昨年、最後の投稿をしてから仕事の忙しさもあってしばらく みんカラから離れていたらあっという間に8ケ月が過ぎてしまいました。もともと適当な性格なのでこんなものですが、それでもツインに乗り続けている間は完成型のイメージトレーニングをしつつプロジェクトは継続しています。
さしあたり時間もお金もないのでツインHVのシステムに手を加えてモーターアシストが働く領域を低速側において拡大しようとスロットル開度信号を加工するつもりでいたのですが、この冬に予期しないことがありましてツインHVは現役を引退することになりました。
1月のある朝、JRの一部区間で電車が運休となったため、仕事に向かう前に子供を乗せて電車が動いている駅まで送り届けた数分後のことでした。こちらは直進車線と右折車線がある比較的広い交差点を直進していたのですが、直交する道路を右から減速もせず一時停止を無視して走ってきた車に激突しました。その日は轍の部分以外はシャーベット状の雪が道路を覆う状況だったため、その車を避けようとハンドルを切った瞬間にほぼノーグリップ状態で相手の車の左前タイヤ付近に突っ込んでいきました。後から考えればハンドル操作はしないでブレーキのみで雪のない轍から外れないようにすれば大破しなかったかもしれませんが咄嗟のことでそこまでの判断はできませんでした。
幸いこちらは衝突するのが分かって構えていたので怪我はなかったのですが、ツインHVのダメージは予想以上に大きく修理見積もりはボディだけで127万円、そしてその見積もりの中に含まれないエンジン周りはミッションケースが割れている状況でした。修理なら車両保険に上乗せの特約がかけてあったので105万円まで出るものの全く足りず、そもそもまともに修理できるとは思えない状況でした。普通であれば車両保険金を貰って車を保険会社に引き渡すことになるのですが、乗員を守るという最後の仕事をきっちり果たしてくれたツインHVをそのままスクラップにするのは忍びないので、この先どうするかは未定ですが、とりあえず保険会社から買い取ってナンバーを返納して保管してあります。約一年の短い付き合いでしたが、楽しく乗らせてもらいました。
それにしても今回のように自分に過失のない事故であっても全損になると時価額が低い古い車の被害者は割りの合わない損害を受けることになります。当初、自分の車両保険を使うと3等級下がるため元の20等級に戻るまで3年かかり、その間の保険料の割り増しの合計が約7万円になるため、自分の入っている保険は使わずに相手側保険会社と片側賠償で直接交渉しようかとも考えましたが、いろいろ計算すると交渉に時間と労力を費やしても自分の車両保険で満額の55万円をもらうのとあまり変わらない結果になりそうなので、交渉は保険会社にお任せしてツインHVを購入したときの半分にも満たないその車両保険金を受け取って後任のツインの購入に充てることにしました。
それから事故直後の相手の対応も問題ありで、思い出しても腹が立つのでここでは触れませんが、相手は自分の保険会社にはちゃんと一時停止したと嘘を言ってたそうです。こちらのドライブレコーダーには相手の車が停止線の数十m手前から減速することなく交差点を横切ろうとする様子が鮮明に記録されていたのでそれを保険会社に提出して交渉してもらっていますが、一ケ月以上過ぎた今になっても具合が悪いなどと言ってちゃんと交渉に応じていないそうです。ちなみに相手は普通車で事故後も滞りなく事故処理をして自走で帰っていきました。
事故の約1時間後の様子。路面の雪は完全に溶けていたのでこれであれば衝突は回避できました。
後日談ですが、左前輪付近にほぼ真横から衝突された相手はメガネをこわすほど頭を打ち付け、しばらく具合が悪かったのは本当のようでした。相手の車も結局廃車になったようです。ドラレコで位置関係を確認するとおそらく左ピラーに小さなツインが完全に隠れていたのではないかと思うのですが、ちゃんと一時停止していれば見落とすことはないので同情の余地はありません。個人的には一時停止無視で交差点に突っ込むのは赤信号無視と同等だと思っていますが残念ながら車両後部にぶつけられたとしても相手の100%の過失にはなりません。私の場合は15:85で決着しました。
Posted at 2019/03/01 15:41:07 | |
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