先日のハンドル交換の続きの話、
最初に4.5mmの穴を空けて取り付けた時のことですが
そのあとすぐに純正に戻してみて、走ってみると
直進巡行時、ハンドルが左にほんの少し傾いていることに気づきました。
よく見るとトップブリッジからずれている...
もっともトップブリッジに位置決めボルトがあるんでトップブリッジとハンドルの向きの関係性は必ず同じになるんですよね。
こういう時にいつも悩むのが「前からこんなんやったっけ???」
っていう感じで何かおかしい気もするけど前の状態を覚えていないってこと(汗)
今回はトップブリッジを一度外しているので心当たり大ありなんでよかったんですけど。
というわけでフォーク、前輪の芯出し?センター出し?要は調整です。
フォークを引っこ抜きます。
サービスマニュアルを見ると、カウルを外せと書いてます(笑)
え?そうなん???もうちょっと読んでいくと
右フォークを外すためにはカウルを外して冷却水リザーバータンクも外せ
と書いてます。面倒なんで今回は左だけ外します。
左を外してトップブリッジのボルトを緩めて、右アンダーブラケットだけで
留まっている状態にすればそこを基準に直角平行が出るはずですし。
左を外していきますが、なんと、フロントカウルやメーター関連を固定するためのサブフレームが邪魔をしてアンダーブラケットの上側クランプボルトへのアクセスがショートヘッド六角レンチでしかできません。
フォークに詳しい人に聞いたんですがここのトルク管理って車体の中でもかなり重要度が高いらしいんですよねえ。
どうしようかと考えまして、下側ボルトはトルクレンチを使えるので
ターゲットトルクに対して低い値で下側を締めて、上側を六角レンチで手締め
ちょっとトルク値を上げてまた上を手締め・・・の繰り返しで上下のボルトを均等に留めるやり方にしました。
オフロード車は圧倒的に車体が軽いですがさすがにフォークはこっちの方が軽そうです。
この片持ちの状態でトップブリッジを本締めします。
サービスマニュアルにはトップブリッジのフォークへの取り付けは
まずはセンターロックナットを本締めした後にフォーククランプボルトを締め付けろとのことですが、これですとフォークに対してトップブリッジが右に捻れてしまう気がするんで(実際は左に捻れていたような状態でしたが)
フォークを一旦仮固定してトップブリッジをターゲットトルクよりも低い値で締め、フォークを緩めて締めて、またトップブリッジを締めての繰り返し(笑)
これは自分の思い付きというか完全オリジナルです。
どちらも本締めして位置が決まったらもう片方のフォークを取り付け。
これで左右のフォークの芯出し終了。
次は前輪の組付けです。こちらは動画にまとめました。
片手で撮影、片手で98N・mかけるのは困難で撮影では実は60N・mしかかけてません(笑)
ポイントは、フォークをストロークさせる部分。
これはサービスマニュアルには適当な当て木を使ってストロークさせろ、
ブレーキは握るな、と書いてます。
KXの時は壁に押し当ててやってました。
フロントスタンドを使うと簡単にできるんですね。
岡山のサスペンション系プロショップの方の動画配信で覚えました(笑)
これで完成して走ってみましたが見事傾きは直ってました。
あと、納車時から出ている症状で大体60㎞/hくらいからの
ハンドルのブレに関してもひょっとしたら改善してるかもしれません。
これに関しては、ステムベアリングの交換してるんですけどね。
「250㏄のような軽量な車体だとこんなもん」と言われて
ディーラーの試乗車にも乗りましたが同じく出ていました。
それがもし直っていたら?ってところなんですがまだ高速に乗ってないんで
大きな声で言えません。自分もまだあまり期待はできてないです。
夏休みはツーリングも行きたいんであんまり変なことはやりたくないんで
ハンドルの取り付けも含めてこの辺にしときます。