
昔のテレビで放送される映画番組。
番組の最初と最後に映画解説者が、その映画について話したり、エピソードなどを紹介していました。
子供の頃は、解説を聞いてもよくわからないし、早く作品が見たいので、録画したときは、早送りとかしていました。
今となって、改めて見ると、なるほどなぁと思います。
それに、オープニングなども特徴ありましたね。
最近の映画番組は、単に作品だけの垂れ流し、タレントやキャラクターが出てきて、しょうもない解説をしたりなど、番組が劣化したように思えます。
やはり、映画を熟知した人の解説は、よくわかります。
かつての映画番組で、特に人気のある三大映画番組をとりあげます。
まずは、日本テレビ金曜日放送の金曜ロードショーから。

以前は、水曜日放送でしたので、水曜ロードショーでした。
金曜ロードショーと言えば、夕方のヨットハーバーに黄昏れる南こうせつ風の男性が当時するオープニングですね。
音楽は、ピエール・ポルト・オーケストラのフライデーナイトファンタジー。
解説者は、水野晴夫さん。
自ら、シベリア特急という映画の製作と出演をしたりなど、とにかく映画が好きなおっちゃんでした。
エンディングの閉め言葉は、
いやぁ、映画って本当にいいものですね。
これを聞いて、初めて映画を見終わった感じがします。
続いては、フジテレビ土曜日放送のゴールデン洋画劇場。
昔は、金曜放送だったとか…
オープニングは、アニメーションで、最初は洋風の城、そして戦車、カーボーイ、ギャング、宇宙船、喜劇ダンス、最後に無表情の男女のキスがあって、砂浜の波が出てきて、タイトル登場という流れ。
解説者は、高島忠雄。
映画を専門に解説する人ではなくて、俳優さんですが、軽快な口調で解説していました。
この番組の特徴は、日本映画が多かった。
極道の女たち
水の旅人
大誘拐
など、けっこうありましたね…
最後に、テレビ朝日日曜日放送の日曜洋画劇場。
私がよく覚えているのは、3代目と言われるもので、映画撮影風景の影絵アニメーションが流れていました。
解説者は、日本の映画解説の第一人者、この人抜きで映画は語れません。大御所の淀川長治さん。
日本の映画解説の第一人者なので、話はかなり深いです。
エンディングの閉め言葉は
さいならっ、さいならっ、さいならっ
と、当時の日本人の大半は知っていたフレーズです。
番組も、いろんなジャンルがありましたね…
やはり、映画番組に映画解説は必要ですね。
しかし、高島忠雄以外は、すでに故人ですので、もう二度とみれません。
それに、この方々は、映画をよく勉強しているので、解説が深いです。
今の映解説者は、女子アナと結婚してデレデレの人いれば、
外国人とのハーフで、内容が薄っぺらい解説者など、
今の映画解説者は、勉強不足と内容がないものばかり。
やはり、この時代の解説者はいいですね…
これを再現することは、不可能ですね…
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Posted at
2014/08/06 23:29:37