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イイね!
2018年07月30日

EVの時代?それもありかな。



この夏の異常な暑さ。東京の青梅でもなんと40℃を超えた。アメリカでも50℃を超えたというほど、地球規模で異常気象が続いている。本当か、嘘かは知らないけれど、一般的にはCO2による温暖化の影響とされている。となれば、我々一般人の温暖化対策への注目度は高まるのは必至だ。

そんな中、2018年7月24日、すごいニュースが飛び込んできた。日本テレビによると、日本政府は2050年までに日本および世界で販売する日本車をすべてEVにするという。EVというくくりの中にはハイブリッドも含まれているようだが、いずれにしても国産自動車メーカーのトップが参加する会議で、同日の午後に取りまとめられるということだ。

現時点での情報では、販売される新車がすべてEVになるということらしく、日本の道路を走るクルマがすべてEVになるという話ではなさそうだ。

去年あたりから、世界的な流れとしてのEVシフトが注目されるようになってきた。多くのラリードライバーを生み出した北欧のノルウェーですら2025年までにすべてのクルマをEVに切り替えるといち早く宣言した。そしてイギリスやフランスはガソリン車やディーゼル車の販売も2040年までに禁止するという。

ドイツは今のところ公式な宣言は無いようだが、VWやBMWなどの主要メーカーはEVの開発を進めている。いずれにしても欧州ではEVシフトの流れは確定していると言っても良いのではないか。

一方、世界最大の自動車市場である中国。中国もまた国策としてEVシフトを進めているらしい。自動車新興国である中国にとっては、将来性の薄い内燃機関の技術習得よりも、新たな技術であるEVに力を入れた方が、将来の主導権を得られる可能性が高いと考えるのは当然のことだと思われる。

気になるのはもうひとつの自動車大国アメリカ。トランプがどう動くか?今までの雰囲気からすると、アメリカは関係ないとばかりに化石燃料のクルマを継続するようにも思われるが、はたしてこの世界的な流れに抗うことができるか。そしてその抵抗はそのままアメリカの自動車産業の技術力の低下につながるともいえるので、どこかで手のひらを返すことも考えられる。

こうした世界的な流れの中、ようやく日本も2050年までにEVシフト化を決めたということか。なんせ、各メーカーのトップが参加する会議だというから、日本の自動車メーカーがどのように動くか気になるところだ。

たぶん、既に各メーカーはヒト・モノ・カネを“自動運転”と“EV”に集中させているだろうから、今後、ますますその流れが加速することになる。

となれば、今の僕らが望んでいるような運転して楽しいクルマ、ハイパワーガソリンエンジン&マニュアルミッションを搭載した新車は期待薄ということになるのか。仮に、現在開発中で最終段階にあるようなスポーツカーであれば、1,2年後に登場する可能性があるけれど、いずれにしても新規モノは出にくい時代になったといえるだろう。

仮にあるとすれば、日本以外のマーケットで販売されているマニュアルミッション車を国内でも販売するようなイメージだろうか。つまり既存のモノの組合せで低コストでニーズに応える方法なら予算を絞られていても可能性は残されている。そこにNISMOなどのスパイスを振りかけて刺激的に味付けする。ってこれ、現行のNISMOロードカーか。

ということは、既にそういうコトになっているということ?

じゃ、EV&自動運転の時代が本格的にやってきたらどうなるのだろうか。
いずれにしても国策として長い目で見れば内燃機関+安全装置ナシの楽しいクルマは公道から排除される方向に行くのだろう。これは公道の安全確保の面からも避けられないのではないか。自動運転車に乗っている人から見れば、マニュアル操作で1000馬力の改造車が同じ高速道路をぶっ飛ばしてくるんだから危険極まりないとされるのは致し方ない。仮に自動運転車にぶつかったら100%、こっちが悪いことを証明することは容易い。

想像だが、内燃機関+安全装置ナシのスポーツカーは税金が高くなって、保険料もかなーり高くなるだろう。俺のような貧乏人は乗れない時代になるのかな。スポーツカーが金持ちのステイタスに戻るのかもしれない。で、最終的にクルマで遊ぶにはサーキット。つまり乗馬クラブになるしかないのか。

一方、モータースポーツ業界は熱くなるだろう。
現在のガソリンエンジンはハイパワーになり過ぎた。だからエアリストリクターなどで出力制限をしている現状だ。あえて速さを抑えているという現実はモータースポーツ本来の姿なのだろうか。当然、自動車メーカーにとってはワークス参戦する意味は薄いといえるだろう。しかし、まったく新しい原動機、すなわち電気モーターにかわれば、力と力のぶつけ合いで技術の向上が早くなるし、メーカーにとっても自社のユニットの優秀性を証明でき、かつ大きな宣伝効果も期待できる。ル・マン24時間を4連覇したEVとなれば、なんだかスゲーってなるのは間違いない。



EV技術も向上した時期なればEVの本格的スポーツカーも登場するだろうし、一般人にも手の届くEVスポーツが出現する可能性は高い。

ただ、自動運転とのセットだろうから峠や公道でかっ飛ばすことは出来ないだろう。しかし、サーキットでは各種制御を解除してドライビングを楽しめるようなシステムになる。これって、R35GT-Rのリミッター解除の発展版ということのような気がする。

そう考えると、EV+自動運転は、Dラーでなければシステムの点検ができなくなることは確かだろう。加えて改造は厳禁。タイヤはおろか、サスペンションはブレーキパッドさえ変えてしまうと自動運転や危険防止システムが正常に作動しなくなるから厳しくなるだろう。これも2007年にR35GT-Rが登場した際に水野さんが口を酸っぱくして言っていたことと同じだ。

「オマエら、未来はこうなるんだから、今から心の準備をしておけよ」って水野のオッサンからのメッセージだったような気さえする今日この頃なのだ。

まぁ、フルEV化するという2050年となれば昭和の走り屋はこの世にはいないだろう。でも自動運転化の波は2020年の東京オリンピックあたりからはじまるのではないか。

マラソンの先導車やカメラカーが自動運転の無人車両。日本としてはこれ以上ないアピールの場になると思うのだ。それを担うのはトヨタか日産か。あるいは別のメーカーか。



というわけで、内燃機関+マニュアルミッションの楽しいクルマ。これを楽しむなら今しかない!

そう確信する真夏の夜の妄想なのだ。


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Posted at 2018/07/30 23:13:46

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