
自分のイチオシでサイクルロードレース界でも大注目のファビアン・カンチェッラーラですが
びっくりするような疑惑がかけられているらしいです。
完全にネタ(笑)その名もメカニカルドーピング。
何とレースに使用している自転車が電動アシスト付き自転車だと?
事の発端は、異次元の走りと称されるカンチェッラーラの走りを皆が「エンジンが付いている」とか「マシーン」と表現したところが始まりなんでしょう。
それを真に受けたのか、そこにお金が発生すると思ったのか、アホなジャーナリストが「自転車に小型モーターを仕込んで電動アシスト付きロードバイクにすることは技術的には可能で実際そういう商品も開発されている。その自転車を使った選手がロード界に実際にいることを私は知っている」というようなことを言ったようです。
さらにそのコメントをヒントに撮影したのか、目立ちたがり屋君がカンチェッラーラの走りと電動アシストモーター付き自転車をミックス編集した動画がYOUTUBEにアップされ話題を呼んだとか。
一応確認しようと見てみましたが、外国語だったこともありすぐ飽きました(笑)
ちゃんと動画を見てないんですが(見る価値ないし、見ようとした自分が恥ずかしくなった)、
内容はまず電動アシストの自転車をプレゼンして、
それをカンチェッラーラが圧倒的な強さで勝利したレースを具体例に「どこでどういう風に使われている」というような解説をしているようです。
ブログや自転車業界の記事から適当に推測しましたが、当たらずとも遠からずだと思ってます。
でも面白いのが、そのどこでどういう風に使われているかという解説が、
肯定派の人間通しで矛盾しているということ。
問題の超人的な加速をしたシーンがあるんですが、ある者はそこの加速が電動アシストによるものと言い
またある者はその直前まで電動アシスト付きの自転車を使用して力をセーブし
普通の自転車に交換してフレッシュな脚力を使って加速したと言ってます。
(実際、問題のシーンの少し前にカーボンホイールが割れた(解説者が中継中にそうじゃないか?言っていた)という理由でバイク交換をしているんですよね)
打ち合わせはしっかりしなよ。
ところで問題のジャーナリストは誰が使用しているかは伏せているようですが、
この手法ってマスコミがよくやるパターンですね。
誰が使ってるのかを知ってるのなら言えばいいのに。
他人の噂や不幸、嘘を言って儲ける仕事って楽そうやなあ。
問題の動画は、まともな人には見る価値無しですが
ファビアン・カンチェッラーラのすばらしい走りは観る価値ありですのでもう一度アップしておきます。
自分も、そんな疑惑をかけられる人間になりたいなあ。
Posted at 2010/06/14 23:51:07 | |
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