【DIY】自作 電源Box 製作・設置編
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) ![](/images/icon_difficult_on.svg) 中級 |
作業時間 |
12時間以上 |
1
ここ最近遠出の機会が多くなり、高速道路を利用する機会が増えてきた為、かなり遅まきながらETCの導入を考えていました。
また、ECUの書き換えを実施しており、ブーストコントローラが欲しくなりましたので、色々準備していました。
そうすると取り付けの際には必ず電気配線が必要になるのですが、後付電装品の電気配線は分岐配線するのが一般的です。
この分岐配線が曲者で、複数の電装品を追加する場合は、追加した数分の分岐を1本の配線から行う事になります。
安全面を考えるとやめた方が良いです。
前置きが長くなりましたが、安全に電装品を追加できるように、バッテリ直からの電源Boxの作成をしました。
このアイデア自体は古くからあり、私も過去の先人に学びコピーさせて頂きました。(別名:ただのパクリです^^;)
○使用工具
ニッパ
半田ごて
半田線
プラスドライバ
ピンバイス
ドリル刃 φ3
カッター
○使用部品
秋月電子 リレーユニット K-06095・・・2個
JST 4Pコネクタ(メス) LR-04-1・・・4個
JST 4Pコネクタ(オス) LP-04-1・・・4個
JST 2Pコネクタ(メス) LR-02-1・・・1個
JST 2Pコネクタ(オス) LP-02-1・・・1個
JST コンタクトピン(メス) SLF-61T-2.0・・・18本
JST コンタクトピン(オス) SLM-61T-2.0・・・18本
TE 2Pコネクタ(メス) 1-179958-2 ・・・1個
TE 2Pコネクタ(オス) 1-353047-2 ・・・1個
TE コンタクトピン(メス) 316041-2・・・2個
TE コンタクトピン(オス) 917805-2・・・2個
フューズホルダー・・・2個
フューズ(20A)・・・2個
端子台・・・1個
電線0.5、2sq・・・各1m
電線3.5sq・・・3m
各種ねじ・ナット・・・適宜
クリヤBOX・・・1個
マスキングテープ(養生テープでも可)
2
今回、電源Boxを自作するに当たり、以下のコンセプトを掲げ製作しました。
1.出来るだけコンパクトに!
→設置場所の自由度が増します
2.配線と電源Boxはコネクタ接続で!
→先人の方達は配線の接続に端子台を採用する事が多いですが、脱着に道具が必要ないので簡単かつ省スペース化の為、コネクタ接続を採用しました。
3.安全マージンを持った設計!
→特に許容電流に気を付け、安全性が高く・壊れにくい様にしました
以上を踏まえ、部品選定をしましたが、私が理想とするコンパクトさを実現するには自身の製作技術が不足していますので、少々大きくなってしまいました。
今後の課題という事で次回に後回しします^^;
基本仕様は以下の通りとしました。
・バッテリ直接接続で電源取り
・電源Boxで4個の後付電装品が接続可能
・1個のコネクタから常時・アクセサリ・イルミ電源とアースの接続が可能
回路図については、左図を参照ください。
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作成前の準備として、今回使用する秋月電子製のリレーユニットに加工を行います。
ちなみにこのリレーユニットを採用した理由として以下の特徴があります。
①直流で定格20Aと大容量
②リレーのコイル保護の為にダイオードが追加されている事
③通電確認用のLEDが追加されている事
元々マイコンで使用する事を前提していますので、添付の回路図にあります様に、トランジスタを利用した回路となっています。
リレーコイルにはアクセサリやイルミ電源である12Vをそのまま印加します。
トランジスタを取り除く事き回路図の様に短絡する事で、通電確認用LEDとコイル保護用のダイオードをそのまま利用する事ができます。
4
クリヤBOXにコネクタをマウントする為の穴を開けます。
方眼用紙に下穴用の型紙を切り抜きます。
次に、マスキングテープをクリヤBOXに貼り付け、型紙を使用してケガキ線を入れます。
ピンバイスとφ3mmのドリル刃を使用してケガキ線に沿って、穴を開けます。
ニッパで切り取り、カッターでバリとりを行います。
5
次に、車への取り付け位置の確認です。
色々と検討した結果、助手席のグローブボックス上部の空いた空間に設置しました。
取付の際は、ブラケットを使用し、エアバッグユニットの固定ビスを利用する事にしました。
6
というわけで、こんな感じのブラケットを作ってみました。
型取りには、エーモンの汎用ステー(板厚が薄く、手で曲げられるもの)を使用しました。
なお、完成品の写真を撮り忘れていました^^;
写真のブラケットは製作途中です。
完成品は、一つのブラケットに固定用のネジ穴(M6×2)を空けています。
7
フィッティング調整を行いながら、先程のブラケットとクリヤBoxを取り付けます。
回路図とおりに配線します。
左図の写真のようなレイアウトで配線しました。
ここで注意点ですが、リレーユニット接点側の配線は半田付けで処理します。(リレーキットの取説に記載あり)
理由として、このコネクタは電線の芯線をねじで挟んで止めているだけなので接触抵抗が発生し、熱で溶ける危険性があるからです。
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実際の取付はこんな感じになります。
写真は配線も既に完了している状態です。
今回は電源Boxの製作・設置についてご紹介しました。
次は配線編で電源配線等をご説明をします。
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