サイドシル半外し & サイドガーニッシュ取り外し

以下は、最終的にフロントフェンダーを取り外すことを前提とした作業となります。
本来、サイドシル（サイドステップ）を完全に取り外してやるべきなんですが、後続する取り外し対象であるサイドガーニッシュ、フロントマッドガート、そしてフロントフェンダーを取り外すためには、サイドシルの前方を半外し状態にしてやれば十分なんです。
ですので、ここではサイドシルを「外しかけ状態」にする作業工程を備忘録としてアップしておきます。
尚、以下はかなり我流の要領になっていますし、注意していても簡単に車体が傷付く作業内容ですので、参考にされる方は自己責任です！！


では…
先ず、フロントドア前部下端との接触対策としてサイドシルに養生デープを貼ります。
サイドガーニッシュを取り外す際、ガーニッシュ下端によりサイドシルの塗装が欠けそうでしたのでサイドガーニッシュ下方のサイドシルにも養生テープを貼り付けます。

サイドシルを半外しにするとリアドア前方下端とも接触してしまうので同様に養生テープを貼り付けます。

ジャッキアップしてサイドシル下面を止めているタップを外します。
半外しですので、前方から4個のタップを取り外してやれば十分だと思います。
ちなみに、黄色○部はプラスネジが切ってあるタップ、その他の赤○部は平タップです。

ここで注意すべきことを一つ。
前輪後方のジャッキポイントなんですが、サイドシルの一部が当該ジャッキポイントに沿った構造になっているので、この作業をする際には前輪後方のジャッキポイントは使えません。つまり馬がかけられない…　ってことになります。
自分の場合は仕方なくフロントメンバーにフロアジャッキをかけたままにしましたが、この時点ではフロントタイヤを外さず、またスロープからタイヤが浮かない状態で作業しています。
この後にフェンダーを外すまで作業していますが、外れかけにしたサイドシル下にフロントタイヤを置き、車体が落ち込んでも大丈夫なようにしています（勿論、その場合は外れかけのサイドシルは破損しちゃいますけど）。

上記した下部4タップの取り外し位置の目安です。

4箇所の下部タップを取り外したら、フロントドアを半開きにして、サイドシル前端部を持って横方向（実際にはやや下向き）に引っ張ると2箇所のクリップが外れます（けっこう力を入れないと外れてくれませんが、『このサイドシルは壊れない！』と信じて勢いよく…）。

上記で引っ張ったサイドシル前端部ですが、そのまま引っ張っていくとフロントドア下部あたりのクリップが順番に外れていきます。
画像は最終的にフェンダーを取り外すことを前提とした状態になっていますので、例えばサイドガーニッシュだけを取り外す場合であれば、ここまでサイドシルを外しかけにする必要はありません。

サイドシルの前端部が下がってくれたので、次にサイドガーニッシュを取り外します。
サイドガーニッシュは画像にある7つの黄色○部にクリップでとまっているだけですので、前後に手をかけて横に引っ張るだけで外れます。

ちなみに赤○部はサイドシル前端部がとまっていたクリップ穴です。

取り外したサイドガーニッシュの裏面です。
黄色○部が上記した7箇所のクリップになります。

ここからの復旧は、作業を逆に行っていけばOKです。