カミさん「あのね おばさんが大事な話があるって...」
2ヶ月くらい前。夕食前にいつもと違ったトーンで話を切り出したカミさんが、おばさん(勤める喫茶店のママ)から聞いた話を、目にうっすら涙を浮かべながら話し始めました。内容は今年イッパイで喫茶店『かすみそう』を閉店する事でした。
ベークマンとこの場で長年お付き合いいただいてる方でしたらご存知でしょうが、この喫茶店の従業員として働いてるのがカミさんです。19年間ずっとママさんとの二人三脚で頑張り続けてきましたが...。
店を閉めようとママが決意した理由は経営状況ではなく、気持ちの限界だったそうです。まだ続けたいけどやむを得ず..ではなく、自らの判断で”引き際”を決められたことは、良かったんじゃないかな?と思いました。
ここからは「かすみそう」と”自分”を綴ろうと思います。
自分がこの店に初めて来た時のことは、今でも良く覚えてます(^^) 今勤めてる会社へ入社直後(平成2年春)当時良く遊びまわってた友人が、この店の手伝いをしてると言うので見学(ひやかし)に行ったときでしたσ(^_^;)
やがてママさんの娘さんと友人が付き合うようになり、そのまた知り合いの中にベークマンのカミさんも混じってたりして(;^ω^) この頃は良く4人で「Wデート」なんかもしてました
チョット恥ずかしい思い出話ですけど(^^;)
若かったよなぁ 20代。その頃を思い出せば、その中心に来るのは何はさておき「かすみそう」でした。結婚前のカミさんとデートスポットは、ほぼこの店だったような気がします。そしてママさんとの世間話は、自分にとってかけがえの無い時間でした。。話しの内容を具体的に思い出すことは出来ませんが、今後 一人の大人として生きていくための、人生勉強させてもらったと思ってます。
やがて結婚し、まもなく店員としてカミさんが働き始めた30代。ママさんだけでなく、ママさんの旦那さんとも友達付き合いするようになり、当時はまだやってたゴルフへ良く行ったりしてました(^△^) 家族さながらの付き合いを続けていくうち、一緒に温泉旅行へ行ったり、元旦の初詣⇒初日の出は恒例行事にもなってました(。'-')(。,_,)ウンウン
そして40代となった今現在。もうお店だとかではなく『第二の実家』のような存在になり、時々顔を見せては若かった頃の思い出話に花を咲かせ、互いに生きてきた軌跡を思い...。
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人生の折り返し地点を過ぎて間もない今。これまで歩んできた人生を振り返ってみると
得ることが多かった事に気付きました。物にしろ 人間関係にしろ 気持ちにしろ。。それがこれからは
失う事が多くなっていくんだと感じずにはいられません。
永遠は無い
そんなことは百も承知してたつもりが、今こうして大切な場所・気持ちが無くなろうとしてる現実を目の前に、改めて思い知ることになりました。そのくらい「かすみそう」が閉店してしまうことは、自分にとって辛いことであり、まだ気持ちの整理が付かないでいます...。

1986年(昭和61年)12月21日からキッチリ33年後の2019年(令和元年)12月21日まで、本当にお疲れ様でした。
永遠なんて有り得ない。。そんなことは言われなくたってわかってる!わかってる!!わかってるんだよ....本当に.....
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すいません皆さん。かなり湿っぽくなっちゃいましたね。
最後まで自分の気持ちにお付き合いしていただき、ありがとうございました。
Posted at 2019/12/21 22:21:16 | |
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