代行屋は滅多に使わないのですが、今回の事件により今後積極的に使うことはもう無いでしょう。
感情に走り、口汚い言葉で罵りたくなるような気分なのですがそれをやってしまえば「どっちもどっち」と冷たい目で見られてしまうので事実のみを淡々とご報告します。
あまり気持ちよい内容でも無いし無駄に長くなると思いますのでその点は予めお詫びして置きますm(_ _)m
2月末のお話。
娘の所属する団体の集まりがあり、つくばみらい市某所の店で飲食。近所の人も一緒だったので帰りは代行で帰ってくることにしてウチのステップワゴンを出したんですよ。
20時も過ぎたので店に代行屋を呼んでもらう。「混んでる」との事でしばし店で飲みながら待つこと約2時間!!
悪びれる事も無く登場した代行屋。車に乗り込み発進したのですが駐車場から出る時、なーんかハンドル切るの早くね?・・・と思う間もなく内輪差でブロック塀を巻き込みブチ当てる。
しかも止まることなくそのままアクセル踏んで進んでいこうとする始末。ヨメが「ちょっと止まってもらえない?」と言わなかったらそのまま行くつもりだったんじゃないのかな?
被害:
・右サイドスカート後部破損
・右リヤホイール1本に深いガリ傷
・右リヤタイヤパンク
代行屋、ドライバーは謝罪の一言も無くウロウロするだけ。随行車の女性はどこかにずっと電話するばかり。
暫くして私たちに向けて最初に発した言葉:「あのースペアタイヤありますか?」
現在の車はスペアタイヤ付きの車の方が少ないですよね。当然ウチの新車にも付いていません。
「パンク修理剤ならあるよ」と言うと「それじゃそれで修理してください」
ふーん、オレにやれって言うのね。まぁいいだろうやってやろう。
とりあえず車から修理キットを出したけど、手伝う素振りは全く無し。パンク修理キットをコンプレッサーに繋いでエアー充填するが全く入らない。
タイヤを良く見ると、側面が10cmくらいパックリ。これじゃパンク修理剤じゃ絶対無理だわな。暗くて気付かなかったよ。
そういえば警察呼んだのかと聞くと返事無し、まぁ呼んでないの丸解りだな。さっきは何処に電話してたんだか?
さすがにキレて「誰が警察呼ぶの?オレが呼ばなきゃイケないんですかねぇ~~??」って言ったら渋々電話始めましたよ。
暫くして今度は「あの~ JAF入ってますか?」とな。 タイヤがオシャカだからレッカー呼ばなきゃ行けないんでしょうが、それを被害者に呼ばせるつもりなんでしょうか?
家に行けばタイヤあるって話をしたら「それじゃー持ってきてください」だって。飲んで運転できないから代行呼んでるのにどうやって取りに行けと?警察の前で飲酒運転しろと言うのか?
お話になってないのを見かねて、一緒に来てた人が家族に電話して呼んでくれてヨメが一緒に乗って行き家までタイヤを取りに行く事に。
ついでにジャッキとクロスレンチとトルクレンチも持ってきてもらいその場でサクっとタイヤ交換。
もちろん一切手伝う素振りはありませんでした。しかも、代行屋の依頼でわざわざタイヤを取りに行ってもらって持ってきたのにお礼の一言もありません。
警察の現場検証も終わり、ドライバーと連絡先を交換してその場は終了。結局随行車の女性が運転することになりました。
しかし、印象は最悪。ヘラヘラしながら「すいませんねぇ~ 忙しかったもんで。でもちゃんと2種免許持ってますので大丈夫です!」・・・忙しいが言い訳になると思ってるんですか。大丈夫じゃないからこんな事になったんですよね。
無駄にスピード出すわ人の車運転しながらヘッチャラで携帯で通話しまくるわ、何が2種免許持ってますだよ。ドライブレコーダーに証拠残っちゃってるんだけど。
家に到着したときはもう日付も変わる頃。「今日の件があるのでお代は結構です」と言うが、1500円くらいで借りを作りたくないのでそこは払いましたよ。
寒空の中イロイロ対応させられて酔いもすっかり醒めてしまいました。その代行屋をちょっと検索して調べてみると、県警のページに複数回処分を喰らっているのが載ってるような業者でした。
https://www.pref.ibaraki.jp/kenkei/a02_traffic/drive_agency/penalty.html
マトモな業者だったら会社から翌日にでも謝罪の電話があるかなー・・・なんて思ってたら案の定なーんの連絡も無し。推して知るべしって感じですね。
4日後くらいに、相手の保険屋から「代行屋さんから今回の事故で保険を使うかもしれないって連絡がありましたぁー、車はどうしましたかぁー?」とか、妙に人の神経を逆撫でするような口調の電話が掛かってきましたよ。 事務的にディーラーの説明だけしておきました。
さて、車のほうですがディーラーに持って行き見積もりを出してもらいました。
・右サイドスカート交換
・ボディのガラスコート修理
・タイヤ&ホイール交換
・タイヤ修理キット新品購入
・レンタカー代
相談した結果、下記を追加することに。
・ホイールは全く同じ物が無ければ同等品を4本
・タイヤ1本交換のみでは走行安全性が確保出来ないので4本交換。
・ホイールをぶつけているのでアライメント測定&調整
別に不当な要求じゃないですよね?
本当は、現地でのタイヤ修理&タイヤ交換の技術料と家からタイヤ持ってきた運送費も請求したいくらいでしたけどね。
見積もりを出してもらいディーラーから代行屋に送ってもらいました。この時点で事故から1週間経ってます。
その間、ウチの防犯カメラに怪しい車が家の前で止まって車を覗き込んでるような映像が複数回映ってましたよ。保険屋か代行屋が探りに来てたんでしょうね~
ナンバー拡散しちゃおうかと思いましたが、侵入被害があったわけじゃないのでやめときました。
さらに3日後くらいに代行屋より入電。「この内容は受け入れられない。保険の上限金額が10万なので保険屋はそれ以上払えないと言ってる。超えた分はドライバーの自腹になってしまうので、タイヤは1本しか出せないとドライバーが言っている」・・・あなたの会社が入ってる保険の額とか、ドライバーが言ってる云々はこちらとしては全く関係ない。業務中の事故なんだから私と交渉する相手はあなたの”会社”ですから。
「1本のみの交換では走行安全性が補償されない。それが原因で事故が起こった場合あなたの会社は補償してくれますか? 4本交換でお願いします。"ドライバーが"と言うのならそちらでドライバーとお話してください」と電話を切る。
そこから更に1週間以上音沙汰無し。ディーラーとドライバー間でもおかしなやり取りがあったらしく「あの相手おかしいです、大丈夫ですか?」と心配の電話をくれるくらい。
事故から1ヶ月も過ぎようとしたあたりで相手のドライバーより入電・・・と言うかワンギリ。掛けなおすとすぐに出たと言う事は電話代をケチったんでしょうね。
「修理中のレンタカー代は納得できないから払えない。ディーラーから代車がでるだろう。タイヤも2本だ」・・・と上から目線で言われましたよ。
ディーラーの客が車を修理や点検するために預けるんだったら代車もタダで出るかもしれないが、そのディーラーと何の関係もないあなたがぶつけた仕事に対してタダで代車なんか出ないのは常識なんですけどね。
「納得できないのであれば構いません、訴訟手続き始めさせて頂きます。その結果で納得するしない関わらずお支払い頂きます」と伝えましたがよく解ってない様子。日本人じゃないのか?
「貴方は会社として私と交渉してるんですよね?個人的な交渉じゃないですよね?」の問にもよく解ってないようで明確な回答なし。「保険の上限金額を上回ってる」と言うので「そんな保険であれば認定条件違反だ、公安に確認して良いか?」と聞いても意味が解ってないようだ
訴訟なんて言うだけでどうせしてこないだろうとか思ってるんだろうが、泣き寝入りしてモヤモヤしたまま何年も車乗りたく無いから多少費用がかかろうがキッチリやろうと決めました。
小額訴訟とかイロイロ調べていたら自動車保険の「弁護士特約」の話が目に付き、そういえば特約つけてたな~と思って条件に注目。
保険屋に電話して相談してみたら使用可能と言う事で、弁護士の紹介も含めて面倒見てくれました。
事故証明や事故時の写真、破損部位の写真等々を纏めて資料を作って、紹介してくれた弁護士事務所へ出向きました。
今までの経緯を説明し相談。しかし返答は「物損事故なので壊れた物以上の請求は出来ない。法的には相手は壊れた部分を直す義務しかない」・・・とのこと。
慰謝料が発生するのは原則的に"人身事故”の場合のみらしい。ただ、1本のみ交換した場合の走行安定性の話は聞いてくれて「それじゃとりあえずは見積書どおりに請求してみます」と回答を頂きました。
これで話も進むかと思っていたのですが、弁護士事務所より入電「名刺にあった住所に書類を送ったら戻って来てしまった」とのこと! 名刺に嘘の住所載せてたってことですよね?
確かに、ネット検索して出てくる住所とも違う。
弁護士さんが相手の保険屋に電話して住所を聞きだしてくれて再度書類を送付してくれましたが、そっから先も長い長い沈黙期間が・・・。
2ヶ月くらい経った頃に連絡があり、保険屋に聞いた住所に書類を送ったが音沙汰が無く、調べてみるとそこには誰も居ない事が判明。いろいろ追いかけてようやく相手と連絡が取れたそうな。
会社住所を点々と変えてるって事ですね。まぁマトモな会社じゃない事は想像ができます。
連絡が取れたとは言え、相手は「○○万円までしかどうやっても払えない。これでダメなら訴訟でもなんでも勝手にやってくれ」と言って来たらしい。
向こうとしては「車の修理とタイヤ1本,ホイール1本しか法的な義務は無い。ホイール4本とタイヤ2本はこちらが譲歩してやってるんだ。裁判すればもっとやすくなるんだぞ」って言う感じなんでしょうね。レンタカー代はハナから出す気はないらしい。そっちは法的義務あるんですけどね。
こちらはそれ以上の迷惑を受けてるんですが・・・。まぁ、法律を盾に最低金額しか払ってもらえないよりはマシで、上乗せ分は相手の誠意と思ってそれで納得することにしました。
ディーラーにではなく現金振込みで自分の口座に振り込まれるとの事なので、点検と合わせてディーラーでやってもらう事になったので結局代車代金はタダになりましたが(笑
後日、弁護士特約の支払い明細が来ました。弁護士さんに今回相手に請求した額よりも高い報酬が払われてました。物損程度で弁護士を使うのは赤字だってことですね。逆に言うと、弁護士特約をつけてる人は小さい事故でも積極的に使うべきです!
正直、個人で意固地になって小額訴訟とかしてたら確実に赤字になっていましたから。
弁護士特約つけてた自分グッジョブ!
形式的にはちょっと負けた感じになってしまいましたが、金額的にはブリザック定価で2本分+ディーラー定価のホイール4本分はもらえたので、それでタイヤショップの安いスタッドレスセットでも買えば十分黒字ですので良かった事にしましょう。
どうせ、今シーズンで交換しようと思ってた古いスタッドレスタイヤでしたから(笑
。。。と言う事で、2月から引っ張ってきた長い長い交渉はこれにて終結となりました。まだ車は修理から帰ってきてませんが、帰ってきたら久々に遠乗りして慣らしの続きをしなきゃ。まだ走行距離3000km行ってませんので。