこから見てもわかるオタクな方達(リュック背負ったりしてる)がたむろしていたせいかも。

腹ごなしに大洗神社へやってきました。
実はここもアニメに登場する有名なスポットだったりします。
駐車場に痛車が停まってたもんなあ。

巡洋艦・那珂の慰霊碑。

たくさんの絵馬が・・・よく見るとみんなアニメの絵が描いてあります。
決まった絵師さんが何枚も連作で飾っていたりして、シリーズを探してみたり。
一応、アニメで町おこし=東北復興頑張れ!の意らしいです。

鳥居からは海が見えました。
潮風が心地いい雰囲気。

時間がまだあったので、再び大洗港へ戻ってきました。
大洗マリンタワーに登ります。

ここにも等身大看板が・・・。
ドイツ・4号戦車を駆って劇中で活躍する、主人公チームの面々です。
ひょっとしていわゆる「聖地巡礼」とやらになってるのか?

さんふらわあが夕方便の出港待ちで停泊していました。
この角度からは見たことがなかったので、新鮮な感じ。
しがらみがなくてお金があれば、そのまま北海道へ渡りたい気分でした。

大洗駅前。
ここにもガルパングッズが・・・。
ガルパンタクシーもあって、オタクな方達が群がって話題に花を咲かせていました。
きれいなオタク(外見は普通)と、濃いオタク(ひと目でわかる)が入り混じって熱っぽく語り合い写真を撮る様は、近寄りがたいオーラをぷんぷんに発していました。

街中の至る所にこのような感じで劇中に登場する戦車の看板が飾ってあります。
全部確認するには1日かかりそう!?
今回町を一周りして感じたのは、アニメの主人公達って行動範囲広いなーってことかも。
歩いて回ったら結構大変な広さでした。

夕方になってきたので、今日の宿へ移動しました。
予約した時は8畳部屋だったのが、お値段据え置き20畳アップグレードという奇跡的な展開に。
現地集合のバイク友達も合流して記念写真。
午後から家を出てこの時間に着くのはすごいです。5時間弱くらいで着いてるような・・・。

ハイ。右手に見えるスリッパをよーくご覧ください。
ガルパンコラボの宿でした。
ただの町おこしとしてはすごく気合が入っていて、地元の人達も楽しんでいる雰囲気がよく出ていました。
宿泊特典として大洗女子学園タオルと缶バッジがおまけに付いてました。

舟盛りが登場。
こんな豪勢な晩ご飯が出る宿は初めてや・・・!
ちなみにアニメに登場する宿があるのですが、こちらは満室&値段が高くて泊まれませんでした。
つけあわせの大根やワカメも食べないと落ち着かないのは、貧乏性+加齢のせいか?

メインディッシュのあんこう鍋。
コラーゲンたっぷり&淡白な味わい深い料理に、お約束のご飯を入れておじやにして完食。
10月後半からが旬の魚らしいので、季節的にもバッチリで美味しかったです。
→→→→→ 二日目に続きます。
・補足
ガールズパンツァーというアニメを見たきっかけについて。
もともと自分は昔の物に興味があって、第二次世界大戦の頃の飛行機とか戦車とか軍艦が好きでよく調べたりしていました。
最近のオンラインゲームで戦車を題材にしたゲームがあり、とても良くできているので結構ハマっていた所、戦車と女子高生がコラボしたアニメがあると聞いて好奇心が湧いて観たのが始まりです。
若干無理な設定もありますが、全体的には面白くまとまっていてアニオタと戦車オタ両方楽しめる内容でした。
作画やアニメーションの動きも綺麗で、最近には珍しく面白いアニメだった気がします。
もちろん最初は「えー(´・ω・`)どんな変態アニメなの」って思いながら見始めたんですが。
放送終了後も熱が冷めずに劇場版などの製作が決まっているのは、スタッフも楽しみながら丁寧に作っているからかもしれません。
大洗町の大規模な町おこしを見ていても、そんな感じがしました。
ストーリーや設定的には長く続けられないアニメですが、名作としてのこる作品だと思います。