
2年ぶりの北海道ツーリングの日が
やってまいりました。
今回も
2006年同様、
道内3泊4日の短い期間であります。
今回の予定としては・・・
7/16(水)
志田浜-新潟港 135.7km
新日本海フェリー泊
7/17(木)
小樽港-宗谷岬 352.5km
宗谷岬-紋別港 186.4km
紋別セントラルホテル泊
7/18(金)
紋別港-北勝水産 57.1km
北勝水産-美幌峠 79.8km
美幌峠-花咲港 146.0km
花咲港 納沙布岬 26.7km
納沙布岬-北19号 111.7km
北19号-川湯温泉 68km
川湯温泉 湯の閣泊
7/19(土)
川湯温泉-阿寒湖 58.4km
阿寒湖-上士幌 83.3km
上士幌-三国峠 53.1km
三国峠-層雲峡 28.9km
層雲峡-旭川 69.6km
パコ旭川泊
7/20(日)
旭川-美瑛 26.4km
美瑛-富良野 32.6km
富良野-苫小牧 170km
太平洋フェリー泊
7/21(月)
仙台港-郡山 150km
上記距離数は目安ね♪
総行程 約2000kmの旅であります。
で、今回のツーリングメンバーは、
これまた前回(2006年)と同様、
ジレラ ランナー乗りの「あんちゃん」
ホンダ バラデロ乗りの「よっちゃん」
そしてワタシ、BMW F800Sの「JOKER」
の3人であります。
2006年の時は、北海道に在住のホンダCBR600RR乗りの「ポンチ」が
一緒に走ってくれたのですが、いろいろあって今回は一緒に走れないとのこと。
残念ですが仕方ありませんねぇ。。。
さて、今回の北海道行きには、前回同様フェリーにて上陸をいたします。
ルートとしては、行きが新潟-小樽間の「
新日本海フェリー」。
帰りは、苫小牧-仙台間の「
太平洋フェリー」をチョイスいたしました。
「新日本海フェリー」は乗っている時間は長いのですが、
割安なんですねぇ♪
午前中に新潟を出港し、翌日早朝4時過ぎに小樽到着。
帰りの太平洋フェリーは、19時に苫小牧を出港します。
往復を新日本海フェリーでチョイスすれば、もっと安くできたのですが、
帰り便の小樽発が10時に出港しますので、最終日はまったく走れず、
尚且つ、小樽に泊まっていないと間に合いませんので、
走れるルートが限られてしまいます。
北海道により長く居座る?にはこのチョイスが有利だと思います♪
ここ数ヶ月、いろいろと下調べをして準備をしてきましたが、
当日を迎えても何かしら忘れ物があるんじゃないかと心配でなりませんでしたねぇ。
ということで、北海度ツーリング2008の一日目の始まりであります・・・
北海道ツーリング2008 1日目 7/16(水)その1
完璧に準備を完了したと思っていても、
何故か忘れ物がありそうでソワソワした朝を迎えました。
本日の予定は、
AM6:00猪苗代湖湖畔 志田浜にみなさん集合。
そのまま国道49号を新潟に向けて走り、時間を見て磐越道に乗る予定。
AM9:00には新潟FTに到着し、フェリーの乗船手続きを実施。
AM10:30にフェリー出港!
という感じであります。
ワタス個人の予定では、4:50頃起きて5:15に家を出れば、
志田浜集合に十分間に合うはずでしたが、
目が覚めたのが2:30。( ´,_ゝ`)プッ
前日22:30には寝たのですが、流石に早く起き過ぎ。
もう少し寝ていたいものの、ナカナカ寝付けません!
そのうち腹が減ってきて、フト頭にあることがよぎります。
「今日の朝飯ってどうするんだっけ?」
志田浜集合としたものの、早朝は自販機がある位で他に何にも無い場所。
朝飯を食べるにはコンビニに集合した方がいいな!
と、当日になって集合場所の変更連絡をメールにて行う。
このメールをしたことで気分がスッキリしまして、3:30に二度寝に入る。
4:30。目覚ましが鳴る前に目覚めます。
窓越しに外の様子を伺い、雨が降っていないことを確認。
”ニカ!”と笑いつつ、出発準備に取り掛かります。
今回の旅の格好は、半袖Tシャツにヒットエアーのメッシュジャケット。
下は、ラフ&ロードのストレッチツアラーパンツ。
グローブはメッシュではなく、3シーズンタイプをチョイスしました。
初日は最北端に向け海沿いを走りますので、寒いことが想定され、
3シーズンジャケットの方がいいと思ったのですが、
天気も悪いことも解っており、合羽の下に3シーズンでは、
2006年の北海道ツーリングを彷彿させる、蒸し風呂状態になるだろう!
ってことで、メッシュジャケットとし、
その中に着る服を重ね着して調整することにしました。
(薄手のトレーナーと、ウィンドブレーカーを用意)
今朝は結構涼しく、ドルチェの気温計は18度と出ております。
走り出すと寒いかもしれませんねぇ??
(今後の温度記録は全てF800Sの気温計を基にしております。)
ドルチェをバイク小屋から出し、
なんだかんだやっているうちに5時を回り、
5:15。予定通り自宅を出発しました。
郡山市街地から三森峠を抜け、猪苗代湖畔を走ります。
流石に猪苗代はサムい・・・16.5度の表示。
朝靄のなか、湖越しに望めるはずの磐梯山は残念ながら見えてませんでしたが、
波もなく静かな猪苗代湖は大変綺麗でしたねぇ♪
晴れていればもっと最高なんですが・・・
5:45、志田浜の7-11に到着。
既にあんちゃんとよっちゃんが待っておりました!
「二人とも早いねぇ!」と俺。
「あんちゃんが一番だったよ!」とよっちゃん。
「結構早く着いたよ!」とあんちゃん。
二人は既に朝飯を食べ終えているようであります。

早朝から駐車場にホースで水を撒いている店員から
おにぎり2個とペットボトルのお茶を購入。
水がバイクの周りにも流れてきております・・・
足元がビショビショです。。。
「さて、これからどうスッペない?」
ココから新潟港までは140km程度。
時間当たり40km走れるとして、途中から高速に乗れば余裕で間に合うはず。
しかし、2000年にパジェロで新潟港から北海道に渡った際、
自宅を4:00に出発して、新潟港に8:30に着いたとメモにありました。
下道だけで4時間半掛かってましたねぇ。
平日の新潟市内は、通勤ラッシュで大変混雑することが予想されるってことで、
このまま猪苗代から磐越道に乗って、安田ICで降りてR49を新潟FTに進もう!
ということになりました。
余裕の無い旅は事故の元!
それなりにゆっくり進もうじゃないですか♪
6:00丁度、志田浜の7-11を出発。
猪苗代磐梯高原ICより磐越道の高速に乗った途端、Tシャツにメッシュでは涼しすぎることが発覚。
気温は17℃をちょっと上回る程度でしたが、
ヤハリ、メッシュ下には何かしら長袖を着た方がいいようであります。
磐梯山を過ぎた辺りで「工事区間交互通行 15分待ち」との標識が見えました。
まだ早い時間で工事をしていませんでしたので、止められることはありませんでしたが、
対面通行の場所が多い磐越道は、工事が入ると片側車線が確実につぶれます。
それだと乗った意味がありませんねぇ?
ココは四車線化の工事だったのかな?
行く先の山の上の怪しい雲を眺めつつ、
結局雨も降らずに順調に高速を進み、新潟県に入りました。
6:50頃かな? 上川PAに到着。しばしの休憩。
「いやぁ、結構寒かったない!Tシャツ以外は着ていなかったから厳しかったよ!」
「俺は着ているゾイ!」
同じくメッシュジャケットを着ているよっちゃんは、中にウィンドブレーカーみたいなのを
着込んでおりました。
あんちゃんは、革のジャケットを着ていましたので問題なかったようであります。
トイレ休憩を済ませ、いざ出発!というときに・・
「ありゃ!」
あんちゃんがアタフタしております。
どうも今回のツーリングのために購入したヘルメットの
バイザーの金具と
シールドの止め具の咬み合わせが悪く、触った途端シールドがポロっと外れたようであります。
「こりゃクレームだない!」
「もう行くしかないから、注意して走るしかないね!」
トイレと自販機意外何にもない上川PAを出発。
7:31、順調に安田ICを降ります。
安田ICから国道49号に出るにはちょっと距離があります。
標識はあるものの、地名が頭に入っていなかったものですから、
ちょっと間違えそうになりましたね。
地図上の曲る道順を頼りに無事に国道49号線に出て、
あとはひたすら新潟FTを目指して走るのみ。
いやぁ、流石に混んでいましたよ!新潟市街地は!
バイパスなのに至る所で渋滞にハマります。
バイクと言えど、荷物満載気味の我々はスリ抜けなんて中々出来ません。
信号待ちのタイミングで前に出るのみ!
結構掛かりましたねぇ・・・
国道49から国道7号に切り替わり、新潟港を目の前にしてまたも大渋滞。
国道113号線手前の交差点には、トラック、トレーラー、
一般車両が右往左往入り乱れ、中々進むことが出来ません。
さて、北海道上陸初日、5時前には小樽に下りる予定でして、
北海道のGSが開いている保証もありません。
ってことで、新潟港付近で給油を済ませたかったのですが、
大混雑の中、なかなかGSも出てこないし、ちょっと焦ってしまいましたね。
8:20、113号にあった
7-11に飛び込み、フェリー内での食料品を調達。
夕飯はフェリー内で食べる予定でしたので、昼飯分のおにぎり2個とカップメンを購入。
7-11からちょっと離れた場所に
GSを発見。
給油を済ませます。
8:55、ある意味予定通りにフェリー埠頭に到着!
早く高速に乗って良かった♪
バイクがいっぱい並んでいる乗船待ちの駐車スペースに誘導されました。
いろいろなバイクが並んでいましたねぇ♪

台数は少ないと思いますが、なんだかワクワクしましたね♪
早速乗船手続きをしに、窓口に向かいます。
乗船申込書に名前や住所、バイクのナンバー、排気量(0.79Lでも、790ccでも可)を
記入して車検証と一緒に、3人分3枚を、フェリーのクーポンも加え窓口に提出します。
(800ccと書いたら790ccと書き直された。)
乗船手続きを済ませ、正式な乗船券を貰いバイク置き場へ戻って乗船時間まで待機です。
バイク置き場でカワサキのZ750Sに乗る若者としばし談話。
帰りは同じ日に大洗行きのフェリーに乗るそうで、
もしかすると会うかもしれませんね!と話しました。(実際会いました♪)

我々が乗り込む「ゆうかり」
9:30 、いよいよ乗船であります!
準備が早い順に乗船開始します。
乗船するタラップ?の脇にバイクを止めてあったのですが、
タラップに向かう前に、まず、乗船券の3分割されている半券回収があります。
(下船時の半券も付いてますので無くさずに!)
ワタシはハーレー乗りの後の5台目位について待っていたのですが、
荷物満載のアメリカンに乗ったおねぃちゃんが
後ろの方からススーっと我々を抜かして前に出ました。
割り込みってヤツですな!
何を急いでいるのか解りませんが、2・3台抜かして半券を係員に渡し、
タラップにいざ進もうとしたおねぃちゃんが、バイクごとゴロン!
バイクが倒れる瞬間にバイクから飛び離れ、見事な受身でしたね!
急に曲がろうとしてエンストしたのかなぁ?
いきなりミラーとかウィンカーを割ったかもしれませんね?
係員に手伝ってもらい、バイクを起してもらっていました。
チケットを渡すその場所からタラップに登るには、急に旋回しなければなりません。
不安な方は、気にせず大きく回って乗りましょう!
さて、いよいよワタシらの番。
普通に曲がってタラップを目指します。
長ーいタラップは結構な角度が付いております。
タラップは鉄製でして、滑り止めのボコボコもありますが、
濡れておりますのであまり役に立たちません。
今にも滑りそうで結構緊張しますね♪
タラップから車両甲板に入り、係員の誘導を待ちます。
甲板もボコボコと突起物がありますので、気をつけましょう!
バイクの停める間隔は意外に狭く誘導されております。
誘導場所にバイクを入れたところで係員の方が叫びます。
「一速で切ってエンジンを・・・」
「???」( ̄ー ̄)ニヤリッとワタシ。
「あはは! エンジンを止めてハンドルをロックしてください。ギヤは1速でお願いします!」
間違えたようです。
太平洋フェリーですとハンドルは真っ直ぐにしておくのですが、
新日本海フェリーはハンドルロックするんですねぇ。
その後、
「荷物は降ろして壁にある棚に置いてください!」
くぅ、きたよ。新日本海フェリー名物、荷物を降ろせ攻撃!
「トップケースも降ろさないとだめですかね?」とワタシ。
「外れるようなら降ろしてください。」
「はい。」
でもね、荷物を置く棚が狭いんですよ。
シート上のバッグとメットを置いたらいっぱいの感じ。
場所によっては、載せない人もいるんでスペースが開いていますが、
ワタスの隣のハーレー乗りの荷物の量がすごいで、
独り占めは出来ません・・・
しかもね、棚と船の壁との間が30cmくらい離れて隙間があるんですよ。
壁に押し付けたりして置いておけないんです。
棚は網状なだけで、落下防止のガイド等も一切なし。
無理やり置いてみましたが、ワタシの丸いトップケースはカナリ不安定。
周りのバイクを見てみますと、荷物を降ろさない人もチラホラ。
(最近はあまり強制しなくなってきてるんですかね?)
そこでワタスとよっちゃんも、トップケースはバイクに固定して置くことにしました。
船が揺れて、トップケースがバイクに落ちたらたまったもんじゃないですからね!

新日本海フェリーでは、バイクを固定するのにシートの付近に毛布を掛けて
その上にバンドを使って固定するようであります。
さて、タンクバッグと船内用の荷物を持って客室に向かいます。
湿気でジメジメしている長い階段を登り、客室フロアーに到着。
船員に乗船券を見せます。
「一等室のご利用ですね。フロントにて部屋のキーをお引き取りください。」
( ̄ー ̄)ニヤリッ
そうなんです!!!
今回は一等室での船旅であります!!
和洋室4人部屋を、3人での利用!
夏休み前の空いている期間でして、定員に満たなくても貸切料金はサービスなんですねぇ♪
しかも、一等の利用であっても、帰りの太平洋フェリーのB寝台の料金より安いんですよ!!
(帰りの太平洋便は夏休み時期の割高時期でもありますが。)
って感じで喜んでいますが、
長くなってしまいましたので
つづく!
本日のルート。
本日の走行距離 170km。
平均燃費 24.44km/L