
5月3日(土) GW秋田ツーリング1日目 その2
つづき・・・
エンジンがオーバーヒート状態であることを告げる
警告灯がきらびやかに光る中、やっとの思いで一関の料金所を過ぎ、
国道への交差点手前の側道のスペースにバイクを停めました。
二本松ICから一関ICまで184キロ。高速料金は3550円でしたね。
高いなぁ・・・
それにしても何事だ??
皆が集まってきまして、笑っております・・・
「あはは!やっぱし何か起こるない!」
「今年はJOKERか!!」
「さっそくベンベに電話しないと!」
「くぅ、このボッコレヘデナシ!!」
皆ヘルメットを脱いでマッタリタイム。
ワタスは精神的にやられていましたが、とりあえずドルチェを確認・・
再度エンジンを回すものの、やはりファンが回っていないようですねぇ。。
とりあえず、オイルランプが先に点灯したので、オイル量を確認。
オイルはMAX近く入っており、減っている様子はありません。
MAX近いのがまずかったのか??
飛ばし過ぎて、粘度が下がって油圧が落ちたんだろうか?
でも、飛ばしたって言ってもちょっとだけだしなぁ。。。
ちっちゃくてもアウトバーンの国のバイクだぞぉ??
やっぱ水温が上昇したんだから、ラジエターファンが原因のはずだなぁ・・・
うーん、あやまった。(困ったの意)
ココから第一観光地の「
厳美渓」は直ぐそこであります。
10分程度クーリングした後、厳美渓まで進んで予定通り休むことにしました。
さて、エンジンが冷えますと警告灯も消えておりました。
厳美渓までは5キロ程度。
それほど車の量も少ないようなので、様子を見つつ進みます。
こういうときに限って信号で止まってしまいます。。
またも水温が上昇し始めました。。
とりあえずエンジンを切ります。
「くそぉ、なんでこんな思いをせねばならんのだ・・・」
信号が切り替わる直前、エンジンをかけようとセルを回しました。。。
キュキュ・・・・
あれ?掛からん!!!
アクセルをチョイとひねりつつセルを回します・・
キュキュ・・バ・バババ・バン!!!
カブったような感じで、エンジンが始動!
あぁ、良かった・・
慌てて先に進みます・・
うーん、今エンジンを切るのも危険だ!!
「そろそろガソリンがないから、給油よろしく!」
あんちゃんからの入電。
おぉ、すっかり忘れていた!
ここまでワタシのメーターで220キロ走っております。
あんちゃんは+20キロ程度かな?
ジレラのランナーのガソリンタンクは12L。
今回はリッター30キロ近く走っているようで、まだ50キロは大丈夫とのこと。
一関IC付近にはガソリンスタンド(GS)がありましたが、
そこを見逃してから厳美渓まではまったくありませんでしたねぇ。。
国道342号を西に進み、右手に
道の駅「厳美渓」が見えたところで左折します。
数年前に来た頃から大分道もキレイになっており、まったくイメージと違っていましたね!
厳美渓に無事に到着。
道の駅の車の混みようから、ものすごく混んでいるのを想像していましたが、
人もまばらであります。
カワサキバイクマガジンのミーティングで、夏油温泉に行った際、
帰りにココ厳美渓に立ち寄りソバをすすったのですが、そのソバがおいしくてね♪
今回もそのソバ屋にお邪魔しました。
軒先にバイクを停めて置けるのもココのいいところであります。

店の名前をキッチリ記録するのを忘れました!!読めません・・・
(^^;;;
「とりあえず観光をしてからメシにするかい?」
カウジが言ってきました。
すると、店からおばちゃんが出てきまして、
「今空いているから、先に食べちゃったほうがいいよ!」
とのこと。
確かに昼時には少し早い時間ではありますが、
店内はガラガラで、客なんて来るのかな?と思いつつ、
軒先にバイクを置かしてもらっているので、まずはソバをすすることに。
前回は真っ白い大根おろしが入ったソバをすすった覚えがあります。
あれが美味かったんだよなぁ♪
なんて品だったかな??
メニューを見ていますと、またもおばちゃんが、
「おすすめは、春待そばだよ!紫のからみ大根がうまいよぉ~♪」
「んじゃ、それを大盛りで!」
と、5人とも「春待そば」を注文。
注文後、ワタスはドルチェに戻りまして、クーラントの量を確認します。
ドルチェのクーラントのタンクは、カウル内にありますが、
小さな窓から量を確認できます。
が、よく見えない。
入っているようにも見えない・・・ってのは入っていない??
ありゃ。やっちまったか??
そういやぁ、水の量なんて確認したのはいつだっけ??
ってか、今時のバイクがクーラント減るなんて漏れない限りあり得ないしなぁ・・・
と思いつつ、カウルをはずし始めます・・・
途中まで外したところで、人の気配が・・・
みんなが店屋から覗いていて、人の行為を写真に収めようとしております!
まったく!!
シート下から取説を取り出して席に戻りました。
うーん・・・
よく理解できないうちにソバが出てきました。
ま、早めにディーラーに持ち込んだ方が良いようだな。

おぉ♪紫色の大根おろしがなんともうまそうであります。
春の山菜のてんぷらもよさ気♪
それにしても、大盛りは食い応えありです!
これで200円増しですからね!安い!!
と、美味いソバをすすっているうちに、続々とお客がやってきて、
あっという間に満席となってしまいました。
先に食べて正解♪
さて、メシも食ったし、取説読んでもワカランからバラスか!!
岩手の厳美渓まで来て、カウルを全バラにするとは思ってもいませんでした・・・
とりあえず右側のカウルを外し、クーラントのタンクを覗きます。
これもMAXまでたっぷり入ってまして問題無し・・
あとは配線関連だなぁ・・・
何度かバラしていますので、配線が繋げていないかも心配であります。。
ラジエターファンに繋がる配線関連を確認。
見れる範囲は問題なし。
ってか、指さえも入らない・・・
ファンも狭い隙間から指先でエッチラオッチラ回そうとしましたが、
なんか引っかかっているのか、回り辛い。
で、アレコレ色んなところからようやっと回してみましたが、
一応回転するようであります・・・
うーん、よく解らん。
後はヒューズだな!
とシート下とか探してみましたが、ヒューズボックスが見当たらない・・・
あれ??
そういうや、このバイク、ヒューズなんて見たことがないぞ??
手元の取説でヒューズを確認・・・
おぉ、このバイク、電子ヒューズだったんだ・・・
んじゃ有るわけねぇわなぁ・・・
まったく、コンピュータの塊のようなバイクであります。
もうこれ以上は自分では確認できましぇん。。。
ってことで、そそくさとカウルを付け直し、観光に出かけることに・・・
厳美渓の観光としては、
「栗駒山を源に流れる磐井川が巨岩を浸食し、甌穴・滝・深淵と表情を変え2キロメートルにわたり渓谷美を見せる。
対岸からロープウェイに乗ってやってくる「空飛ぶだんご」も名物です。」
以上、二行で済みます。
( ´,_ゝ`)プッ
郭公だんごは「水曜どうでしょう」でも紹介されてましたね!

郭公だんごとは、厳美渓の川を挟んだ対岸にお店屋がありまして、
そこにダンゴを注文します。
備え付けのカゴにお金を入れまして、ロープウェイみたいな感じで送りますと、
ダンゴが入って戻ってくるシステムです。
結構並んでいましたし、ソコソコ値段もいいので、腹いっぱいの我々は見るだけにしました。
流石に2キロも侵食した岩々を見ることは出来ませんので、見える範囲を写真にパシャ♪

天気が良くて最高であります♪
観光も済んだので、バイクに戻り次のルートを確認。
ココから国道4号線に出なければならないのですが、今来た一関ICを戻るルートにするか、
ココを出て直ぐの県道31号を北に進むのがいいか迷いました。
一関ICに行けば、確実にGSがありますんでね。
県道を進むと、10キロ先までGSは無いようです。
あんちゃんのランナーはもう少し走れるようなんで、このまま県道を進み、
国道に出てから給油することにしました。
県道31号は、一関の街中を外して走れるルートであります。
そのまま進めば、平泉の毛越寺へ行けるそうな。
我々は、毛越寺へ付く手前で4号線に出る予定。
平和で空いている農道とも言える道路を進み4号線に出ました。
直ぐ先には一昨年にツーリングで行った、平泉「
中尊寺・金色堂」があります。
同じくGWに行ったのですが、NHKの大河ドラマがヒットしたせいか、
ものすごい混みようだったのを覚えております。
今回、その混んでいるであろう道を通るのですが、ドルチェの水温が心配でなりません・・・
数分後、中尊寺入り口が見えてきました。
ココは国道沿いにお寺がありまして、中尊寺を見るには中の有料駐車場に
バイクを停めなければなりません。でも、公営の駐車場は50円で停められますので、
安いもんです。
側道を歩く観光客は結構いましたが、道路は思ったほど混んでおりません♪
交通整理の警察官のせいで混雑しているような感じ。
観光バスも少なく、スイスイと中尊寺を後にしました♪
中尊寺を過ぎ、一つ目のJAのSSで給油をすることに。
ココまで236.6キロの走行。
ほとんどが高速走行でしたが、9.3リッターしか入りませんでしたね♪
25.4km/L程度の燃費でありました。
ハイオクが169円でしたねぇ。。
地元と変わりませんが、高いですよねぇ。。。
ちなみにレギュラーは159円だったかな?┐(´-`)┌
さて、先に進みましょう!
我がドルチェも、走って入れば水温も安定しているようであります♪
ちょいと進んだ先のGSの看板には、レギュラー153円の文字が・・・
まったく・・・6円も違ったか・・・
こんなもんだねぇ・・・
高速を降りて国道を走っていますと、信号でのストップ&ゴーが面倒で仕方がない。
わがままなグチを言いつつ、順調に旅は進みます。
それにしても大きな「こいのぼり」を掲げている家の多いこと!
ここら辺の家は土地が余ってるんでしょうかねぇ?
ウチはムリだ・・・
さて、イキナリ4号線がT字路になっててパニクった水沢IC付近を抜け、
イーハトーブ、宮沢賢治で有名な花巻市に入りました。
「イギリス海岸」と名づけた北上川が右手に見えております。
そのうち、大きな施設が見えてきました。
花巻空港であります。
国道沿いのこんな街中に空港があるとは思ってもいませんでしたねぇ。。
いや、地図を見るとそうなっているのですが、その広大さにはビックリでしたね!
落ちないことを願います・・・
花巻空港を過ぎ、
道の駅「石鳥谷」で休憩をすることに。
トーホクも、北海道と一緒で地名が難しくて読めないのが多いですねぇ。。
ココはそのまま「いしどりや」と読むそうでありますが。
石鳥谷の道の駅は、結構大きな施設が立っていましたね!
民族資料館やら、酒の図書館、伝承館等もあるようです。
GW中ということで、ちょっとした屋台も出てましたね。
クレープとか売っているだけでしたが。
これだけ大きいのにバイクの専用駐車場は見当たりませんでした。
まったく。

仕方ないので、食堂が入った酒の図書館の裏手の日陰にバイクを止めることに。
気温は28度を示しております!
夏です!!
夏といえば、ソフトクリン!!
施設内には、ジェラートが売っておりました。
みんなはそのジェラートを購入。300円だったかな?
ワタスは気分的にジェラートではなく、ソフトクリンだったので、
施設からちょいと離れた、駐車場の端にあるお店でソフトクリンを注文。

ゴマソフト200円!安い!!
そして、マッタリした歯ざわりが美味い♪
よく、シャーベッド状のソフトクリームを売っているところがありますが、
あれは遺憾!
ソフトクリームは、ソフトでなきゃ!!
( ´,_ゝ`)プッ
ふと駐車場の端を見ますと、ガレージセールのような感じで、
ひとつのテントが建っておりました。
その隣には、売りモン?のようなバイクも並んでいましたね。
行ってみよう!
テントに行ってみますと、マッタリとイスに座ったオヤジが数名居まして、
テント下には、額に入ったバイクの絵が並んでおりました。
先ほどのジェラートのお土産施設内にも飾ってあったバイクの絵でありました。
どこかで見たことがある・・・
一人のオヤジがしゃべってきました。
「こんちは~。ツーリングですか?」
ちょいと訛りのある言葉で、フレンドリーに話してきます。
「はいそうです。これから秋田まで行きます。」
「この絵、見たことありますか?原画は切り絵なんですが、カワサキバイクマガジンにも載ってるんです。」
おぉ、そういやぁ見たことあるぞ?
往年のZシリーズやらCB等も描かれております。
「あぁ、見たことありますよ!」
「ワタシが作者なんですよ。ここら辺に住んでいます。」
ほうほう。そうだったんだぁ・・・
小さい絵でプリントではありますが、額代含みで1枚1000円だとか。
バイクなんで買っても持って帰るのが大変なんですが、
奥さん?らしき人が一生懸命売り込んできましたね。
「半年過ぎましたが・・」
と、1000円のカレンダーを半額でいかが?と聞かれました。
ちょっと心が動いたのですが、買いませんでした。
( ´,_ゝ`)プッ
全て原画を元に印刷したもので、KZ1000だったかは、
モリワキの本社に原画が飾ってあるそうであります。
こういう苦労して一旗上げたようなトーホク人に弱いのですが、
買う気が無いのでそそくさと後にしました。
詳しくはコチラを♪
http://www.kamitan.com/
さて、十分休憩しましたので、今後の予定を立てます。
現在、14:15。
ここから宿まで80キロぐらい?
この先、盛岡市内は混雑が予想されるので、裏道を通って行く事に。
国道4号から、県道198号に入り、さらに県道13号を北上し、
秋田へ向かう国道46号へ行くルートに決めました。
最初の県道への分岐がキーとなります。
それなのに、国道4号をボケーっと走ってて案内板を思いっきり見逃しました。
「ここだない!」
よっちゃんからの入電。
「ありがと!見逃してたよ!」
「・・・」
いやいや助かりましたよ。ココを逃すとその後のルートを頭に入れてませんでしたからね!
田園ののどかな風景の中を進みます。
走っていれば涼しい・・・
前方にはチョイと雪を被った大きな山が見えております。
「岩手山だってさ!」
「なるほど!あれが
岩手山か!網張とか八幡平とかのスキー場に行ったことがあるよ!
いい感じだない!」
「・・・」
県道13号から、県道16号に左折しました。
つなぎ温泉方面へ向います。
しばらく走ると、右手に「
志波城古代公園」と書かれた看板が目に入りました。
大きな古城の正門みたいなのが立っており、広場を囲うように壁も続いております。
「おぉ、これは何だべない?」 とオレ。
「古代公園ってなんだべ?」 と、よっちゃん。
「中は大きな広場のようだね!」 とオレ。
「・・・」 ダンマリかよ・・・
なんだか会話が続きません。ってか合わない感じ??
皆さん、疲れてきているのかな?
「気合入れて走ろう!」
「・・・」 またかよ・・
なんだか寂しい。
無口のまま国道46号を目指します。
「なんか変だね?誰だべね?」
カウジからの入電です。
「どうしたんだい?」とオレ。
「・・・」
「反応してるよね。」
「んだね」
あれ???
あ!!
俺の無線、スピーカーだけ入ってて、マイクが外れている!!
慌ててコードを挿し直しましたよ・・・
「いやぁ、一生懸命しゃべってるのに反応が無くて寂しかったよ!!」
( ´,_ゝ`)プッ
道の駅「石鳥谷」からずーっとマイクが入ってなかった模様。
無線機の配線はキチンと確認してから走りましょう!
ってことで、長くなったので
続く!!