このパーツは
3年近く前に購入していてもう試すこともあきらめかけてました。
セパレートハンドルキットです。
一応レース用と唄ってますが公道使用可能とのこと。
直接本人(社長)に聞きました(笑)小さなメーカーで、社長自ら設計と制作のための工場選びや指示、営業活動などをやっていて、つまりものすごいフットワークの軽い新商品の開発ペースが速い会社です。
25R発売当初、結構有名でしたしね。このメーカーの装飾パーツは結構人気ありますがハンドルを付けている人は一度も見たことありません。
で、なんで取り付けしてなかったかというと、
純正や他のメーカーのカスタムハンドルはトップブリッジ下側に、
フォークとハンドルをクランプするネジとそれとは別に回り留め?のような
補助ネジと接続箇所があるんですがこれはないです。
つまりクランプのやり方とトルク値が適正でないとハンドルが回りたい放題。
ですのでメーカーに問い合わせて聞いたのですが(説明書は無し)、
クランプボルトの締め付けトルクですが
純正や、おそらく多くのメーカーがそうであるかと思いますが
使われているボルトはM8ですがこれはM6の2連です。
このトルク値が5.2N・mだというのです。
レースですと押し引きもそれほど無くハンドルクランプにかかる負荷ってないのかもしれませんけど
(フルブレーキングの時ってどうなんでしょう?むしろあると思いますけど)
公道ですと押し引きはしょっちゅう、転倒したらタンクに食い込んで戻らないなんてこともあるかもしれず、ずーっと保留にしててあわよくば昨今の価格高騰に便乗して元を取ろうかとすら考えてました。
あと、バーエンドをどうするか?の問題もまだあります。
実は今軽量化の最終大物パーツを注文していて
数か月先になるんですがいよいよ最軽量になる日が近づいております(笑)
このハンドルもその一環なんで「せっかく買ったし試してみよう」と再びチャレンジしようと思えてきました。
スイッチボックスを固定するための穴加工が必要で
すでにこれは購入当初に行っていたのですが、穴径が小さくそのまま放置してました。
ドリルで穴を広げて最低限の大きさでドンピシャフィット。
慎重に位置合わせしましたがその甲斐あったみたいです。
ハンドル位置は少し前方へオフセットします。これも狙いです。
CBR250RRのようなスパルタンなポジションを希望してますんで。
垂れ角も限界まで付けました。そうじゃないと干渉してしまいますし。
結局トルク値はどうしたかと言いますと
純正のトルク値はM8ボルトで25N・mです。
さすがに5.2はないだろうということで
かと言って25N・mで締めて何かが破損したら大変なんで15N・mで
折り合いを付けようと考えましたが13N・mでなんとなく行けそうな気がしたのでそうしました(笑)
フロントカウルにも少し当たってます(元々そういう話でした)。
造りはアルミの簡素なパイプで、これでまた軽量化できそうです。
カタログスペック上845g(純正ハンドルは1552g)ですがこれ両方???
ほかのメーカーのハンドルもいくつか出てますけどそれらは目的が軽量化ではなく、ポジションの適正化や自社のマスター等のクリアランス確保であって
ほとんど重量的には変わらないのもこのメーカーにした理由です。
(質感はそっちの方が抜群にいいですけど倍くらいしました。でも今の自分のこのハンドルも当時の記憶からですと9000円くらい上がってます)
試走してきました。日本海まで試走しようかと思いましたが
渋滞がひどかったので、来週のプラザでの点検のための点検に徹することに(笑)
このグリップも3年寝かせておりました(笑)
左はツライチになってますが
右は5㎜ほどの出しろがあります。スイッチボックスの穴空けは
純正のハンドルときっちり合わせましたから元々こういう位置関係なんでしょう。
このせいでバーエンドやレバーガードとの相性が左右で変わってしまいます。
今から考えないと行けませんが、ロードバイクのドロップハンドルのようなこの簡易でええのではないか?と思えてきました。
垂れ角も無段階で調整できますのでここのトルクが甘いとガクンと下がってしまう恐れも出てきます。
走った感想はというと、少し垂れ角が付いたのですが、2㎝前方へシフトするという仕様ですがそれは感じなかったです。そりゃそうですよね、写真で見ると結構絞り角が大きいですね(笑)
前傾をきつくすることで姿勢が適正になり逆にハンドルへの加重が少なくなる期待をしましたが甘かったです。そこは変わらずです。
あとシートを2㎝ほど上げるハイシートカスタムを、愛知県の策略星がやってますけどそれもいづれはやりたいですね。自覚症状はないですけどバックステップで膝の折り曲げ角度もきつくなってますし。