GWに限らず連休が終わってしまえば、またいつもと変わらない日々が始まります。そんな繰り返される日々から逃げ出したいと思う事、皆さんもありますよね?
逃げ出したい 受け入れがたい現実から...

ハリネズミの「はりまる」が、楓に続いて旅立ちました。享年5歳1か月
去る5月9日の夕方。全くエサを食べず、ぐったりした様子で..

フラフラと歩いてます。
この写真が生きてる姿を撮った最後の一枚になろうとは。。
早速いつもの病院へTEL。学会で遠方に居た先生が病院へ戻るタイミング(20:00)に緊急入院となりました。はりまるは人間の年齢に換算すれば
90歳...。入院などさせず住み慣れたケージの中で..とも思いましたが。。
入院してから1日、2日と日にちが過ぎていきます。でも先生から連絡な無かったので、回復してくれてるのだと信じてました。
そして入院4日目(5月12日)どんな様子かとお見舞いに行きました。
自分「お見舞いに来ました(^^) どんな様子ですか?」
先生「あっ...今週は夜勤だと伺ってましたので連絡しようか悩んでたのですが、
残念ながら先ほど容体が急変してしてしまって亡くなられたのです。」
自分「あ..あ、はい わかりました。何時頃でした?」
先生「11:55(約30分前)でした。昨日から今日に掛けて回復の兆しが見られ
少しですがエサも食べてたと思います。突然亡くなられたハッキリとした
原因はわかりませんが..お力になれず申し訳ありませんでした。」
入院前から呼吸は苦しそうで、病院でも酸素室から出る事は無かったそうです。なのでもし仮に回復しても、酸素室から出て自宅へ連れ帰ったりしたら、すぐに死んでしまっただろう。。そう自分を納得させて冷静さを保ちつつ、楓の時にお世話になった火葬業者へすぐに連絡しました。
業者「はい
ペットセレモニー思い出いっぱいです」
自分「今日なんですが、ハリネズミの火葬をお願いできますか?」
業者「ハリネズミちゃん...ですか」
TELに出てくれた女性の方は、ハリネズミと聞くなり泣き出してしまって...。せっかくここまで冷静を保ってた自分も泣き崩れてしまい、しばらく動けずに居ました。人目をはばからず泣いた後、17:00~楓を火葬したときと同じお寺で火葬する予約をしました。
火葬前 連れ帰ったはりまるを、住み慣れたケージへ
はり君!
はり君!はり君!はり君! 自分でも驚くような 笑っちゃうような大声で、ずっと”はり君”と名前を呼び続けました。今すぐこの悲しみから逃げ出したい...。でも容赦なく襲い掛かる悲しみの大津波。。
どうしてはり君を奪う? どうしてこんなに悲しい?
なぁ 神様よぉ 居るんなら答えてくねぇか? 夢の中でも構わねぇからさぁ
仕事中、病院から知らせを聞いてたカミさんと合流し

火葬業者を待ちます。
楓が旅立ってから3ヶ月後のことなので、言い方は悪いですが慣れたこと。
業者「電話では申し訳ありませんでした」
泣きながら話す女性従業員。過去にハリネズミを飼ってたことがあり、その子が亡くなってしまった時の事を思い出したそうです。それにしても本気ではりまるの事を思って泣いてくれたこと..本当に嬉しかったです。
火葬が終わり、骨壺には

毎日寝てる時は必ずもぐっていた venex製の布で包みました。
翌日には、はり君と出会ったペットショップへ。
この場所からサンバーにはり君を乗せ、ドキドキしながら運転して帰宅した5年前と同じ道を、今日は骨になってしまったはり君と一緒に走ります。
こんなつもりじゃなかったんだ。
あの時はハリネズミなんて懐かないから、飼ってて死んでもそんなに悲しまないだろうと思っていたのに。まさか
ペットではなく家族になろうとは...。
はり君の事が嫌いだった楓。でも実はそうでもなかったのかな?

自分が逝ってからこんなに早く、はり君を呼んだのだから...。
変り映えしない日常からハリネズミが消えて1ヶ月余り。逃げ出したい...そう思ってた日常が、どれほど幸せで
満たされた日々だったのかを改めて噛みしめてます。そしてこの先、自分が死ぬまでもうしばらくは『娘と息子』が居ない
満たされない日常が続くことになります。そんな日々から逃げることなく人間として恥ずかしくない人生を探しながら走り続け、やがて虹の橋で再会を果たしたとき、お父ちゃんも堂々と生き抜いたぞ!走りぬいたぞ‼と、胸を張りたいと思いました。
驚くほど足が速くて、毎日 回し車が外れてしまうくらいの勢いで走ってたね。

お父ちゃん はり君に追いつけるように頑張るよ。
...でもね はり君。正直言うと、お父ちゃん ちょっと疲れちゃった。
少しの間だけ 休んでて良いかい?
そしたら全力で はり君のこと追い掛けるから...
Posted at 2023/06/17 08:13:14 | |
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