
2:50純米エスクを駆る! 目指すは約4年ぶりの白馬八方尾根スキー場!!
下道を走行し、ルート30、ルート254を飛ばす。 トラック等の物流ルートのために早いトラックの後ろを走っていた。 内山峠付近で完全にアイスバーンになっており、一気にスローダウン。 時速30km程度でしか走れなかった。 5時過ぎくらいに内山峠を降りたが、下道で8時に白馬は間に合わないと思って佐久から高速に乗って長野へ行った。 オリンピック道路を走って白馬八方尾根スキー場の名木山近くの無料駐車場に7:10到着。 なにわ、大阪、京都、湘南ナンバー等の車も止まっていた。 関西圏から来るとは凄いな。
準備万端で8:00から名木山第3トリプルへ乗る。 リーゼンクワットオープン前にこの斜面を1本滑ったが、雪質が良くとても快適に滑れた。 リーゼンクワット乗るともろしばれた。 久々に北海道弁でしばれるくらい寒いと感じた。 体感温度は厳寒期のニセコと同じくらいの-10~15℃くらい。 ノンストップでリーゼン3回滑った。 上部は吹雪いて視界がほとんどないのでショートで遊び、中盤からミドル、ロング系のカービングで行った。 新雪の圧雪でとても滑りやすい状況であったが、風・雪そしてアイスバーンでない圧雪であったのでそれ程スピードに乗れなかった。 表層はいいけど下層が程度が良くないアイスバーンで、全体的に綺麗な圧雪ではなかったので足をとられてコケる人が多かった。 それ程踏まず、ラインと見た目より荒れている斜面状況を見て切り換えタイミングを計る走行に徹した。 3回連続でノンストップで滑ったが、体が全然温まらなかった。
このコースは寒いのでカービング練習に最適な国際第3リフトのパノラマ中心に滑った。 斜度が緩く、今日みたいな最高の雪質だと切っていけるだろう。
2回目になんと上からカービングで滑ってきたスキーヤーに激突されて数m吹っ飛んだ。 俺は左ターン後半で奴は右ターン前半、奴は上手かったらスキーを踏んでたわませて俺を回避できたはずである。 俺は少し脳震盪状態でスキー板が外れて雪面に激突した。 自分は深周りカービングが特徴であるが、それでも一般の人よりは全然スピードが速いのである。 スピードを殺すために深周りしているのだ。 浅周りで相当飛ばすレーサー以外には追いつかれないスピードレベルである。 そのためダメージがでかかった。 今日は新雪でそれ程スピードがでるコンディションでなかったから致命傷には至らなかった。 頭がふらふらしたが、すぐ立ち上がってスキー板を取りに行った。 この辺は習性である。 コケて板なかったらヤバイのですぐスキー探して2次災害を防ぐ努力をするのである。 スキーを履いた。 ぶつけたスキーヤーは学生のようで一応気にしていたようだ。
大丈夫ですかと言ってきたが、俺は叫んだ。 『上から滑ってる奴がよけないでどうする!!! このヘタくそ!!! 』
男にとってヘタくそと言われることは一番不名誉なことだと思う。 そんな下品な言葉が自然とついてでた。 4年ぶりのコケは兎平か黒菱と決めていたのに。 出来ればカッコよく黒菱で前転エアで着地OK! をもくろんでいたのに。 ぶつけられてのクラッシュ程カッコ悪いものはない。
因縁つけて慰謝料をと少し考えたけど、若いスキー練習に来た学生だったので大丈夫だからと告げて終えた。 俺も若かった時はぶつかったことも...ってほとんどない。 ラインとスピード等を考えて滑るスキーに障害物にぶつかるような滑りをしていてはダメなのである。 アルペン競技のポールでないのだから、絶対に人にぶつかってはいけない。 技術力つけるためにフルアタックの練習するなら、早朝ハイクして誰もいない斜面で滑ろこのヤロー!!
なぜか少し体が温まったが、完全ではないのでパノラマで滑っていた。 新雪で筋力を使う必要がなく全く疲れなかったし、リフトから丸見えのエリアなんでちょっとスクールでは教えないテクニックをちょっぴり出したりしていた。 ある程度の降雪でがまんしていたが、少し視界が良くなったので11時ちょと前に万全を気して兎平、黒菱へ向かった。 そう、ここで足慣らししていただけである。 白馬八方尾根スキー場と言えば兎平、黒菱が名物で一番美味しい所なのである♪
リフトから見ると兎平をまともに滑れているスキーヤーはいなかった。 結構積もったようだ。 黒菱の方が雪がついていたので滑ることにした。
ふっ、深い!! パウダーでもこれだけ積もっていると重く、ターンの切り返しが難しかったが、北海道仕込みなんでミドルで切り返して下までノンストップでおりた。 2回滑ったがトライアンSで上手く滑れた。 幅広のファットスキー以外でまともに滑れているひとはいなかった。 2回目で息が切れた。 黒菱制覇だな。 そして兎平へ行った。 それ程八方滑ってないが、個人的には兎平の方が難しいと思う。 そして得意のショートで行ってやると思ったが、すぐにコケた。 難しいぜ。 いつも出鼻くじかれるんだよな、ここ。 2回目は慎重に行ったが、中盤でつまずいた。 頭きた。 3、4回目は相当本気でミドルベースで切り換えが難しそうなら、無理にいかないでワンテンポ我慢した滑りに切り換えて上手く滑れた。 勝率5割はやだったんで5回ノンストップで通した。 一度歓声が聞けたんで良かった。 ここは上手いスキーヤーには歓声を送ってくれるから気持ちがいいんだよね。 なんとか雪が崩れてもうコケることはないだろうくらいになった。 新雪で黒菱、兎平7本ノンストップで走ったらもうエネルギーはなかった。
12時だったんで飯食って久々に40分休んだ。 昼食20分以外ほとんど休まないスタイルでいたけどさすがに無理であった。
昼食後、パノラマで慣らし、白樺ゲレンデを滑った。 晴天になってきて雪面も締まってカービングはやりやすかった。 ワックスが残っていればもう少し楽しめたと思う。 そしてゴンドラ乗ってすぐに黒菱を十数回滑った。 ノンストップで最近力を入れている脱力スキーでいい感じで何本か滑れた。 しかし、疲れて体力がなくなり、脱力感で一杯になるとこの脱力スキーでも不安になってくるのだ。 14時半過ぎからきつかった。 肝心なところで踏ん張れずコケた。 雪が重くなってきているし、自分のすべりはSLスキーのエッジを使ったスキー操作なんで、だんだん露出したアイスバーンではエッジをちゃんと効かせられるスペースが必要であり、この黒菱のような縦目で不揃いのコブには対応が難しいのである。 だから好きでここばかりアタックするのだが、体全身を使った脱力スキーでも吸収できなくなっていた。 昼過ぎまでは減速に使っていた雪だまりもそれ程重くなく、衝撃を吸収していたがもうこのテクニックは使えなくなっていた。 3回くらいコケて諦めた。 15時くらいだろうか、今度は兎平を滑った。 こちらの方が難易度が下がっていたのでノンストップはあきらめて2、3回止まってでもいいから滑ることにした。 1人サロモン720使いのモーグラーがとても上手くて歓声が凄かった。 自分も刺激を受けて頑張って滑ったが、疲労感丸見えの滑りであった。 5本くらい滑って4本コケなかったけど、アグレッシブな滑りにはならなかった。 午前中滑ってなければノンストップである程度のスピードで滑れたと思う斜面なんでとても悔しい。 でも兎平っていつもそうなんだよね。 夕刻でもびしっと滑れるスキーヤーが本当に上手い奴なんだと思う。
今日は条件が悪かったけれども兎平、黒菱あたりをノンストップ、ハイスピードで15本くらい滑れる筋力体力にしないとな。
15:40切り上げることにした。 久々に6時間びっちり滑った。
久々に聖地白馬八方尾根スキー場に遊びにくることができてとても楽しかった。
宿泊予定だったんで久々に体力のすべてを使うまで滑った。
民宿あずまに泊まったが、なんと貸切であった。
八方温泉につかり、美味しい料理を頂けて何よりであった。
Posted at 2009/02/20 18:39:20 | |
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