
マーチに乗ってみて、思うところを思いつくままに徒然と記す。
<走る12SRはここを弄れ>
誰が何と言おうと
シート!
できたらバケットタイプ。
理由:とにかく純正シートが糞すぎます。どうも尻の位置がシックリきませんし、それに伴い腰の位置もシックリきません。非常に疲れます。シートポジションも高いので、的確なタイヤの状態は把握できないと思います。また、もともとマーチは走るように設計してませんので、左脚を踏ん張るところが無いんです。だからバケット推奨。
次にフロントキャンバーをできるだけ付けろ
理由:タイヤが100%片べりするから。僕はキャンバーボルトでキャンバーつけたが、それは勧めない。かなりフロントの動きが激しいからキャンバーボルトはアライメント変化大だし、強度が弱い。推奨は、キャンバー調整機能つきピロアッパーマウント。サスペンションは純正でもいいから。リアキャンバーはそのままでOK。
以上。
LSDは基本的に不要。国際サーキットでは、価格と工賃の割りにその恩恵は少ないだろう。しかし、ミニサーキット、ジムカーナーはかなりの恩恵を得られるだろう。が、街のりのしにくさ、オイル等のメンテナンスを考えるとお勧めはしない。また、ミッションオイルの廃液を数回見たが、どの回も排出したオイルの粘度は低下していたことから、オープンデフでも、かなりの粘度低下なのに、これが、さらに熱量の上がる機械式ならと思うと、あまりいい気はしないのも導入しなかった要因の1つだ。
鈴鹿でも、最高速度171Kmしか出なかったので、タイム直結を考えるなら、LSDでなくファイナルの変更のほうが有効であると思う。
補強は追加でしなかった。追加しなくてもいける。補強しなかった理由は、ウェットでピーキーになることを懸念してだが、補強したことがないので、実際は分からない。やるならリアのトーションビームをガチガチに固めて、回頭性を向上させたと思うが、これがウェットのときにどうでるか謎だったんのでしなかった。ドライでは確実に優位だろう。
ブレーキパッドはCUP用でOK。結局、これしか使わなかった。費用的に安かったし、温度変化に左右されず安定していたからだ。これは、お勧めなのだが、ホイールが汚れるのと、ローターが早く磨耗してしまう欠点を認識しなくてはならない。しかし、止まらないブレーキシステムに何の価値があろうか。
<総評>
純正状態で、かなり完成された車だと思う(シート以外)。もっと車高を落として、もっとリアセッションを補強すれば、それなりに尖った車になっただろうが、それを無闇やたらにしなかった(必要最小限しかしなかった)開発陣のセンスには脱帽する。ロードスターに乗り換えて、数百キロ走ったが、看板である街乗りでの人馬一体感は、マーチ12SR(シート交換)>ロードスター>GDBインプレッサなので、SR乗りの方は是非、いい車であると思ってほしい。
そして、燃費が良い。高速20 l/kmはハイブリッドで燃費を稼ぐ昨今の風潮に逆流して、ハイコンプでも燃費が良いという感慨深いものがある。
最初は、現車も乗ることなく決めてしまった車だったが、かなり色々なことを教えてくれた良い車だった。乗ってみたら、
名車でした。ドライバーを育てる車だったね。是非、オーテック、日産にはこんな車を今後とも開発、販売してほしい。
Posted at 2012/09/08 18:56:15 | |
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