燃費に対する気温の影響は非常に大きいので、今回のプロジェクトランは気温の低い夜間でも20℃以上が期待できる8月が良かったのですが、準備が進まず結局9月になってしまいました。天気のことも考えると準備不足でも晴れたらとりあえず走るつもりでいました。
コースについては市街地の渋滞回避ルートなど事前に調べて詳しく書き込んだ地図をA4で最低でも50枚程度用意して順番にめくりながら走りたかったのですが、実際用意できたのはGoogl mapをコピーしただけの18枚で、国道と県道の番号が分かる程度のものでした。でもまあ、あまり詳しく決めておかないほうがワクワク感があっておもしろかったりします。
結果的には釜石で軽い渋滞にはまったり、絶対に避けたかった70km/h制限の自動車専用バイパスに入ってしまったり、良さそうな迂回路だと思ったら通行止めで引き返したりと燃費数値を下げてしまいまう場面は多々ありました。しかしながら一般道のエコランはそんな感じで普通に起こりそうな状況の中でも周りの流れを乱すことなく走るところに意味があると思っているので悪くはありません。専用コース内のエコランは余計なものをすべて排除して極限まで燃費を追求するという面ではおもしろいのですが、長時間同じコースを周回するのは飽きるのでそれに較べれば楽しく走れます。
空力抵抗低減のためにアンダーカバーを付けたかったのですが、実際付けるとなるとサスペンション部分や一番低くなっているマフラー&排気管部分の処理が大変そうだったので、出発当日になって何とかリヤホイールスカートだけは取付けました。軽量化のためスペアタイヤも降ろしたのでリヤタイヤは外せなくなっても関係ないので両面テープとシリコンシーラーで透明プラスチック板を貼り付けました。後日その効果を調べたところ測定誤差の範囲かもしれませんが50km/h走行時で2%くらいの向上はあったようです。あとはエアコンベルトとワイパーアームも外しました。僅かかもしれませんがこれらは確実に燃費向上につながります。
そんな感じで最後の悪あがきをしているうちに深夜となりやっと給油のために行き付けのガソリンスタンドに向かいました。以前書きましたが、ツインの場合給油口ぎりぎり満タンでは約23Lまで入りますが更に車を前後左右に激しく揺さぶると26.1Lまで入ります。ただし時間がかかるのでスタンド脇の駐車場の中でもひと気のないところに移動してから、かわいそうなくらいガンガン揺すってはあらかじめ用意しておいた10Lの携行タンクからの給油を10回くらい繰り返します。エコランが終わったあとの満タン給油も同様なやり方で補充すると同時に携行タンクの空体の重量と10L入れたときの重量と追加補充したあとの重量は1g単位まで測れるデジタルスケールで測定したのでガソリン消費量は十分正確なものとなっています。
高速道路なら休憩なしで1000km一気乗りも可能ですが、一般道となるとどう頑張っても24時間以上かかりますし仮眠も必要になってきます。とりあえず栄養ドリンク3本とパンなどは給油前に買っておきました。給油が終わってからまずは慣れた通勤コースを走り出します。深夜なので対向車にもほとんど出会いません。新潟空港近くの海岸沿いのコースまで40~50km/hで走ると区間燃費は40km/Lを超えてまずまず順調な滑り出しでした。ですが日中になれば自分のペースで走ることもできなくなり燃費悪化は必至なので油断せずに少しでも燃費を上げておかなければなりません。
時々後ろから車が近づいてきますが。ライトの光でかなり前もって近づいてくるのが分かるので、少し先にパーキングエリアがあれば速度を調整しながらパーキングエリア内に滑り込んでいる間にパスしてもらうか、適当な場所がなければアクセルを緩め路側帯に入って左ウインカーを出せば停車しなくても追い越していってくれます。見通しの悪い区間では追い越ししやすいところまでは速度を上げて走ることになります。そこまで気を使うこともないのかもしれませんが、夜間は仕事で走る車が多いので趣味で走っている身としては可能なかぎり邪魔にならない配慮は必要かと思います。また、この日のために高齢運転者マークを買っておいたのですが効果は抜群でどの車も不審がらずにすんなり追い抜いていってくれます。(次回に続きます)

効果があったのかは謎のリヤホイールスカート
Posted at 2017/09/15 17:57:34 | |
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