2016年08月28日
日本の犯罪史上、最大のカーチェイス3
延岡の包囲を抜け出し、国道10号を南下。宮崎市を目指して逃走します。
その時、幹線道路をひたすら走り続けた犯人。
しかし、幹線道路なので、道路封鎖が出来ず、何時間にもわたり、一般車が気付かずに走っていたそうで( ̄▽ ̄;)
猟銃を持った殺人犯が道路を走っているのに、なぜ封鎖しなかったんだ( ̄▽ ̄;)
それを知らずにすれ違った方々も多かったようで…
今考えれば、犯人が関係ない人へ発砲したらどうなるやら…
今考えたらゾッとしますね…
それはともかく、2度にわたり、犯人を包囲しながら逃走させた宮崎県警。
これ以上の失態は見せられないとして、今度は県警捜査第一課長自ら陣頭指揮をとり、延岡と宮崎の中間点の都農町の都農神社前にバリケードを築きます。
ここは、国道10号本線と旧道が別れている地域なので、国道10号を完全封鎖しないで済む。
先程の延岡と同じ状態。
しかし、先程と違い、今度は本線と旧道の分岐に旧道側を封鎖。
犯人は必然的に本線を進み、バリケードのある都農神社前へ誘き寄せることに成功。
バリケード前では、前後を塞いでいます。
仮に車から降りて逃走したときを考えて、捜査員を多数配置。
また、狙撃もできるように、狙撃班もスタンバイ。
しかも、この場所は、土手が3メートル。道路もガードレールがあり、普通は逃げられない状態。
もし仮に、犯人がガードレールを突き破っても、土手の角度が45°ある。
もしも、この土手を下った場合、どうなるか…
県警は三菱自動車に確認し、それだけの角度ならば、横転する確率が高いとの話。
そのため、横転したときのことを考えて、土手の下にも多数配置。
県警としては、万全の態勢を敷いて犯人を迎え撃ちました。
犯人が案の定。バリケードに気付いて停車。後ろもパトカーで塞いで、犯人は袋小路。
徐々に詰めていきますが、犯人は猟銃を持って乱射。
近付けない状態。
しかも、狙撃班もいながら、捜査第一課長は狙撃命令を出せなかった。
それは、犯人のすぐ側には、いつも子供がおり、迂闊に狙撃できない。
県警からの命令で、子供の前で射殺してはならない…という配慮から、なかなか手が出せない…
すると、犯人は逃げ道を画策して、ロープを使って、車でガードレールを引き倒そうとしたり、今度は車をそのままガードレールにぶつけた。
徐々にガードレールが壊れ始めた。
ガードレールの状況を犯人が確認のために、子供から離れた…
その瞬間、狙撃班が犯人の大腿部を狙って狙撃。
しかし、命中するものの、犯人は倒れることなく、足を引きづりながら車へ…
狙撃の合図とともに、捜査員が突撃。
しかし、犯人も抵抗のため、発砲しますが、自ら突撃した捜査第一課長が犯人の猟銃を奪い取ることに成功。
しかし、犯人は車を急発進させ、ガードレールを突き破って逃走。
犯人が車を急発進させるとき、猟銃を奪い取った捜査第一課長は足をひかれて負傷。
土手は急角度であるから、車が横転するかと思いきや、横転せず、そのまま走り続ける車。
捜査員は横転するかと突撃しますが、車がそのまま走り続ける。
車が横転しなかった場合の対策を考えていなかったので、指揮系統が大混乱。
突撃するはいいが、車が突っ込んできたので、捜査員は逃げ惑うしかなかった( ̄▽ ̄;)
指揮が乱れ、混乱する中、捜査員の一人が犯人を追いかけるために、勝手に脇道を封鎖していたバスを動かしてしまった…
そこに犯人がUターンして、空いた脇道からバリケードをすり抜け、国道10号を走って逃走を図りました。
その際、負傷した捜査第一課長が、追い掛け、至近距離から後輪へ向けて発砲。
命中はするものの、車はそのまま逃走しました。
県警が総力を挙げて包囲したものの、逃げられた( ̄▽ ̄;)
これも報道で見ていましたが、陣頭指揮を採る捜査第一課長。
自ら突撃して犯人の武器を取り上げたり、車の後輪に拳銃を発砲するなど…
なかなかできないですよね。
この捜査第一課長はすごい人です。
それ以上にすごかったのが、犯人のパジェロ。
ガードレールを壊すことができ、しかも急斜面でも横転しない。
最後には、拳銃の弾をくらいながらも、走り続ける…
伊達にパリダカを走った車だけあって、タフな車だと思いました(爆)
つづく
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Posted at
2016/08/28 23:11:31
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